キャンピングカーの『~ねばならない』という思考をやめて楽になる

この世の中にまかり通っている常識には正しいものも少ないない一方で、「それはちょっと違うんじゃない?」というものも少なからずあると思っています。

人生に対する生き方であるとか、仕事の仕方であるとか様々ものがあると思う。例えば、

・一流の大学を出て一流の企業に就職することが必ず幸せに繋がる
・誰よりも遅くまで職場に残って仕事をする人間は偉い
・地位の高い人は清廉潔白で聖人君主でなければならない

上記のような考え方は現代社会においてはファンタジーに過ぎない考え方で、そうじゃないと思っている人も多数いる分かりやすい例。それは趣味の分野においても同等で、私もキャンピングカーに対して『キャンピングカーは何々でなければならない』という呪縛に囚われていたのかもしれません。

それが今回キャブコンタイプのキャンピングカーから、ハイエースの普通のバンに乗り換えてから思ったことでした。特にキャンピングカーの装備品については20年間キャンピングカーに乗り続けていただけに、いろいろと想うところがあります。

本当は必要無かった(私にとって)装備品の数々

『私にとって』という注釈はつくものの、コレは必要なかったなと思われる装備品とその理由は以下の通り。

FFヒーター

真冬のキャンピングカーには必需品と言われていますが、以前乗っていたジルのFFヒーター(ガス式)が早々に故障し、その後はFFヒーター無し生活となるも、特に不便は感じませんでした。

最終的には小型のカセットガスファンヒーター風暖をキャンピングカー内に持ち込み、それで十分キャンピングカー内は暖かくなりました。

冷蔵庫

コチラも早々に故障し、その後は大型のクーラーボックスを持ち込み、冷蔵が必要な食材はクーラーボックスで保管。遠出しても傷むような食材を買うことは控え、運用で乗り切ったという感じですね。

シャワー設備

最初は珍しくて使用していましたが、給水と排水が面倒な上、シャワールームを使った後の、壁やトイレの蓋の拭き取りが面倒過ぎて徐々に使わないようになりました。今は全国に日帰り温泉があるため、わざわざ狭いキャンピングカー内でシャワーを無理に使う必要もないかと・・・。

シンクとコンロ

コンロは火力が弱すぎて使い物にならず、カセットコンロを使用。シンクは歯磨きや手洗いの際は便利だったけど、車内で調理をしない私にとって使用頻度は低いものでした。

バンクベッド

子供が小さいうちは重宝しましたが、子供がキャンピングカー旅に付いてこなくなったら使用頻度が激減。ただ、バンクベッドに布団等の寝具や着替えを置いておくのには重宝していたので、バンクベッドはあってもいいかも。

そうやって装備品の中でも必要なモノと不要なモノが20年の間にハッキリとしてきたため、寝ることができるベッドとトイレが使えることを条件に車両を選んだ結果、ハイエースに落ち着いた次第です。

ハイエースの車内を改造した本格的なバンコンも一時は考えましたが、不要なシンクや収納スペースが車内を圧迫している上、価格もあり得ない程高額なため、普通のバンにしました。

ディーゼルエンジン・4WD/ATにこだわったため、価格が320万円程の新車になりましたが、こだわらなければ270万円程で新車のハイエースを手に入れることもできたはずです。

それでも10年乗れば価値がゼロになってしまう乗用車より、10年後でもある程度の値段が付くハイエースは、リセールバリューにおいても魅力的だったことも、ハイエースを選んだ理由のひとつです。

キャンピングカーを購入する20年前は『キャンピングカーは家庭同様に過ごせるべきである』という考え方にとらわれており、フル装備のキャンピングカーを選んだ訳ですが、結果的には今のシンプル装備のハイエースでも十分だったという結論に達したという話でした。

もちろん人それぞれキャンピングカーに求めるモノが違うため、一概には言えませんが、フル装備のキャンピングカーでなければならないということもないことを、今回はご紹介させていただきました。

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