キャンピングカーで富津岬の現状を確認【その2】
今回は、千葉県富津市にある『スズキマリン』さんへジェットスキーウルトラ310Rのオイル交換に行った時の様子をご紹介。
オイル交換をしてもらうために『スズキマリン』さんへジェットスキーを預け、その間に昔はジェットスキーによく乗りにきた富津岬先端部の様子を見に行きます。
富津岬の先端部にある展望台に上っています。こちらは館山等の外海方面。東京湾と太平洋の境目ということで、ここから太平洋の始まりといった場所でしょうか?
ウインドサーフィン等をしていて東京湾側に流されるのであれば、最終的には都心方面の岸壁等に流れ着くと思われますが、富津岬南海面方面の沖に流されると行き先は果てしなく感じる程に広がっている太平洋になってしまうため、事態は深刻。
以前、富津岬南海面の方に先端部で乗っていたウインドサーフィンが流され、仲間が海上保安庁へすぐに連絡し、無事に救助されたこともありました。
いずれにせよ、オンショアの時でも富津岬南海面の海面でマリンスポーツをするにはそれなりのリスクがあることを忘れてはいけません。
コチラは富津岬北海面。コチラの場合はどちらかに岸があるという環境のため、富津岬南海面に比べると多少は安全かと・・・。ただ、海というオープンウォーターにおいては、100%安全ということは無いため、くれぐれも無理は禁物です。
展望台の頂上には眺望できる場所のプレートがありました。
『関東の冨士見100景』ということで、条件が良ければ富士山も見えます。少しだけ鍵が付いていたのには驚き。あまりブームにはならなかったらしく、鍵が付いていたのはここだけ。何だかチョイと寂しいですね。
今日は富士山方面に雲が掛かっていて見えませんが、日の出や夕暮れ時に富士山が見えるとキレイだと思います。
コレは手前に見える第一海堡。海面が穏やかであればランナバウトで富津岬の先端部から5分もあれば到着する島。昔は東京湾の入り口を固める重要な軍事拠点だったとか。
今は無人島となっており、本当は上陸してはいけない島なのですが、昔は手前に見える砂浜にジェットスキーを停泊させ、島を散策したもの。
第一海堡の周囲は急激に深くなっている場所もあり、良い釣り場になっていた模様。時々釣り船が来て釣りをしている光景を見たこともあります。
コチラはその奥にある第二海堡。第一海堡と違い、人工物が建造されているようで、島の周りもしっかりと護岸されています。実は昔第二海保近くにもジェットスキーで訪れたことがあり、何となく物々しい感じがする島だと思って見ていた記憶があります。
もう一度ミニマムになってしまった『水上バイク上げ下ろし場所』を展望台から見てみます。この10年で東日本大震災の津波や台風等により、海岸線の地形はすっかり様変わりしてしまいました。
人生もそうであるように、10年という月日は様々な物に変化や変貌を与え、今の姿になってきたということでしょうか。「もう、昔の富津岬に戻ることはないのね・・・」という一抹の寂しさも感じる光景に、言葉無く佇む私でした。
それでも今日の青空の色は昔と同じ。このキレイな青空に励まされるよう、これからの未来を楽しく活気ある人生にできるよう、あらゆることに全力で頑張らなければという気持ちにもなります。
第一海堡と第二海堡の解説をしている看板が新しく立てられていました。
この先にも以前は海岸があったのですが・・・。
何かの案内板が根元から折れて横たわっていました。錆びの具合から見ると、かなり長い時間放置されている模様。
その右隣にも何かの案内板があった模様ですが、こちらは案内板そのものがありません。
何だか少し嫌な気分になりながら、富津岬入り口の公園の駐車場まできました。
昔は富津岬でジェットスキーに乗った後、仲間と海鮮丼を食べるために食堂に寄ったことを思い出します。
公園自体は昔とそれ程変わっていないのがせめてもの救い。
スズキマリンさんにオイル交換のために預けておいた、ジェットスキーウルトラ310Rを引き取りにいきました。
明日はジェットスキーウルトラ310Rの1回目の中間検査を千葉市で受けることになります。