ハイエースのユーザー車検に行ってきました【不合格になる要素ナシ!?】
ハイエースを購入して間もなく2年。基本商用車なので1年車検なのですが、新車で購入した車両のため、最初の車検は納車後2年となります。
ハイエースで初めての車検はもちろんユーザー車検一択。国産のトヨタの新車で2年で13,000km程しか走行しておらず、もちろん事故歴も無い車が車検に合格しない訳はありません。
以前乗っていたカムロードベースのジル君は最終的に19年で23万キロを走行したため、最後の方の車検はブレーキが不合格になりそうになったり、排気ガスの検査に引っ掛かったりしたりと、車検の際は合格するのかヒヤヒヤすることも。
新車のハイエースには今のところそのような心配はありません。もちろんこの先10年以上乗り、距離も10万キロを超えるようなことになれば、やはりそれなりに整備して車検に臨まなければなりません。
ただ、カムロードと違い改造箇所が何もないノーマル状態のハイエースのため、基本的な整備をしていればあまり問題は起きないはず。
少し早めに車検場に到着し、いろいろな準備をするのはキャンピングカーの時と同じ。
私のハイエースは貨物車扱いのため、運転席・助手席部分を仕切る仕切り棒を装備していなければ車検に合格しません。取り外しておいても邪魔だからと捨ててしまうと車検の時に困るので注意が必要です。
事前にネットでいろいろ調べてみると、ベッドキットはそのままでも車検を通すには問題ないらしく、マルチシェードについてもそのままで大丈夫な感じなので、仕切りカーテンもそのままで車検に臨むことに。もし指摘されるようなことがあれば、ベッドキットもマルチシェードもすぐに取り外すことができるため、問題ありません。
必要な書類と印紙類を購入し、検査ラインに並ぶ準備をします。インターネットで事前に予約しておいたのですが、驚くことに普段は手書きで記入していたナンバーや車台番号等の情報が自動で印字され、自分で記入が必要な箇所は住所のみでした。
検査場によって違うのかも知れませんが、車検のシステムも年々進化しているよう。ちなみに納税証明書も必要なく、事前に納税情報がオンラインで紐づけられており、以前は収納印が押印された紙片を持参しなければなりませんでしたが、それも不要に。
ただ、車検直前の納税だとデータが反映されないため、車検まで10日を切った状態で自動車税を納める場合は、押印のある紙片がまだ必要。この辺りのタイムラグも技術が進歩すればどんどん短くなってくると思われます。
この検査場の検査ラインは初めてのため、「初めてです」申告をすれば丁寧に手順を説明してもらえます。
検査ラインに入ってしまえば検査機械の並ぶ順序が多少違うくらいで、検査の内容は同じなため、特に不安になることはありません。当然検査に引っ掛かるような感じは微塵もなく、全て一発合格でスイスイと検査ラインを通過。
時間にして5分くらいでしょうか。むしろ書類を準備したり、自賠責保険の保険料を支払い、書類ができてくるのを待つ時間の方が長いくらい。国産車で新車から初めての車検で、走行距離が2万キロ以下レベルであれば、何もしなくても車検に通るのは当たり前。
むしろその程度でどこかに不具合があるとすれば、製造過程や品質に問題があると私は考えています。
検査ラインの外に出ると、トラックのスペアタイヤが点々と置かれていました。私もキャンピングカーの車検を受ける際、スペアタイヤを外していたことを思い出しました。それに比べればノーマルのハイエースの車検はめちゃくちゃイージーですね。
ということで、自動車検査表にも合格印をもらい、後は新しい車検証を発行してもらうだけ。無事に新しい車検証も発行され、これでまた1年安心してハイエースに乗れます。1年ごとの車検は煩わしいですが、検査ライン自体はとても簡単なのと、不合格になる心配がほとんどないというのは精神衛生上よろしいかと。
費用の内訳
自賠責保険(1年)・・・14,280円
検査登録印紙代・・・400円
審査証紙代・・・1,700円
重量税印紙代・・・10,000円
自動車税・・・8,000(事前に支払い済)
合計34,380円
ちなみに前のキャンピングカージルの車検費用は
自賠責保険(2年)・・・30,210円
重量税・・・45,600円
検査印紙代・・・1,800円
自動車税・・・46,900円 (2年で93,800円)
キャンピングカージルの維持費(2年間)・・・171,410円
ハイエースの維持費(2年間)・・・68,760円
ということで、キャンピングカージルとハイエースの2年間の維持費の差額は102,650円ということに。1年間に直すと51,325円の差額となり、ハイエースの方がそれなりにキャブコンタイプのキャンピングカーより維持費は安いことになります。
あとこれに自動車の任意保険料がありますが、それに関してはハイエースは車両保険に入っているため、ジル君とそれほど変わらない金額になっています。
しかしこの13年目を超えた車両に対する割り増し税で、昔のキャンピングカージルは自動車税が46,900円となかなかエグイ感じになっております。日本という国は古いモノを大切にしようとする人達に罰を与える国ということが、この割り増し税でよく分かると思います。
「環境問題が~」みたいなキレイ事を言っていますが、国民がどんどん車を買い替え、大企業に大金が落ちれば落ちるほど、金満政治の汚れに汚れた政治家さん達の懐が肥えるため、このような弱い者イジメはこれからも続いていくと共に、新たな手法も生み出されていくのでしょう。
先日も書きましたが、あらゆる欲望を抑え込み、つつましやかに庶民は暮らしていく他なさそうです。
ここからは一年後の車検のための備忘録です。
・ベッドキット、マルチシェードはそのままの状態でも特に指摘はナシ。後部荷室部分は何もしなくても大丈夫
・仕切りカーテンも閉めたままで問題ナシ
・荷室との仕切りバーは必須(コレはハイエースの取扱説明書にも記載アリ)
・ボンネットオープンも必須
・エンジン番号を確認するため、助手席と中央席を跳ね上げられる状態にしておかなければならない
後は外観チェックもホイールキャップも元々取り外してあるため、何もしなくても問題ナシ。車検の前に法定灯火類がキチンと点灯するかの確認は必須。
というような感じで、一年後の車検も同じように通していこうと思います。