ケイワークスのコーナー(新型ポップアップルーフ搭載のハイエースのバンコンを展示中)
こちらは、ケイワークスのブースで、オーロラスタークルーズというハイエースのポップアップバンコンを展示中。
ハイエースのバンコンにポップアップルーフを取り付けるという手法は以前からあったのですが、やはりポップアップルーフを装備しているバンコンの車内は開放感が明らかに違い、広々とした印象を受けます。ハイエースの中で大人が立つことができるのは、これ以外であればスーパーハイルーフ以外に選択肢がないため、リーズナブルにハイエースでの車内空間を確保したければ、この方式がオススメ。
さらにこのポップアップルーフ『雨にも負けず、寒さにも負けず!!』というように、超撥水素材と防寒素材のコラボレーションによって、今まで雨では使えなかったポップアップルーフの大革命。とあり、只今開発中で、先行受注をスタートしているようです。
展示車の価格は425万円からということですが、ポップアップルーフはオプション扱いで、90万円ということですから、やはりオプションとして装備すれば500万円を超えてくる価格となります。こうなれば、キャブコンも視野に入ってくるため、ますます迷うのではないかと思います。
ポップアップルーフの悩みのひとつに、雨の日や寒い日に使うのはちょっと厳しいということがありましたが、新型ポップアップルーフでは、そのような心配がいらないということで、これは期待ができるのはないでしょうか。高速道路のパーキングエリアなどでポップアップルーフを上げて車中泊をしているバンコンを時々見掛けますが、時候のいい時や、雨以外の日に限られる感じでしたから・・・。
ただ、ポップアップルーフを上げていると駐車場の中ではかなり目立つ存在で、どこに駐車していてもすぐに分かるというメリットはあります。
車内のトーンはかなり渋い感じで、落ち着いた配色の高耐久メラミン材家具を使用し、セカンド・サードシートにREVOシートを採用。2段ベッドも装備しており、乗車定員は8名とのこと。
最後部部分は最近のハイエースのバンコンでよく採用されている床下収納庫を装備し、この部分だけでもかなりの収納力があります。さらに、この上に立てばポップアップルーフを展開しなくても頭が天井につくことがなく、着替えなどをする際には重宝するはず。
さらには、ケイ・ワークスオリジナルフレキシブルソーラーパネルも展示中で、出力は140W/8Aということです。やはりキャンピングカーと太陽光発電の相性はいいらしく、ケイワークスもその開発に力を入れているようです。
さらに、その手前にはハイエースの板バネも展示してあり、詳しい説明はありませんが、ハイエースのバンコンの足回りを強化するためのパーツのようです。
また、最近キャンピングカー業界でも流行のリチウム電池を用いた電源・走行充電システムも展示してあり、これは、リチウムイオン電池と大容量インバーターの組み合わせで家庭用エアコンを『静かに』動かすというもの。
車載用の発電機を使い、キャンピングカー内で家庭用のエアコンを駆動させるというのが2~3年前の流行だったと思うのですが、あっという間にリチウム電池+インバーター+ソーラーパネルというような図式に変わりつつあるようです。
まだまだシステム全体の価格は高額ですが、これから技術革新が進めば、価格も下がり、私の2001年式のジルにこれらの装備品を取り付けることができる日が来るかもしれません。