アメリカのキャンピングカーレンタル会社が日本上陸というニュースに思うこと

キャンピングカー専門レンタル会社の「エルモンテRV」社が日本に現地法人を置いたという情報を見て、「すわ、キャンピングカーレンタル業界にも黒船来襲か!?」と思いきや、どうやらアメリカでのレンタルを日本で請け負う窓口のようです。

その日本法人のwebページは、なかなかよくできています。まず、外国の会社が作ったwebページにままある「おかしな日本語」がないので、きちんと日本語が通じるという安心感があります。

「よくできている」というのは、企業サイトにありがちな、見た目のデザインはかっこいいけれど、肝腎の情報にはアクセスしにくいというあの手のタイプではなく、むしろ一昔前のwebページのようなシンプルな作りで、必要な情報にアクセスしやすいという意味です。

借りられるキャンピングカーのタイプは8種類と過不足ない感じで、料金もレンタルのシステムもわかりやすい。日本人向けの現地サービスのアピールもあって誠実さがうかがわれ、そして実際の利用者による体験談も掲載されているので、「ちょっと借りて旅してみようか」という気になりやすいです。

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なんというか、日本の企業やネットショップも見習えといいたくなるような作りです。

しかし私は思います。ちょっと危ないんじゃないかと。

現地に行ってバリバリ英語でもレンタル契約できるけど、でも日本で契約できたほうが手軽だから日本でやる。という人がレンタルするなら問題ありません。

しかし、英語できないから日本語で契約できてよかった。程度の人間が契約してしまうのが危ない。

キャンピングカーの旅。しかもアメリカの旅となれば、現地では様々な苦労やトラブルがあるでしょう。日本語で申し込めるからとお手軽に利用するような人間が、実際の旅で起きた問題を自分で解決できるとは思えませんね。そういう人間に限って文句も多いものです。

だから、日本に窓口を開いて顧客を募るなら、キャンピングカーレンタルだけではなくもう一つ、日本語ができるガイドと運転手付きの「キャンピングカーツアー」を用意しておいたほうがいいでしょう。

日本人の大部分は上っ面だけ体験できれば満足しますから、それで十分です。それでは満足できないというチャレンジ精神がある人にだけ貸せばよろしいと思うのですが、いかがでしょうか。

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