カワサキ ウルトラ310Rの箱出しの様子を観察してみました【その03】

富津にあるスズキマリンさんでジェットスキーカワサキウルトラ310Rの箱出しの様子を見ています。真冬ではありますが、日差しの温もりが感じられる良い箱出し日和となっています。

ウルトラ310R

周りを覆っていた木枠が全て外され、ウルトラ310Rの全貌が明らかになりました。こうして前から見ると、なんとなくのっぺりとした感じは否めませんが、STX-15Fと比べると、同じジェットスキーということですが顔つきが全く違うと感じます。

STX-15Fは何となくマイルドな感じの顔つきに対して、ウルトラ310Rはアグレッシブな感じのする顔つきになっていて、300馬力のマッスルクラフトにふさわしい顔つきと言えるかもしれません。

ウルトラ310R

ハンドルは『レーシーな雰囲気を高めるブレース付きバーハンドルを採用』と、ウルトラ310Rのカタログにある通り、最初からバーハンドルを装備。STX-15Fの場合、大きなゴム製のパッドが付いたお世辞にもカッコいいとは言い難いハンドルが付いていたため、同じSTX-15Fに乗る仲間は、ハンドルをバータイプに交換して乗っていました。

構成しているパーツの点数はこちらのバーハンドルの方が少ないと思うため、他の機種にも標準で採用しても良さそうなものですが、カワサキさん、いかがなものでしょうか?

ウルトラ310R

ULTRA310Rのロゴデカールもピカピカです。ところでこのロゴデカール、上下に分割されて貼り付けられていて、近くで見るとハルの形状がやや角ばっているため、上下に分割して貼り付けがされているようです。

シート形状も初期の頃のウルトラシリーズと違い、『300PSの強烈な加速に対応するため、新開発したスポーツシート。シートレザーにグリップ感のある素材が採用』というカワサキのカタログにある通り、クルーザーシートのようなシートが採用され、少し触ってみると表面はツルツルではなく、ややしっとりとした触り心地で、確かに滑りにくそう。

今でもそうですが、水の上を走行するジェットスキーのシートは、ビニール素材のツルツルシートが多く採用されているため、波のある場所やブイを回ったりしているとどうしてもお尻がずれたりして、しっかりと体をホールドすることができませんでした。

そのため、ジェットスキーのレースに使われている船体のシートは滑りにくい素材に必ず交換されていて、アフターパーツとして市場にも出ています。

ただ、あまりグリップの強いシートカバーを使っていると、ウエットのお尻が早期に磨耗して破れたり、海パン1枚で夏に乗ったりした時、太ももの内側が擦れてヒリヒリしたもの。

そんなことを思い出しながら、このシートを見ていました。ちなみに今は海パン一枚でジェットスキーに乗ることはありません。最近はお肌の曲がり角をとうに超え、紫外線は敵だと思っているへタレアウトドアマンのため、真夏でもウエットの上下(長袖・長ズボン)は欠かせません。

これに顔が白くなる位に日焼け止めを塗り、真夏の紫外線対策をしています。最近は仲間も日焼け止めを塗ったり、長袖のウエットを着るなど、確実に『紫外線敵視友の会』の会員は増えつつあります。

ウルトラ310R

ウルトラ310Rの2015年モデルと2014年モデルの違いは、ロゴデカールの違いと、スポンソンが緑色になったことくらいで、エンジンやハルなどに大きな変更点はありません。スポンソンは別に黒でも良かったと思うのですが、2014年モデルとの差別化のため、色を変えたようです。

しかしこのスポンソン、かなり大型のものが取り付けられていて、STX-15Fのスポンソンとは出幅も長さも違います。

ウルトラ310R

犬がのんびりと日向ぼっこをしている中、作業は続きます。何をしているのかと言えば、お客さんに納艇をするまでの間に傷が付いたりしないよう、養生するための保護テープを貼っているようです。

ウルトラ310R

こんな感じで特に傷付きやすい周りをテープで覆っていきます。スズキマリンさんに置いてある納艇待ちのジェットスキーには同じように養生テープが貼ってあります。これはメーカーが施しているのだとばかり思っていましたが、スズキマリンさんが施していたようです。

これは購入する人にとっては嬉しいサービス。誰しも傷の付いた新艇など購入したくはないですからね。このようなちょっとした気遣いができるあたりが、信頼されるジェットスキーショップたる所以なのでしょう。

ウルトラ310R

こんな感じでフロントのハッチ、バンパー部分をキレイに養生していきます。見るからに新艇という感じがして、見ていて気持のいいものです。

ウルトラ310R

サイド部分もキッチリと養生されています。

ウルトラ310R

フロントハッチの内側の様子で、ここはSTX-15Fとかなり造りが違います。STX-15Fの同じ部分には、水が入りにくいように大きめのリブが立っていたのですが、ウルトラ310Rのハッチにはありません。「これじゃ水が入ってしまうのでは・・・」と思ってしまいます。

ウルトラ310R

そう思って聞いてみると、やはりこのストレージボックス内に水はそれなりに入るようです。ですから、このストレージボックス内に何かを入れる際には、防水対策をして入れた方が良さそうです。

ウルトラ310Rの箱出し作業はまだまだ続きます。

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