ジャパンDIYホームセンターショー2014を見に幕張メッセに行ってきました【その08】
今回は、2014年8月30日に千葉県の幕張メッセで開催された、ジャパンDIYホームセンターショー2014に行ってきた時の様子をご紹介。
こちらは、五十嵐プライヤーというプライヤーを専門に扱っている会社のコーナー。プライヤーという1ジャンルの商品だけに絞って商売ができる程、プライヤーというものは奥が深いものなのかと感心してしまいます。
展示してあるウォーターポンププライヤという商品だけでもこれだけの種類があり、一見どれも同じように見えるのですが、それぞれに大きさや形が微妙に違うため用途が違うのではないかと推測されます。実は私の工具箱にも1本入っていますが、普通のプライヤーではつかみきれないような太い材料などを固定するには結構便利で、1本あると重宝する工具のひとつ。
『軽~いウォーターポンププライヤ』とあるように、プライヤーというどちらかというと地味な製品も日々進化をしているようで、ダイヤ型(菱形)形状の歯形で丸型、角型、板物をガッチリつかむ!とあります。確かにやや大きめのウォーターポンププライヤーはずっしりと重く、いろいろな工具が入っている工具箱の重量が増えてしまうため、それぞれの工具が軽ければ、工具箱全体の重量も軽くなるという訳。
こちらは、株式会社コンパルという会社のコーナーで、看板に関東大雪対策と書いてあり、昨今の首都圏を始めとした大雪に対する対策グッズなどが展示されています。確かに2014年の2月に関東地区では大雪が2回も降り、交通機関がマヒ状態になるなど、大きな影響が出ました。
何だか最近は冬場に1~2回は首都圏でも大雪になる可能性が高くなり、温暖化と言われている割には雪が結構降るようになった気がします。大雪が降れば近所のホームセンターから雪かき用のスコップが姿を消し、長靴などの雪対策関連商品も品薄になるなど、ホームセンター側にとっては特需となっています。
しかし、裏を返せば大雪が降らなければホームセンター側が仕入れた商品は在庫になってしまうため、バイヤーは頭を悩ますところです。いざ雪が降ったからと言ってメーカーから商品を仕入れようにも道路を始め交通機関が雪のためにマヒしていれば、発注をしても商品が届くのはしばらく後になってしまいます。これではせっかくの特需による商機を逃してしまうため、あらかじめ店舗に在庫は置いておきたいもの。
それにしても大雪対策品と一言で言っても様々なものがあり、定番のスコップを始め、かんじきや靴に取り付ける滑り止めのスパイク、凍結防止に使う用品など、バラエティーに富んでいます。
『日本初 ダブル・プースコ』という商品は、スコップ・雪押しの2通りの使い方ができるコンパクトサイズ。とあり、雪が降った時に家の周りの階段や駐車場の雪を除去するのに重宝しそうなスコップ。
2014年の2月に雪が降った際も、我が家にスコップなどの準備はなく、確か家にあったプラスチックの板などでせっせと雪かきをして、翌日腰が痛くなった記憶があります。こんなスコップがあれば、それほど腰を曲げることなく雪かきができると思うため、大雪対策として1つ準備しておこうかと思うところ。
こちらは、和コーポレーションという、電動式の運搬車などを販売しているコーナー。農家の方などが畑や田んぼで採れた収穫物を運搬するのに使うようで、ただ単に押すだけでなく電動で動くため、楽に重量物が運べるというもの。確かにエンジンやモーターが付いた作業具は人間を楽にしてくれるため、これからの農業の担い手の高齢化に伴い、ますます需要が増えてきそうな分野だと思います。
こちらは、プロパーツという、配管に使う継ぎ手んどの細かいパーツ(部品)を扱っている会社のブース。確かに配管などは一般家庭を始め、あらゆる場所に使われているため、普段目にすることはあまりありませんが、重要な役割を担っていることには違いありません。そんな配管のメンテナンス用品などを扱う市場規模も相当なものがあると容易に想像ができます。
作業服を専門に扱っているコーナーや、その向こうにはChinaという文字も見え、中国のブースが並んでいる様子も伺えます。
こちらはムラテックKDSブースのコーナーで、木製メジャー・ケースを作る体験教室を開催中。ジャパンDIYホームセンターショー2014の2日間の開催中に、各日300名まで参加できるようです。親子連れの姿が目立ち、もしかしたら夏休みの工作がまだできていないため、この木製メジャー・ケースを宿題にしてしまおうというお子さんもいるかもしれません。
そんな思惑があるのかないのか分かりませんが、午後の早い時間帯に受付終了のお知らせが出ていました。作っている光景を見ていましたが、皆さん真剣に先生の話を聞いているようでした。いい夏休みの思い出と、宿題(?)ができるといいですね。
テープ専門業者のニトムズも出展していて、大きなドーナツ状のバルーンもブース上に取り付けられていて、隣にはセメダインのバルーンの姿も見えます。それを見て思うことは、「このブース、ジャパンDIYホームセンターショー2014終了後には全て撤去するんだよな、各社大変だよな~と、余計な心配をしてしまいます。」
設営⇒商品搬入⇒商品展示⇒展示会開催⇒展示商品の撤去⇒商品搬出⇒ブースの撤去、というような流れで展示会の準備・片付けが行なわれているはずで、ブースが大きくなればなる程、手間と時間がかかるはずです。
ですから、「大きくて立派なブースだなぁ~」と思ったら、その裏で展開される出展者さんの苦労にも想いを忍ばせたいものです。でも、そんなことを考えているのは私だけかも知れませんが・・・。いろいろと考えさせられる、ジャパンDIYホームセンターショー2014の会場です。
もう少し続きます・・・。