バーストナージャパン/ロードトレックジャパン/タバートジャパンの合同展示ブースの様子

こちらは、バーストナージャパン/ロードトレックジャパン/タバートジャパンの合同展示コーナー。

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バーストナージャパンと言えば、私がジルを購入した2001年頃からフィアットをベースとしたキャンピングカーを輸入し、販売を伸ばしてきた会社。その当時からキャンピングカーの内装はヨーロッパ車らしくモダンかつエレガントで、国産キャブコンの内装家具がおもちゃのように思えたもの。

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あれから13年、その雰囲気は少しも変わることなく、上品な室内空間はまだまだ国産キャブコンには真似のできないところ。確かに13年の月日は国産キャブコンの室内空間の雰囲気を向上させてきましたが、やはりヨーロッパ車の雰囲気を超えるキャンピングカーは未だに現れていないというのが現状。

一部、トイファクトリーのバンコンなどに雰囲気が似ているものが見受けられますが、それでも超えているかと言えばまだまだといったところ。

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車両全体の流れるようなルーフデザインや、ベンチレーションのデザインなど、外装においてもまだまだ国産キャブコンは遠く及ばない感じがします。

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ベース車両であるフィアットのボンネットが開けられ、エンジンルームが見られるようになっていましたが、思ったほど詰まっている感じはせず、むしろスカスカといった印象。

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銘板(めいばん)パネルに、MADE IN ITALYと、はっきりと刻まれています。昔のフィアット車と言えば、走行中に突然インパネの全警告ランプが点灯したり、雨の中を走行中にヘッドライトが突然消えるなど、何かと電装系のトラブルが多い印象でしたが、現在はそのようなことは少なくなっているようです。

確かに13年も経てばそれなりに日本国内向けとしての対策もしてくるでしょうし、自動車業界全体の信頼性も向上しているでしょうから、イタリア車というだけで敬遠する時代は終わったと思います。

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エンジンはディーゼルエンジンの復権がめざましいヨーロッパ車だけあり、3,000cc、157馬力のディーゼルエンジンを搭載。全長5,990mmX全幅2,300mmX全高2750mmと、マイクロバスの標準ボディーの幅を一回り大きくしたようなサイズ。

この全幅2,300というのが日本国内でギリギリ取り回しに苦労しないサイズだと思われ、アメ車のキャンピングカーの中には、2,388と、このサイズを超えたものもあるので驚き。

空調については、ガス式のFFヒーターはあるのですが、シングルエアコンもしくはルーフエアコンがオプション扱いと、完全に日本の夏を意識している様子はありません。ヨーロッパでも夏は暑いだろうと思うのですが、日本の夏のようなムシムシとした暑さではないため、夏の暑さ対策はそれ程重要ではないのかもしれません。

この辺りの考え方は、家庭用エアコンを標準装備している国産キャブコンが、やはり圧倒的に有利なところ。デザインでは負けていますが、快適性の装備については国産キャブコンはヨーロッパのキャンピングカーに負けてはいません。

ガス式のFFヒーターをバーストナーが採用しているところ、国産キャブコンの多くはガソリン、もしくは軽油を燃料とするべバストのFFヒーターを採用しています。温水装置もLPガス式を採用しており、キャンピングカーのLPガスが充填拒否に遭うことが多い昨今、この部分については不利な要素が否めません。

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ただ、そうした多少の不便さを感じても、それを上回る魅力があるのもこのバーストナーやロードトレックといった輸入キャンピングカー。その魅力を十分に知っているベテランキャンパーに選ばれているのも納得できるところです。ヨーロッパ製のキャンピングカーの室外・内デザインが、今後どこまで進化するのか、興味は尽きませんね。

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