初島のサルトビ第1ステージを詳しく検証【キャンピングカーで行く伊豆旅行3日目】

さて、キャンピングカーで行く伊豆旅行3日目は、昨日行くことが出来なかった初島リゾートアイランド内にある、『サルトビ(SARUTOBI)』にリベンジするために、朝も早くから起き出して、かなり早い時間(7:10分頃)にホテルをチェックアウトし、7:30分発の東海汽船(初島行き)第1便に乗るべく準備をします。

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で、ホテルから歩いて熱海港へ向かい、今日はまだサルトビの終了案内が出ていないことを確認し、乗船券を購入。朝一番の船にも関わらずこの人出で、「こりゃ相当混雑しそうだな、早く出てきて正解だったな」と思いましたが、実はこの日、初島から熱海までの遠泳大会が開催されていて、その選手と関係者が多数乗船していることを後から知りました。こんなに大勢の人が初島のサルトビに押し寄せれば、あっという間に定員に達してしまうでしょう。

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そういう意味では良かったと思います。船から昨日宿泊した熱海後楽園ホテルが見えます。宿泊した新館はとてもキレイで眺めも良かったのですが、いかんせん食事が残念でした。多分再度利用することはないと思いますが、これからも頑張って欲しいものです。

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久しぶりの船旅、徐々に熱海の町並みが遠ざかります。

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船内は相変わらずの混雑ぶりですが、潮風が心地よく、旅情をかきたててくれるようです。そんな船の旅は意外と短く、25分程で初島に到着。

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またみんなでゾロゾロと船を降ります。初島のサルトビは山の上にあり、家族全員でハアハア言いながら暑い中坂道を上ります。

詳しい道順はこちらに記載しているので、参考にして下さい
『初島のサルトビ(SARUTOBI)への詳しい行きかたを写真で説明』

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で、ようやく到着した我々に付き付けられた衝撃の事実がこちら・・・『180分待ち』という看板。「え、3時間待ち?ディズニーランドじゃないんだから・・・」と思っていると、近くにいた係りのお兄さんがさらに衝撃の告白!(大げさだな・・・)何と次に出来るのは14:00からということ。

180分というのは、これ以上の待ち時間を表示する札がないため、とりあえずMAXの札を表示してあるだけで、本当はもっと待ち時間があるということ。この時点で時間は朝の8:30分。ということは、5時間半も初島内で時間を潰さなければならず、朝一で乗り込んだのだから営業開始時間の10:00から『ピッ』と開始でき、帰りは12:20分発の熱海港行きに乗り、今度は次の目的地である、日本最大の爬虫類・両生類の動物園iZoo【イズー】に行く予定でしたが、ここでもまたまた予定が狂ってしまいました。

子供達に「初島のサルトビとiZoo【イズー】のどっちがいい?」と聞くと、意見が真っ二つに別れ、方や初島のサルトビ、方やiZoo【イズー】がいいということ・・・。で、悩んだ結果、次の船で奥様がiZoo【イズー】に行きたい子供達を熱海まで連れて帰り、キャンピングカージルを運転してiZoo【イズー】まで行き、終わればまた熱海まで帰ってきてもらい、熱海港で落ちあうということに・・・。

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幸いにも我が家の奥様はキャンピングカージルを運転することができるため、こんな時は非常に心強いものです。となればiZoo【イズー】組は初島の港へ、サルトビ組は居残りとなりますが、これから5時間半、何をしようかと途方に暮れてしまいます。こんな事態になるとは全然思っていなかったため、本などの時間を潰せるものもなく、海で泳ぐつもりもなかったため、海パンも持ってきてなく、キレイな海を目の前にして泳ぐことすらできません。

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あまりに暑いので初島港のすぐそばにある、初島版コンビニのようなお店でアイスでも買おうと思って入ったのですが、まさかの完売!?ではなく、こちらのショーケースは使用していなく、レジ横のショーケースにしっかりとアイスはありました。

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で、店の前の日陰に腰掛けて海をぼんやり眺めながらアイスを食べました。しかしよくよく考えてみると、日常生活の中でなにもすることがない5時間ってなかなかあるものではなく、常に何かをしなければと追われるような気持になっていることを考えれば、こんな贅沢な時間の使い方もないと思い、とにかくゆったりノンビリ過ごすことにしました。

