イワタニ カセットガスファンヒーター 風暖『CB-GFH-1』を買いました【その02】
キャンピングカー内の暖房用器具として購入した、『イワタニ カセットガスファンヒーター 風暖』を詳しく検証しています。
発泡スチロールの緩衝材ごと箱の外に出し、各部を検証。『点火時はこのように着火が確認できます』というシールが貼られていました。
使用時には剥がしておかなければ火事になってしまう恐れがあるため、箱を開けた直後にも同じことを書いてある紙がありました。
ということで、まだ使いませんが、サッサと剥がしてしまいました。いざ使う段階になって剥がすのを忘れ、キャンピングカー内でボヤ騒ぎを起こしてもいけませんので・・・。
点火用のツマミは大きく、カセットコンロの点火用ツマミを思い起こさせます。その上には火力調整ツマミがあり、『標準』と『弱』の2段階に調節可能。
取扱説明書の様子。端っこの方が折れていたので、その辺りにあったエネループの充電器で抑えています。ちなみに『イワタニ カセットガスファンヒーター 風暖』自体は電池も電源も使いません。
色やデザインもそれ程悪くはありません。キャンピングカー内で使用する際も違和感は無さそう。
側面の様子。大きな取っ手が付いています。
背面にはファンが納められており、少し出っ張っています。この『イワタニ カセットガスファンヒーター 風暖』は電気も電池も使わずにファンを回すことができる画期的なファンヒーター。
仕組みとしては・・・
”熱電発電素子”を使ってカセットガスの燃焼熱を電気に変えてファンを回します。
※熱電発電素子とは・・・金属において温度差があると電子が移動して起電力が発生する原理(ゼーベック効果)を利用して、性質の異なる半導体を導体で結合させ、温度差から電気をうみだす半導体部品。
①バーナーの炎で加熱される部分と加熱されない部分の間に高性能な熱電発電素子を配置。
②バーナーに点火されると燃焼熱によって熱電発電素子の加熱面側の温度が上昇して起電力が発生し、ファンを回し始めます。
③ファンが回り始めると、その冷却効果によって熱電発電素子の片面は冷やされ、加熱側との間に大きな温度差が継続して生じます。
④大きな温度差が継続することで安定した発電が行われ、安定した回転ファンによって十分な温風が出ます。
という訳で、カセットガスからガスが供給され、バーナーに点火されている限り、ファンが連続して“電気無しで稼働”するという画期的な製品。
特に電源の無いキャンピングカーやアウトドアフィールドにおいて、この電気が無くても動くというのは非常に重要かつ魅力的。
私が弱い言葉に・・・『栄養』『防水』『爆釣』等々がありますが、『電源要らず』というのも新たに加わりそうな予感。
両側に取っ手があり、両方を持って持ち運びするようなイメージです。
『イワタニ カセットガスファンヒーター 風暖』の型番は『CB-GFH-1』ということで、2016年10月製造のよう。製造されてから1年位が経過した前シーズンの売れ残りのようですが、少し安く購入できたので、それはそれで良いかな・・・。
まぁ、製造年月を指定して購入できる訳でもなし、こればかりは仕方ありません。ちなみに、10月にアマゾンで購入した時は、18,097(消費税・送料込)というお値段でした。
真冬になるにつれ、この手の商品は価格が上がる傾向にあるため、早めに手配しておいて正解だったと思います。
ようやく全ての緩衝材を外し、我が家の床に降り立った『イワタニ カセットガスファンヒーター 風暖』。2Lのペットボトルと比べてもそれ程大きい訳ではなく、コンパクトで良い感じ。