『どうなっているの?キャンピングカーの電気設備』という記事を見て思うこと・・・

毎日の暮らしで私たちは何の疑いもなく壁のスイッチを入れて照明を点灯し、リモコンでテレビやエアコンを操作しています。ところが落雷などで停電が発生すると、ガスファンヒーターや石油ファンヒーターでさえ使えません。どちらもコンセントからの電気がないとファンは回転せず、点火すらしないからです。それほど私たちの生活に「電気」は欠かすことができません。

キャンピングカーも言ってみれば、移動式の“家”。車種にもよるのですが、居室に備え付けの冷蔵庫や暖房も電気がなければ動きません。たとえエンジンを止めていても、これらの電気製品は使用できるように設計されています。それでは一体、キャンピングカーの電気はどこから来ているのでしょうか?

■電気のもとはバッテリー

キャンピングカーの電源の一つは、外部電源です。家庭用と同じAC100Vですから、コンセントを差し込めばOK。もう一つの電源は、車に搭載してあるDC12Vの「サブバッテリー」です。

普通の自動車にも、もちろんバッテリーは搭載されています。ヘッドライトもステレオも、必要な電気はバッテリーから供給されます。室内灯を消し忘れたままにしたり、夏にエアコンを使い続けたりすると、エンジンが掛からなくなってしまうことも。いわゆる、「バッテリーが上がった」状態。

バッテリーが放電して電気が少なくなり、エンジンを始動させるためのセルモーターを回転させることができないのです。セルモーターなどを動かすバッテリーがメインですので、キャンピングカーの居室に電気を供給するのは『第二のバッテリー=サブバッテリー』というわけです。

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■活躍しているのは“二番手”

メインバッテリーとサブバッテリーの間に、それほど外観上の差はありません。しかし両者の特性は大きく異なっています。普通の自動車にも搭載されているバッテリーは、エンジンを始動させるセルモーターを回す必要があるので、瞬間的に大きな電流を供給するのが得意。エンジンの始動に重点を置く特性から、「スターターバッテリー」と呼ばれます。

しかしキャンピングカーの居室で冷蔵庫などの機器を動かすときには、小さな電流を長時間供給しなければなりません。もしスターターバッテリーをこのような用途に使用すると、放電して電圧が一定以下になった場合に能力低下を起こしてしまいます。そのためサブバッテリーには、電気の容量が少なくなるまで性能が落ちず、かつ繰り返しの放電と充電にも耐久性のある「ディープサイクルバッテリー」が使われます。ただし、放電した状態で長時間放置すると性能が劣化するので注意しましょう。

キャンピングカーには、エンジンスターター用のバッテリーと、居室部の電気製品を動かすためのサブバッテリーという二つのバッテリーを搭載しているということです。

そのサブバッテリーですが、従来からある鉛のディープサイクルバッテリーに代わって、最近ではリチウムイオンバッテリーが注目されています。電気自動車にも搭載されているリチウムイオンバッテリー。

充電容量が大きいにもかかわらず小型軽量のため、電源としてのメリットだけではなく、自動車本体の燃費向上の面でも優れています。電池寿命も長いのでキャンピングカーには最適ですが、高価なのが難点。ただ最近では徐々に価格も下がってきており、リチウムイオンバッテリーを最初から搭載したキャンピングカーも登場しています。

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■電気の補充も大切

メイン、サブともにバッテリーは、エンジン回転中にオルタネーター(発電機)の働きによって充電されています。サブバッテリーはキャンピングカーを外部電源に接続した場合にも充電されますが、AC100Vをいつも利用できるとは限りません。小型発電機の搭載も、キャンピングカーの大きさによっては無理があるでしょう。

そこで、サブバッテリーの充電に利用したいのがソーラーパネルによる太陽光発電です。最近のソーラーパネルは性能も向上しており、太陽が出ていれば発電できるので、車の屋根の狭い面積であっても補助的な使用としては十分なようです。

他にもキャンピングカーで利用できるものとして、シガーライター用のソケットから充電できるポータブルバッテリーなどがあります。どのような電気製品を旅先で使用するかは、人それぞれ。

同じように、どのような電源を何に重点を置いて搭載するかは、キャンピングカーのビルダーによって異なります。供給できる電圧・電流はバッテリーの種類で違ってきますから、使用できる電気製品も同じではありません。楽しみにしていた計画が電源のトラブルで実現できなければ、せっかくの旅も台無しになります。購入・取付の際には、詳しく確認しておくべきでしょう。

というような記事がインターネット上に出ていましたが、確かにキャンピングカーの電気関連設備って、知らない人にとっては「どうなっているの?」というところでしょう。私もキャンピングカーを所有する前までは、『サブバッテリー』って何?という状態でしたから・・・。

ただ、キャンピングカーに興味を持っていろいろと調べていくうちに、キャンピングカーの装備品って奥が深くて面白いと思えるようになり、自分の所有するキャンピングカージルにもちょこちょこと改良や改造を施すようになりました。

自分自身はキャンピングカーのことを、実物大の模型だと思っているところがあり、大人の道楽として、かなりキャンピングカーというものは楽しめると自分では思っているところです。

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