日産ピーズクラフトのコーナー(新型NV350キャラバンベース/ジェニュインを展示中)東京キャンピングカーショー2014

こちらは、株式会社日産ピーズクラフトのブースで、名前から分かる通り日産系列のキャンピングカービルダー。1994年に日産プリンス東京販売直営のRVプロショップとして設立され、日産車ベースのキャンピングカー専門ショップとして営業をしてきているようで、こちらも偶然か、エアストリームジャパンと同じく会社設立20周年ということ。ただ、こちらは20周年記念ということを大々的に宣伝する様子もなく、HP上でもほとんど触れていません。

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どこの会社でも記念周年は大騒ぎするのではないということか・・・。しかし、キャンピングカーで日産車と言えば、バンコンで言うならこのキャラバン(最近新型NV350キャラバンとしてフルモデルチェンジ)と、昔ロータスEXEというキャブコンタイプのキャンピングカーに使われていたアトラスというトラック位しか記憶にないもの。特にバンコン市場では長年に渡り王者トヨタのハイエースに市場を席捲され、キャラバンベースのバンコンキャンピングカーは鳴かず飛ばずの状態でした。

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ここ東京キャンピングカーショー会場でも、新型NV350キャラバンベースのバンコンキャンピングカーはあまり展示されておらず、そう言った意味でもこの日産ピーズクラフトには頑張って欲しいところ。当然会場にはNV350の新型キャラバンベースのバンコンキャンピングカーを持ち込んできています。このNV350キャラバンの特徴は、何と言っても押し出しの強いこのフロントマスク。

ちょいワルおやじにはこのフロントマスクの方がハイエースのフロントマスクよりお気に入りのようで、街中でもちょいワル仕様の新型キャラバンを時々見掛けるようになりました。で、ちょいワルはいいけれど、キャンピングカーとしての中身はどうなのか、気になるところです。

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まず、サイドのスライドドアから中を見てみると、セカンドシートを対座させて、後部部分のダイネットを形成する仕様のようで、最後部には片側だけ着座できるベンチシートを採用。これで乗車定員7名に就寝定員大人2名+子供2名という構成。

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真後ろから見るとよく分かりますが、完全に個室になるスペースを確保し、マットを放り込んでいますが、そこにポータブルトイレを置き、トイレを実際に使うことができる空間に仕上げています。

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トイレスペースをとることによって車内の空間が狭くなることは否めませんが、キャンピングカーとしてトイレルームを設けることの意義は大きく、特に子供が小さい頃はトイレがあれば本当に重宝するもの。メーカー系列のキャンピングカービルダーと言えども、その辺りはよく理解しているようで、なかなか価値のあるバンコンだと思います。

クラフトキャンパー ジェニュインという名前で、日産NV350キャラバン キャンパー特装 ワイド スーパーロング ハイルーフを使い、全長5,230mmX全幅1,880mmX全高2,280mmというサイズ。中でも特筆すべきは2,500cc/最高出力129馬力のディーゼルエンジンを採用し、これに5ATのパートタイム4WDという駆動系を組み合わせたハイエースキラーのバンコン。

200系ハイエースは現在販売されている車両は、フルタイム4WDしかなく、ディーゼルエンジンも選べません。最近のガソリン価格の高騰を受け(今は昔のガソリン価格が軽油価格ですが・・・)長距離を走ることの多いキャンピングカーであれば、ディーゼルエンジンは有難いところ。ディーゼルエンジンを選択すれば、ベース車両の価格は上がってしまいますが、ディーゼルエンジンフリークの私としては、ディーゼルエンジンとパートタイム4WDという組み合わせは、たまらなく魅力的。

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このジェニュインの標準装備品は、サイド&リーフ(断熱材入り)フルトリム、FRP製窓枠用フィニッシャー、遮光カーテン(センター仕切+サイド+リア)、電動式給水ポンプ、給水&排水ポリタンク(各10リットル)、ステンレスシンク&フォーセット(給水栓)、カセットコンロ、走行充電式サブバッテリー(105A)、外部電源ソケット&コード、室内AC100Vコンセント×2、室内DC12Vソケット×2、6連集中スイッチ、サブバッテリー残量計、LEDルームランプ+LEDダウンライト、上蓋式冷蔵庫、となっており、バンコンに通常装備されているものは一通り付いている模様。

標準仕様で495万円というのは、まあまあの価格だと思うのですが、家具の質感やファブリックの質感というか使い方は、まだまだバンコン界の2大勢力である、『ビークル』と『トイファクトリー』のクオリティーやセンスにはまだまだ及んでいないというのが正直なところ。

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日産という巨大企業がバックにある会社なので、ここはもっと大胆にいろいろなことにチャレンジして、私達を「アッ」と驚くようなキャンピングカーを造って欲しいものです。逆に大企業のバックがあるだけに、自由奔放な考え方が抑え込まれているようであれば、それは残念なこと。

特に、ベース車両が新型キャラバンNV350になってからは、ディーゼルエンジンやパートタイム4WD、5ATなど、ハイエースを凌駕する性能を手に入れたはずなので、もっと頑張って欲しいものです。うかうかしていると、200系ハイエースが300系ハイエースになってしまい、またまた惨敗を喫するようなことにもなりかねません。

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