ジェットスキーウルトラ310Rのオイル交換をしました
私の所有しているウルトラ310Rも納艇から半年が経過し、アワーメーターが20時間になりました。本来であれば10時間程で初回のオイル交換をする予定でしたが、なかなか時間が取れず、伸び伸びになっていました。
そこで今回河口湖へキャンピングカーでジェットスキーを載せたトレーラーを牽引していくため、その前にウルトラ310Rの購入店であるスズキマリンさんでオイル交換をしようと思います。
キャンピングカーの走行距離は162,130kmからスタート。
途中、スーパーに入っているパン屋さんで買ったカレーパンをかじりながらスズキマリンさんのある富津岬を目指します。
パン屋さんのパンってコンビニなどのパンに比べれば若干お値段が高め。このカレーパンも1個170円と、コンビニで売っているパンより50円程高い価格。
しかし食べてみるとその差は歴然で、パンの外側はカリカリで中はしっとり、カレーも程よい辛さでコンビニのパンのように全体がしっとりとしていて歯ごたえのないカレーパンとは違います。「コレが価格の差なのかなぁ~、やはりちょっといいものはお値段が高いのね」と、妙に納得。
最近はトラックのテールランプが気になります。コレもなかなかクールな感じのテールランプ。
軽くガソリン価格もチェックしておきます。
出光のセルフではないガソリンスタンドのガソリン価格は、給油プリカ価格で・・・
レギュラー・・・124円/L
ハイオク・・・・135円/L
軽油・・・・・・104円/L
トヨタのアルファードが前を走行していましたが、トヨタの車作りは本当に万人受けするような感じで作っていると感じるところ。よく言えば無難にキレイにまとまっていて、悪く言えば面白みに欠けるということか。それにしてもこのテールランプ周りのデザインは秀逸で、いつ見ても「キレイにまとまってるなぁ~」と思わせるものがあります。
次のセブンイレブンと同居しているエッソのセルフスタンドのガソリン価格は、メール会員価格で・・・
レギュラー・・・126円/L
ハイオク・・・・137円/L
軽油・・・・・・105円/L
という価格。
こちらは富津岬に行く海岸線の道の途中にある出光のセルフスタンドの価格で、給油プリカ価格ながらレギュラーガソリンが118円/Lと、かなり安い価格。
今日は天気も良く、海沿いの道を気持ちよくジェットスキーを載せたトレーラーを牽引したキャンピングカーで走ることができます。
スズキマリンさんの近くまできました。
左側は旧店舗で、右側が新店舗と艇庫があるスペースとなり、右側の駐車スペースは広大で、トレーラーを牽引した車両でも場内でぐるりと回ることが可能。
新店舗は2015年の初めに出来たばかりなので非常にキレイでショールームもあります。
ウルトラ310Rのオイル・オイルエレメントの交換は旧店舗側で行うので、旧店舗側にトレーラーを駐車。
新店舗脇の艇庫スペースにはジェットスキーを載せたトレーラーが整然と並べてあり、よく管理されている様子が分かります。
全体像はこんな感じ。
ショールーム内にはジェットスキーのハイシーズンのため、ジェットスキーの展示品は完売のようで、代わりにSEA DOOの大きなバギーが納車準備をしていました。
ここからは本題のウルトラ310Rのオイル交換作業の様子を見ていきます。まずはシートを外し、水道ホースをジェットスキーの後部にある水洗口に接続。
エンジンを掛けた後に蛇口を開き、エンジンをしばらく回してオイルの温度を上げていきます。こうすることでオイルが柔らかくなり抜けやすくなるということ。
ウルトラ310Rのアワーメーターはちょうど20時間。
オイルを吸い出すオイルチェンジャーマシンをウルトラ310Rの脇に置きます。
オイルゲージの挿さっていたパイプにオイルチェンジャーから伸びる細いホースを挿し、これで準備は完了。ジェットスキーのエンジンはその構造上エンジンの下からオイルを抜くことが出来ないため、このようにオイルゲージからエンジン内部のオイルを抜くことになります。
ここから手動でオイルチェンジャーのハンドルを上下させてオイルを抜いていくのかと思いきや・・・
エアコンプレッサーから伸びるホースをオイルチェンジャーの上部に接続し、エアコンプレッサーから出る空気を使って自動でオイルを抜くようです。
さすがにジェットスキーショップだけあってオイル交換もシステム化されているようで、非常に見ていて手際がいい感じ。
「シュ~」という音と共にオイルチェンジャーのタンクに古いオイルが吸い出されて溜まってきました。
作業中はこんな感じで、オイルが抜けるまでは特に何もすることがなく、その間に他の仕事ができるという何とも効率的な作業方法となっています。「さすが老舗ジェットスキーショップ、作業工程に無駄がないな」と思わせる光景です。
