第16回 神奈川キャンピングカーフェアへ行ってきました【その19】
今回は2016年9月24日(土曜日)に神奈川の川崎競馬場で開催された『第16回 神奈川キャンピングカーフェア』を見に行った時の様子をご紹介。
最近各地のキャンピングカーショーで見掛けることの多いミニバンをベース車両に使ったバンコン。トヨタのノアやアルファード、ホンダのステップワゴンなどのベース車両が多い中、三菱デリカD5ベースのバンコンは珍しい存在。
三菱デリカをベース車両とした『オーロラスタークルーズ D5クルーズ』というバンコンで、価格は378万円(税別)からという価格設定。
内装レイアウトは、セカンドシートの後方にキャンパーキットを組み合わせた簡易的なバンコン。ただ、車内で寝るだけに特化するのであれば、キャンパーキットは必要ないかもしれません。
後部天井付近に大きな開口部の姿が見え、これはオプション扱いのポップアップルーフ部分に上るための開口部。大人では結構ギリギリのサイズですが、子供であれば問題なく通り抜けられる大きさ。
洞窟探検のような感じで、子供は喜びそう。
コレがポップアップルーフを展開している様子。まるで純正品のような美しい仕上がりで、閉じているとおそらくその存在は殆ど分からないはず。普段は普通のミニバンとして使用でき、車中泊をする時はこのようなスタイルで4名が就寝可能。
バックドアから車内を見た様子。やはり簡易キャンパーキットは中途半端なため、車内の荷物スペースを勘案すれば必要無い感じ。サブバッテリーシステムも不要で、車内で1~2泊する程度であればLEDランタンの照明でも十分かと・・・。
ポップアップルーフへの開口部を別の角度から見るとこんな感じ。やはりそれ程大きなものではありません。
378万円(税別)からという価格設定ですが、この展示車両は570万円(税別)という600万円に迫る価格。600万円出せば200系ハイエースのスーパーロングワイドボディー仕様の高級バンコンが購入できる価格だけに少し躊躇してしまいそう。
それでも、2,200ccのディーゼルエンジンでパートタイム4WD、最高出力148馬力、車両サイズが全長4,730mm×全幅1,795mm×全高1,990mmというコンパクトな大きさ、というところは非常に魅力的。
何がそんなに価格を押し上げているのかと言えば・・・、ポップアップルーフがオプション扱いで88万円(税別)と、ポップアップルーフだけで100万円近いオプション価格になっている模様。
標準仕様車にポップアップルーフだけを装備すれば450万円程。それ位であればベース車両のグレードや標準装備品から言えば妥当な価格かもしれません。
このスタイリングとディーゼルエンジンの力強さ、ある程度使える4WDが必要な方にとっては魅力的なバンコンだと思いますね。
お昼近くになり、『第16回 神奈川キャンピングカーフェア』会場内も人の数が多くなってきました。もう少し会場内を見て回ろうと思います。