AtoZのコーナー(ビーカムというキャンピングカー専用シャーシを採用)
こちらは、キャンピングカー業界では老舗にあたるAtoZのブース。
空をイメージした青い看板が特徴のキャンピングカービルダー。その看板の横を犬がお散歩中。よく見てみると、先ほどカトーモーターのブースでお父さんに抱っこされていた犬に似ているような・・・。同じような回り方でキャンピングカーショーを楽しんでいるようです。
さて、このAtoZ、私がキャンピングカーを買おうと考えていた2000年頃、展示場に何回か足を運び、実際に車両の見積もりもとった記憶があります。その当時は予算もあまりなく、キャブコンが欲しいと思っていたのですが、なかなか希望通りにいかないような状態でした。
そんな時に提案されたのが、中古のベース車両を使い、シェル部分だけを新品架装するという方法。それであれば、ベース車両分のコストを抑えることができ、トータルの金額が下がるというもの。結局はその方法では購入しませんでしたが、いろいろと親身になって相談に乗ってくれたという印象があります。
あれから14年、AtoZのキャンピングカーもかなりの進歩を遂げ、「クーラーがバッテリーだけで9時間動きます。ソーラーと合わせると25時間連続で動きます。」とあるように、室内空間の快適化も最新のトレンドを取り入れている様子。
i-coolという冷房専用ユニットからは、冷たい風が勢いよく出ていました。
その分、当時に比べれば車両本体価格は100~150万円程上がっていますが、これはどのキャンピングカービルダーも同じような傾向のため、ここAtoZだけが特別ではありません。
しかしその分内装は豪華というか、価格に見合ったものに進化していて、これだけカッチリとした家具をこれだけ配しているのだから、仕方ないといえば仕方のないこと。
特に、ベース車両にいすゞのエルフを使っている(ビーカムというキャンピングカー専用シャーシ)にも関わらず、この価格というのは、かなりコスト的にも頑張っているのではないかと思う。
一時はアフターサービスが悪いとか、いろいろと言われていたようですが、現在はどうなのでしょうか?そんなことを思いながら見ていると、富士山の裾野でAtoZのキャンピングカーオーナーが集合してキャンプ大会を開いている様子の写真が展示してありました。こんな風にユーザーが着実に増えているところを見ると、車両やアフターに関しては特に問題はないのかもしれません。
まぁ、キャンピングカー業界自体がまだまだ発展途上にある業界のため、アフターサービスやキャンピングカーの車両自体のクオリティーにいろいろと問題のあるビルダーもある中、長きに渡って営業を続けているAtoZは、ビルダーとしては良いビルダーなのかもしれません。