忍野八海へキャンピングカーの旅紀行『忍野八海の困り事とモラルの問題について考えさせられる一句』

山梨県にある『忍野八海』にキャンピングカーで遊びに来ています。忍野八海近くの無料駐車場にキャンピングカーを停め、朝の散歩をすることにします。

忍野八海

時刻は午前7時30分過ぎ。徐々に忍野八海のメインの池である周りに人が集まってきました。皆さんお目当ては早朝の朝日に映える富士山の姿のようで、本格的な一眼レフカメラを持ってきて盛んにシャッターを切っていました。

忍野八海

水の温度よりも外気温が低いためか、周囲には朝もやが立ちこめ、なんとなく幻想的な風景になっています。

忍野八海

池の水は清冽なのですが、底の方に多数の硬貨が沈んでいるのが見えます。上の写真で白く点々と見えるのが硬貨で、せっかくのキレイな池の姿が台無しになっている気がします。

忍野八海

その池の近くにはこのような短冊も・・・。『名水に 硬貨入れても 効果なし』とやや悲しい一句が詠まれていました。これはここを訪れる観光客のモラルに期待するしかないのですが、どうも人というのはご利益がありそうな神秘的な水溜まりにお金を入れたがる習性があるみたいですね。

神社仏閣などの水溜りにお賽銭(許可されている場所)を入れるのは大いに結構なのですが、景観を大切にしている場所に身勝手かつ自己満足のためだけに硬貨を入れるのはやめて頂きたいと思うところ。名水に硬貨を入れても効果がないばかりか、罰金というご利益が訪れることもあるため、ここ忍野八海では厳に慎みたいところです。

忍野八海

周辺の川には沢山の魚が泳いでいますが、やはり有名な観光地ということで、『禁漁』となっています。「魚も観光資源の一部なのね」と、妙に納得した私。

忍野八海

橋の欄干には霜の存在も確認でき、やはりここは平地と違い気温が低いということを表しているようです。所々に点在する池を巡りながら周辺をゆっくりと散策しました。

忍野八海

小さな流れからも朝もやが立ち込め、幻想的な雰囲気を醸しだしています。「やはり忍野八海は早朝に限るなぁ~」と、非常に得をした気分。

忍野八海

忍野八海周辺を散策していると、忍草浅間神社という神社があり、その下の岩には『神の水』と書かれた石碑も。

忍野八海

本殿の上には、『菖蒲池・鏡池・濁池・湧池・銚子池・底抜池・お釜池・出口池』と書かれた水入れが置いてあり、おそらくそれぞれの池の水が奉納されているのだと思います。

忍野八海

時刻は午前8時30分を過ぎました。かなりゆっくりと忍野八海周辺を散策したため、こんな時間になってしまいました。早朝より訪れているので、3時間近く忍野八海に居たことになります。

周辺の大駐車場にも観光バスがズラリと並び、快晴の天気の下、大勢の観光客が訪れているようです。

忍野八海

キャンピングカーを停めてある、池本売店に戻ってみると「ぎ、ぎゃ~、もの凄い数の人がいる~」ということで、池の周辺はえらい事になっていました。

「や、やっぱり早朝の静かな時間帯にゆっくり見ておいて良かった」と思った次第。こうなればもう風情もへったくれもありません。ザワザワした水辺のある風景というだけ。

ただ、池本売店がオープンしているため、水深8mの湧水池をようやく見ることができます。湧水池を見たら早々に退散することにし、売店の中を通って見に行くことにします。

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