キャンピングカー選びのきっかけは?という記事について思うこと・・・
約200人のキャンピングカーユーザーに対して、一般社団法人の日本RV協会が、購入動機などに関するアンケートを行いました。
同協会が運営しているホームページでも定期的にユーザー調査を実施してきましたが、今回は、現在所有している車両あるいは購入を検討中の車両に対して、なぜその車種に強い興味を持つようになったのかにポイントを置いて調べました。
経済的理由や車庫事情など動機はさまざまですが、概ね軽キャンピングカーはコストパフォーマンスの良さ、日常生活で使い勝手の良いバンコンの機能性、キャブコンでは室内の広さに関心が集まっているようです。
■軽キャンパーは経済性、キャブコンはスペース
軽キャンピングカーは経済性や取り回しの良さで圧倒的な支持を得ています。軽自動車であることのメリットが、調査結果にも端的に表れました。
「購入金額がリーズナブルで、維持費も安い」という回答が半数近い46.2%を獲得しています。次いで「車両サイズが運転しやすく、車庫事情にも合っている」が24.0%となりました。
バンコンはどのような点に関心を持たれているのでしょうか。
キャブコンと並び日本では最も人気のあるタイプです。トップは、スタイルが「目立たず通勤や買い物等日常生活にも利用できる」との回答で35.9%でした。「車両サイズが運転しやすいと判断」(20.5%)、「キャブコンより走行性能がよいと判断」(17.4%)などの理由がそれに続きます。スタイルや運転のしやすさは、トラックではなくバンをベースにしていることの反映と考えられるでしょう。
キャブコンでは、「室内の広さ・収納スペースの多さ」がダントツの52.7%で半数を超えました。「装備類の充実」「断熱性の高さ」など、いずれもキャブコンならではの利点を評価する回答が2番手以降に続きました。しかし、キャブコン最大の魅力は何といっても“スペース的な余裕”と考える人が圧倒的多数であることが、回答からも明らかになっています。
キャンピングトレーラーでは、まさに最大のセールスポイントが調査でも評価されています。「宿泊先にトレーラーを置けば、ヘッド(牽引車)だけで自由に遊べる」が34.2%というものです。並んで関心を持たれているのが「自走タイプに比べ購入資金が安い」32.9%、次いで「現在所有している車を活用できる」が21.9%でした。
■国産車にはない高級感とデザインセンス
次に、輸入キャンピングカーに対する調査結果です。比較的高額な商品と考えられる輸入車に関心を持つ人の48.1%は、「国産車にはない、高級感、デザイン、センスに憧れる」との回答でした。「国産にはない充実した装備品、機能と操作性」も25.5%で、いずれの回答からも国産車には満足できないユーザーの姿が見えてきます。
キャンピングカーにはバンコンやキャブコンなど、いくつかのタイプがあります。それとは別に法律上、2種類の区分が存在します。一つは法定の構造要件を備えた特種用途自動車であり、8ナンバー登録されたキャンピングカーです。
もう一つは構造要件の一部を省略して簡易的に車中泊のできる車両、あるいは構造要件を備えていたとしても8ナンバーで登録されていないキャンピングカーです。最近ではベッド以外の装備を簡略化したキャンピングカーが増加していますが、そのような車種に興味を抱く人の42.0%は、「普通の乗用車として車中泊以外にも使用できるから」という点を最も評価しています。
「価格が手ごろだから」(22.7%)、「外見がキャンピングカー的でないから目立たない」(18.2%)という回答も、簡略化から派生するメリットであるでしょう。
■キャンピングカーと乗用車の2台を所有するユーザーは6割以上
アンケートでは、キャンピングカー以外にユーザーが保有している車両に関しても質問がありました。圧倒的な多数で64.5%のユーザーが、自走式のキャンピングカーと、セダンやミニバンなどの乗用車を所有しています。
「キャンピングカー1台だけ」という回答は16.0%と少数でした。さらに比率は少なくなりますが、「トレーラーとヘッド車のほかに乗用車(セダン、ミニバン等を含む)」(8.0%)、「軽キャンピングカーと乗用車を所有する」(6.0%)、「トレーラーとヘッド車」(4.5%)という回答もありました。
キャンピングカーを普段どこに駐車しているかについても今回の調査で尋ねています。69.4%のユーザーが「自宅車庫」に駐車との回答です。次いで「近隣の月極め駐車場」が23.4%でした。
というネット上の記事から分かることは、キャンピングカー然としていないバンコンの人気はやはり高く、普段使いもできてキャンピングカーとしての機能も持ち合わせているという点が評価されている様子。
キャンピングカーと乗用車の2台を所有するユーザーが6割以上というのも納得の数字で、我が家も今のキャンピングカージルを買った当時は1台だけでなんとか済まそうと努力をしたことがあるのですが、やはり近所のコンビニに行くにもキャンピングカーを引っ張り出していかなければならず、その不便さからとうとう軽自動車を購入するに至りました。
ただ、おやじの足車は相変わらずキャンピングカーのジルなので、奥さんの軽自動車がない時は近所のコンビニや銀行にジルで行っています。もう13年(15万キロ)も乗っているキャンピングカーなので、既に自分の手足同様。下手すれば軽自動車より車庫入れなどは楽かもしれません。