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アイスを食べていると、腕に数字を書いた人がひっきりなしに行き来します。「囚人か?」などとつまらないことを考えながら見ていると、どうやら初島→熱海港までの遠泳をする選手の皆さんのようで、なる程みんないい体をしている訳だ。

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しかし暑い、漁港の中で泳いでいる人が羨ましい・・・。暑さにあえいでいても時間は過ぎていき、昼の12:00ちょうどに初島→熱海港の遠泳がスタート。

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各選手が水しぶきを上げてどんどんと遠ざかっていきます。なんでも速い人で2時間、遅い人でタイムリミットギリギリの4時間で熱海港まで泳ぎ着くらしいです。「いやぁ~、自分はとてもそんなのは無理だな、途中で沈んでしまうよなぁ~」と思いながら、ストロングな集団を見送りつつ、気が付いたら漁港の船の影で1時間ほど昼寝をしていました。

そこからまたウダウダと過ごし、13:30分頃から、「んじゃそろそろ行きますか」ということで、子供と一緒にまた坂を上ります。

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ようやく時間になり、受付の用紙を書き、注意事項と器具の使い方のレクチャーを受け、お待ちかねの初島サルトビ初体験となりました。

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まず最初はイージーな第1ステージからとなります。1番目は『1.ENGLISH CROSSING(直訳:英国の交差)』というアクティビティ。3枚の縦板が連結されているものが、何枚かに分かれて設置されており、その上を歩いて渡るというもの。両脇に手でつかむことができる緑色のワイヤーがあり、板の部分のワイヤーもしっかりと張られているため、特に問題なくクリア。

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2番目は『2.STEPPING STONE(直訳:踏み石)』というアクティビティ。石ではなく板ですが、その板の部分がロープで吊るされているだけなので、やや不安定ながらも、板と板が連結されているので、揺れながらもとりあえずクリア。ちなみに、地上からの高さは5m位ですが、落下防止装置がかなりしっかりしているため、怖いという感覚はなく、むしろ爽快な感じ。

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3番目は『3.TIBETAN BRIDGE(直訳:チベットのブリッジ)』というアクティビティ。網の中をくぐっていくアクティビティで、両脇に壁があるということで、比較的安心して通れます。しかし、足元にワイヤーはなく、網のロープだけなので、足元がおぼつかないというアクティビティでもあります。ここも特に問題なくクリア。

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4番目は『4.INDIAN BRIDGE(直訳:インドのブリッジ)』というアクティビティ。これのどの辺が『インド』なのかは分かりませんが、こちらもワイヤーがピンピンに張られているため、上下に激しく揺れはしますが、特に問題なくクリア。

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5番目は『5.HALF TRAPEZE(直訳:ぶらんこの半分)』というアクティビティ。丸太を吊るしてあるだけのアクティビティですが、吊るしている根元がワイヤーのため、公園などにある同じようなアトラクションでも、こちらは桁違いに揺れるため、緑のワイヤーロープを頼りに慎重に進んでいき、とりあえずクリア。

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6番目は『6.GOAT CROSSING(直訳:ヤギ交差)』というアクティビティ。短めの板が交互に配されており、テンポよく進めば特に問題はありません。ちなみに、色の付いていないワイヤーロープは手で持ってはいけません。緑色のワイヤーロープのようにビニールなどで保護されていないため、手を怪我する恐れがあります。

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ですから、このような場合は、安全装置のワイヤーに近い根元部分を持って、半分ぶら下がるような感じでクリアする方法もアリです。

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前を行く若い家族に追いついてしまいました。ちなみに、途中の休憩ポイント(支柱に板が付いている場所)には、最大3名しか乗ることができないため、行く先の休憩所が一杯であれば、コースに出ずに待たなければなりません。ここは3名で一杯です。後からくる人は待っていなければなりません。

それぞれに体力も技量も違うため、一番遅い人に合わせて待ってあげるのも、楽しくサルトビを体験するコツと言えます。私達は5時間以上待っていたため、ここでの5分や10分は何でもありません。

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で、休憩ポイントで待っていると、隣の芝生広場で『セグウェイ』に乗っている人達が・・・。「あ、セグウェイも体験できる場所があるのね、あれも面白そうだな」と思い、5時間も空き時間があれば、その間にセグウェイも体験できたかもしれないと、またまた事前のリサーチ不足を後悔するハメに・・・。