その間、交換する新品のオイルフィルターや工具などを準備していきます。
まだまだ古いオイルが抜けていきます。オイルチェンジャーに付いている白い線のような部分1つが約1Lということなので、現在2L程抜けていることになります。
完全に抜けば5L程抜けるということですが、構造上全てのオイルをオイルゲージのパイプから抜くことは出来ず、本当に全量抜くのあればエンジンを分解しないといけないとのこと。
シュ~という音がする中、4L弱までオイルが抜けてきました。
最終的には4Lと300cc程のオイルが抜けました。多少エンジンオイルが減っているということですが、むしろ減っている位の方がちょうどいいとのこと。
理由は、エンジンを常に全開走行に近い状態で運転しているとエンジンオイルが減り、逆にあまりアクセルを開けない状態で運転していると未燃焼ガスがオイルに混入し、逆にオイルが増えてしまうらしいです。
そうなるとガソリン成分でオイルが希釈され、オイルの粘度が低下するためエンジンにとってはよろしくないのだとか・・・。
「やはりジェットスキーはしょぼしょぼ乗るのではなく、全開走行をどんどん楽しむのが正しいスタイルなのね」と、妙に納得した次第。
オイルが粗方抜けたら今度はオイルフィルターの交換。
古いオイルフィルターを外すのですが、コレが意外に大変そう。エンジンの低い位置に付いているオイルフィルターを外すため、作業される方も体勢がキツそう・・・。
外した古いオイルフィルターはゴミ置き場へ。他にも古いオイルフィルターの仲間がいました。
オイルフィルターを交換する際、どうしてもジェットスキーの船体内にオイルが漏れてしまうのですが、スズキマリンさんの作業をされる方がキレイに拭いてくれました。
もちろんオイルフィルターを交換する前に、船底に漏れたオイルを受けるためのペーパータオルのようなものを敷くことも忘れてはいません。
翌日河口湖でウルトラ310Rに1日中乗った後にエンジンルームを点検しましたが、オイルの汚れのようなものは見えませんでした。相当キレイに丁寧に拭き取ってくれたようです。
このような細かい気遣いがやはり老舗ジェットスキーショップだと思わせるところ。作業も非常に丁寧で、ジェットスキーを大切にしている私にとっては嬉しい限り。
最後に新しいオイルを規定量入れ、オイルゲージで量を確認して作業は完了。
シートを閉める前に各部の点検をして頂きました。特に異常のある場所は無さそうで、これでまた安心してウルトラ310Rに乗ることができそうです。
こちらはスズキマリンさんの新店舗の中。ウエットスーツやライジャケ、グローブ等、ウェア関連の展示も充実しています。何より新しい店舗のため各部が清潔でとてもキレイ。気持ちのいいジェットスキーショップになっています。
オイル交換の後は河口湖へ向かうのですが、その前に富津岬の様子を見ておきたくて先端の展望台のある場所に来てみました。
金曜日の平日とあって人かげはあまりありません。
海面にはSTX-15Fが浮かんでいました。
先端部分は砂浜が侵食されてほとんど無い状態。
新しく『富津岬 歴史観光案内板』が設置されていました。
第一海堡(かいほう)・第二海堡(かいほう)の解説が書かれていました。
『明治14年から大正10年にかけて、旧陸軍省により、富津岬と横須賀の観音崎を結ぶ東京湾口に首都防衛を目的とした3つの海堡が建設された。
中でも水深40mの海中に建設が進められていた第三海堡建設工事は、海洋港湾工事の中で世界最先端の工事であり、世界的に見ても注目を浴びていた。
巨大な経費と時間を要した砲台だったが、実戦として弾が発射されることはなかった。
その後、第三海堡は航路の安全を図るため撤去工事が行われ、第一・第二海堡については東京湾の海門でありランドマークとなっている。〈上陸不可〉』
海堡とは・・・人工島の上に砲台を備えたもの。ということで、当時の軍事設備だった様子。
その第一海堡近くの海上ではヘリコプターが空中に静止していて、「本当にあんなにピタリと空中に静止できるのね」と思ってしまいました。風がそこそこ強めに吹いているため、静止するのはさぞ難しいと思うのですが、スゴイ操縦技術です。
昔は本当に富津岬でジェットスキーによく乗りました。こうして遊びに来ることはあるのですが、ジェットスキーに乗ることはなくなりました。
ただ、このキレイな海を見ていると、また富津岬でジェットスキーに乗ってみたいなぁ~とも思います。
この後、東名高速道路を使って河口湖へ向かうのですが、途中の道が渋滞しているようです。
夏の入道雲が空に広がり、まだまだ夏は続いているようです。