ボナンザのコーナー(メルボーン29D/1,480万円のフルコンキャンピングカー)

ボナンザのブースには、巨大トラベルトレーラーの他に、さらに巨大なフルコンを展示中。

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そのサイズたるや、全長9,700mmX全幅2,490mmX全高3,200mmというサイズで、10メートルに迫る長さのボディ。ベース車両の排気量は、6,800ccで、最大出力は305馬力というモンスターぶり。多分燃費は2~3kmと思われますが、そんな燃費のことを考えているような一般庶民には到底手が届かない1,480万円のキャンピングカー。

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でも、この東京キャンピングカーショーでは、そんなハナから買える訳ない一般庶民でも、アンケートに答える必要はありますが、中を見せてくれるところが有難いところ。で、私も順番待ちをして話のネタにと中をじっくり見学させて頂きました。エントランスを入ってすぐに右側に見えるのが、運転席と助手席を回転させてリビング用に使えるようにした様子。

この手法は国産キャブコンやバンコンの一部に使われている手法で、狭い車内を有効に使おうという苦肉の策だとばかり思っていた私には意外でした。「そんなことしなくても十分室内が広いのだから、いいんじゃないの?」と思ってしまいますが、このメルボーン29Dは、バンクベッドを持たないタイプのキャンピングカーのため、後部に就寝スペースを大きく取らざるを得ず、ダイネット部分を有効活用するために、このような手法が取られているのではないかと推測されます。

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しかし、そんなことをしなくても、十分に広いのですが・・・。そのリビング部分も、トリプルスライドアウト(部屋の壁部分が外に張り出す機構)の恩恵か、とても広く感じます。国産の5X2キャブコンにありがちな、ダイネットで対面して座るとお互いの足がテーブル下でぶつかってしまう、というような心配はありません。

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上の写真は、運転席側から後部を見た様子で、左の奥へ続く廊下があり、トイレの扉を開けているので見えませんが、その奥にベッドルームがあります。国産のバスコンなどでもよく使われている2ルーム仕様ですが、基本的な広さが違うため、本当の意味での2部屋という感じです。

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シャワールームの隣には大型の冷蔵庫があり、その向かい側にトイレルームがあり、シャワールームとトイレが完全に独立した構造になっています。国産5X2キャブコンにあるような、トイレとシャワールームが一体になっていて、シャワーを浴びるとトイレのフタがびしょ濡れ、という事態にはなりません。

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さらに特筆すべきは、便器のフタにさりげなく書かれている『ウォシュレット取り付け可能です!(オプション)』もので、キャンピングカーのトイレで唯一不満であった『ウォシュレットが無い』ということも解消されます。今や日本人の中で知らない人はいないと思われるウォシュレット、この装置は人類のトイレの歴史にとっても革命的な機構だと私個人は思っており、旅先でもウォシュレットのないホテルには泊まりたくないと思う程。

これがキャンピングカーの中で使えるのは、この上ない幸せだと思えるのです。しかもこのメルボーン29Dのトイレは広く、先日会社の同僚と行った居酒屋のトイレより広い感じがして、ここがキャンピングカーの中だということを忘れてしまいそう。

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キッチンスペースはそれ程大きくありませんが、旅先でちょっとした料理をするのには支障のない大きさ。

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運転席部分に戻ってみましたが、インパネ周りはいかにも『アメリカの車』という感じで、この辺りのデザインはヨーロッパや日本の車に比べて繊細さに欠けますが、これはこれでいいのでしょう。

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アメリカなどの道幅の広い国では取り回しに苦労することはないと思われますが、日本国内ではコンビニの駐車場に気軽に停めるという訳にはいかないかもしれません。しかし、最近のコンビニは駐車場が年々巨大化する傾向にあり、大型車専用スペースを設けているコンビにも多くあるため、その大型車スペースに駐車すれば問題はないと思います。

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しかし、そんな心配をしなくても、ハナから『買えませんから~・・・残念(古い?)』という訳で、とっても良い目の保養になりました。まぁ、ひとつの憧れの形でもありますね、このような超高級キャンピングカーは・・・。

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