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7番目は『7.LOG SWING(直訳:丸木振動)』というアクティビティ。1の木が前後に揺れるように取り付けられており、かなり足場がグラグラしますが、両脇に手で持つことができる緑色のワイヤーが張ってあるため、それを頼りに何とかクリア。

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8番目は『8.ZIGZAG BRIDGE(直訳:ジグザグ・ブリッジ)』というアクティビティ。2本のワイヤーの間に斜めに取り付けられた木の足場の上を歩くアクティビティで、頭上のワイヤーは1本。ここも頭上のワイヤーを頼りにテンポよく歩いてクリア。ワイヤの張度が高いため、それ程フラフラはしません。

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9番目は『9.VICTORIA BRIDGE(直訳:ビクトリア・ブリッジ)』というアクティビティ。ここは足元に1本のワイヤーしか張っていなくて、最初見た時はどうしようかと思いましたが、ここも両脇に手で持つことができる緑色のワイヤーがあるため、それを頼りにかなりふらつきながらもクリア。ワイヤーの張りが比較的強いため、上下にたわむことがあまりなく、渡り始めてしまえばそれ程難しくはありません。

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10番目は『10.JUNGLE CROSSING(直訳:ジャングル交差)』というアクティビティ。1本ワイヤーのアクティビティが続きますが、今度は両脇に手で持つワイヤーは設置されていません。その代わりに頭上からロープがぶら下がっており、そのロープを次々とつかみながら慎重に進みます。こちらも足元のワイヤーがしっかりと張られているため、頭上のロープさえしっかり掴んでおけば、足を踏み外すようなことはありません。

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11番目は『11.TANK TRAP(直訳:対戦車障害物)』というアクティビティ。名前が物々しいですが、足元に2本のワイヤーが張られているため、大きく足を開いて渡らなければなりません。こちらも両脇に手で持てる緑色のワイヤーが張られているため、これを最大限頼りにして慎重に進みます。先行者には、小学校低学年とおぼしき女の子と、その後ろにお母さんが続いて挑戦中ですが、小学生の女の子がかなり怖がっており、お母さんに励まされながらゆっくりとアクティビティをクリアしていっています。

ちなみにこのサルトビ、一度コースに入ってしまうと途中でリタイヤすることはできず、確かにコース中に途中で降りるようなはしごや階段などはなく、始めてしまえばどんなに怖くても必ずクリアしなければなりません。ですから、事前にコースを見学して、出来そうになければ辞退して下さいと、インストラクターのお兄さんからしつこいほど説明を受けます。

ただ、下から見るコースと、実際に上に上がってから見るコースの様子はかなり怖さの感覚が違うと思われ、多分前方を行く小学生の女の子も下から見た時はできると思ったのでしょう。それでも、怖い怖いと言いながらも、しっかりとした足取りでアクティビティをクリアしていっているので、スゴイとしか言いようがありません。「頑張れ!」と、心の中で応援しながら、私も後に続きます。

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12番目は『12.YAMAZOE STEPS(直訳:YAMAZOEステップ)』というアクティビティ。名前の意味がイマイチ不明ですが、ここは頭上のワイヤーが1本で、手で持ってはいけないワイヤーですが、足元が丸く広いステップのため、それ程難易度は高くありません。ステップを保持するワイヤーの張りも強く、安定して渡ることができます。これで、第1ステージの主なアクティビティは終了。

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最後の13番目は『13.ZIP SLIDE(直訳:ZIPスライド)』というアクティビティ。これは第1ステージ最後のお楽しみであるロングターザンロープで、よく公園にあるターザンロープの巨大版のような感じ。滑車の上に補助用ロープの金具を乗せ、準備が整えば一気に下まで急降下。

着地地点には木材のチップが敷き詰めてあり、転倒しても痛くはないのですが、下に居たときに見た大学生とおぼしきグループの何人かは、転ぶことなくチップの上を走り抜けていたので、自分もそういう風にカッコよく決めたいところ。高さがあるのでちょっと怖いですが、滑り出してみれば爽快の一言、「ひゃっほ~」という感じで下まではあっという間。

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しかし着地の寸前で体が横にひねられてしまい、「ズササササーッ」と豪快に木材チップの上を引きずられる私でした。心の中で「こんなはずじゃ~」と思いながらも、笑いが止まりません。そんな訳で、とっても楽しく第1ステージはクリア。続いて第2ステージに行きますが、長くなったので、第2ステージの様子は次項にて。

『初島のサルトビ』なかなか面白いです。

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