ハイエース・NV350キャラバン等バンコンの断熱を考えてみた

ハイエースやNV350キャラバンベースのバンコンの泣き所は断熱。バンコンのフロア材に使われているのは通常『クッションフロア』と呼ばれるビニール素材の床材。暖かい時期はいいのだけれど、寒くなるにつれて床表面の温度は低下していき、冬場になると『冷たい』という感じになります。

この問題は、ハイエースやNV350キャラバンベースのバンコンに限らず、カムロードなどのトラックベースのキャブコンでも基本的には同じ。ただ、ハイエースやNV350などのバンをベース車両としたバンコンの方が、床材の真下に鉄板が敷き詰めてある分、冬場の冷えは強い傾向にあります。

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まさかキャンピングカーの中に床暖房を設置したり、ホットカーペットなどを敷くのは不可能なため、床材の上にカーペットを敷くなどして冷え対策をしなければなりません。基本的にはハイエースやNV350キャラバンの床下は鉄板で、その下を風が通り抜ける構造のため、常に鉄板を冷やし続けているようなもので、一説によれば真冬に地面に設営したキャンプ用のテントよりも床面は冷たいのだとか・・・。

ただ、残念なことに根本的な対策方法はあまりなく、対処療法として床面にカーペットを敷いたり、キャンピングカーの車内で過ごす時にスリッパを履いたりする程度。あ、スリッパで思い出しましたが、スリッパ自体をUSB電源を使って暖めるといった商品もあり、アレなら行動範囲は限られますが、少なくとも足元は暖かいはず。

あと、低電力で作動する小さな電気毛布を使うという手もあります。

さらに、やはり何と言っても究極はFFヒーターなどの暖房機器を作動させること。これであれば、足元の寒さなど全く気にならないと思います。

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バンコンは床や天井の断熱は当然ですが、ガラス窓の面積が大きいため、ガラス窓の断熱方法を考えなければ、これまた真冬のキャンプ場やスキー場で寒い思いをしなければなりません。住宅と違い、車体の約半分がガラス面という構造上、ガラス面の断熱対策は必須だと思います。

そこでまず考えつくのが、家庭でも広く使われているカーテンを装備する方法があります。しかし、カーテンが窓に密着している訳ではないので、すき間から冷気がキャンピングカー内に侵入してきます。無いよりはマシかもしれませんが、あまり断熱効果は期待出来ないかもしれません。

次に、キャンピングカー雑誌などによく掲載されている、窓に吸盤で貼り付けるタイプの銀色をしたシェードがあります。キャンピングカーの車種ごとの専用設計品のため、断熱効果は高く、フィット感も良い物。ただ、価格が高いため、頻繁に使わないのであれば、ちょっともったいないかもしれません。

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そこで考えられる手として、ホームセンターなどで売っているレジャー用の銀マットを流用する方法があります。やや厚手で表面がコーティングされている銀マットは切ってバンコンの窓に貼り付けるにはうってつけ。作成方法は『窓のサイズに切ったら完了』ですが、このままではうまく窓に張り付いてくれません。

そこで、これまたホームセンターに売っている『マジックテープ』を使います。マジックテープを窓と銀マットの両方に貼り付け、窓に銀マットがうまく取り付けられるようにします。この時のコツとしては、窓側にマジックテープのソフトな面を取り付け、銀マット側に硬い方を取り付ける事。そうしておけば車内側からマジックテープに触れても痛い思いをしなくて済みます。

ホームセンターに売っている銀マットであれば、見た目はイマイチですが、トータルコストを考えれば専用品の5分の1以下で済みます。毎日使うことはないため、使用頻度のことを考えたらコレでも十分なのではないかと思うのですが・・・。

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最後に最強の断熱方法として挙げられるのが、窓埋め処理をしてしまう方法。具体的にはガラス面の部分をFRPなどのパネルに断熱材を貼ったもので、窓の面を覆ってしまう手法。もちろんすべての窓を埋めてしまう訳にはいきませんが、就寝時に冷えが気になるハイエースやNV350キャラバンなどのバンコンの後部窓部分だけを埋める方法が一般的。これは、マイクロバスをベース車両とした、バスコンにも広く使われている手法で、『窓』ではなく『壁』を作る方法により断熱性を高めるもの。

あとは、運転席と助手席部分を仕切るカーテンであるとか、天井部分や壁面部分にしっかりと断熱材を充填するであるとか、様々な断熱手法を複合的に組み合わせることで、断熱効果の高いハイエースやNV350キャラバンベースのバンコンを造ることができると思います。断熱効果の高いバンコンであれば、真冬のキャンピングカーライフが充実することは間違いありません。

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