キャンピングカーのテーブルを大胆に改造してみました

キャンピングカーのテーブルを大胆に改造してみました

バンテック社のジルというキャンピングカーに乗り始めて14年という月日が経過していますが、いまだにほとんど使用していない装備品があります。

キャンピングカー テーブル

それがこのテーブル。

一見セカンド・サードシートに座っている人がきちんと使えるだけの大きさがあり、使いやすそうに見えるのですが、100cm×60cmというかなり大きなサイズで正直キャンピングカーの中ではその大きさゆえに持て余し気味。

テーブルを設置している時に、窓側の座席に座ろうとすればテーブルと座面が近いため、「ヨイショ、ヨイショ」という感じで窓際に移動しなければなりません。

真冬にジェットスキーを乗りに行って仲間とキャンピングカー内で寒さを避けながら談笑する際にも、テーブルをフルに展開していると足元が狭く、それ程テーブルの上に料理を並べて食べる訳でもないため、ほとんど活用していませんでした。

キャンピングカー テーブル

先日使用した時はこんな感じで片側にテーブルを寄せて使っていました。ただ、この状態ではテーブルの足が使えず、壁側の固定も片方しかできなかったため、テーブルが不安定な状態でした。

さらにこの状態では片側にしか人が座れないため、ジェットスキー大好きオヤジが3人集まればやや窮屈なため、どうしようかと悩んでいました。

そこで「こんなに大きなテーブルでなくてもいいのでは?」と最近は思うようになり、「小さなテーブルでも新たに造ろうかな」とも思っていました。

しかし小さなテーブルを造ってしまえばこの大きなテーブルを使う機会がますますなくなり、14年間も使用しなかったのだからこの先もおそらく使うことはないと思う次第。

キャンピングカー テーブル

で、どうしようかと悩んだ挙句、この大きなテーブルを潔く切って短くすることを決断。そうと決まれば早速切る場所をマジックでマーキングし、切る準備を始めます。

切る前は「短くしてしまった後にやっぱり大きなテーブルが良かったとなったらどうしよう」などと思いましたが、その時は残った部分を『蝶番(ちょうつがい)』などで繋いで「今度は折り畳み式テーブルとして使えばいいじゃん」と自分に言い聞かせて作業にかかることに。

キャンピングカー テーブル

のこぎりを入れて切っていく訳ですが、今回はその辺りにある木材をスペーサー代わりにして使うのとは訳が違い、きちんと真っ直ぐに切らないと見栄えも使い勝手も悪い作品になってしまうので、最初が肝心。

キャンピングカー テーブル

ちなみに短くする前のテーブルの総重量は7.8kgと結構な重量で、持つと分かりますが『ズッシリ』と重いテーブルです。この重さも気軽に使う気になれない理由のひとつでもありました。

キャンピングカー テーブル

ギコギコとノコギリでテーブルを切っていきます。もうここまで来れば後戻りはできません。「きっと使い勝手が良くなるはずだ」と自分に言い聞かせながら、慎重に切り進めていきます。

ほぼ99%を切り終えるまでに休憩をしながら30分程掛かりました。途中ジェットスキー仲間が持っている丸ノコで切ってしまえば1分も掛からなかったと少し思いながら切り進めていきました。

キャンピングカー テーブル

ところが、あと1センチというところでノコギリの刃が止まってしまいます。「ん、何だか特別硬いな、何だ?」と思ってよく見てみると、何と鉄のくさびのような物が入っているのが分かります。

キャンピングカー テーブル

「え~、何でこんなところに~」と思ってしまいますが、このまま木材用のノコギリでこのくさびに挑んでも刃がこぼれるだけ。急遽家の中を探し回って『金ノコ』を見つけて使う羽目に・・・。

「バンテックってあなどれないよなぁ~」と思いながら、金ノコで鉄のくさびを切断し、ようやくテーブルが2つに分かれました。

キャンピングカー テーブル

写真では分かりづらいですが、黄色い矢印の指す部分に小さな鉄製のくさびが打ち込まれていて、おそらくテーブルの板を結合する際に使っていた金具だと思われます。

キャンピングカー テーブル

芯材には発泡スチロールが使用されているようで、発泡スチロールが崩れてこないように、軽くシリコンを表面に塗って保護しておきました。

キャンピングカー テーブル

とりあえずここまで来れば後はテーブルをキャンピングカー内に固定する器具類を取り付けるだけ。

キャンピングカー テーブル

ササッと取り外して、新たに今回使用する短いテーブルに取り付けていきます。

キャンピングカー テーブル

位置合わせなども結構適当で、「ん~、この辺かな?」と思う辺りにバシバシ取り付けていきます。

こんな感じで金具類の取り付けは完了し、後はキャンピングカー内に持ち込んで取り付けるだけです。ちなみに完成時の重量を量り忘れてしまいましたが、3分の1程の長さになったため、おそらく3kg弱の重量になったと思います。

実際に持ってみてもその軽さは歴然で、これなら気軽に持ち出して使おうという気にもなります。

キャンピングカー テーブル

Bifoa

キャンピングカー テーブル

After

で、早速キャンピングカー内に取り付けてみました。テーブルの出幅は30cmにしてあるため、テーブルがあまり主張し過ぎず、かなりいい感じです。

座席の間も広々とする上、ちょっとしたコーヒーやカップラーメン、パンなどの食品も十分に置けそうなスペースがあります。

何よりテーブルの長さが短くなったため、テーブルの安定感が抜群で、以前であれば何となくぐらつくような感じがありましたが、この大きさになったらそのような感じは皆無で、これなら走行中もテーブルをこのまま展開していても問題はありません。

14年目という遅きに失したという感じではありますが、キャンピングカージルがまたひとつ使いやすくなりました。

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