ジェットスキーのドラッグレース『ザ・デュアル・ドラッグ in 江戸川 ROUND-15』を見に行きました【その03】
今回は2017年10月15日(日曜日)に千葉県市川市のMGマリーンで開催されたジェットスキーのドラッグレース、『ザ・デュアル ドラッグ in 江戸川 ROUND-15』をキャンピングカーで見に行った時の様子をご紹介。
再び桟橋(ポンツーン)付近にやってきた私。少し空が明るくなったような気がしますが、雨は降り続いています。
ランナバウト120クラスが始まりました。やはり過給機の装備されているジェットスキーは加速もコーナーリングワークも、過給機無しエンジンを搭載しているジェットスキーとは別物。
この辺りのクラスからジェットスキーのドラッグレースも見応えあるヒートになってきます。
とりあえず自分の陣地でもあるキャンピングカーへ帰ります。相変わらず雨は降り続いており、足元がぬかるんでいます。何気なしに持ってきていた長靴が大活躍。この中をスニーカーで歩き回ると、靴がダメになりそう。
そう言えば最近は釣りやジェットスキーなどのフィールドで長靴を愛用する時間や機会が多くなったような気がします。以前は長靴などジジくさくて嫌だと思っていたのですが、やはりこの利便性というか機能性には勝てないのと、自分がおっさんになったので、何となく「もう何でもいっか~」という気分になっているのも事実。
歳はとりたくないものです・・・(苦笑)。
「俺も20歳若ければ、あの人達のようにジェットスキーのドラッグレースに出場していたかもしれないな」という思いも交錯。
ポツンと駐車してあるキャンピングカーまで長靴で草をかき分けて帰ります。空には厚い雲が垂れ込め、キャンピングカーの向こう側には晴れていれば見えるはずのスカイツリーの姿も今日は見えません。
そんな中、ランナバウト120クラスのヒートが続きます。私の愛艇でもあるカワサキのウルトラ310Rも何艇か出場していました。
ただ、このSEA DOOとの対戦となると、最初の直線部分では互角もしくはそれ以上のスピードで引き離すのですが、コーナーリングにおいてSEA DOOの先行を許し、そのままゴールまで逃げ切られるという展開がほとんど。
ヤマハのランナバウトとの対戦においてもそれは同じで、やはりコーナーリング特性に優れているSEA DOOが他を圧倒している感じ。
事実、ランナバウト120クラスのリザルトは・・・
1位・・・SEA DOO RXP-X300RS
2位・・・SEA DOO RXP-X260RS
3位・・・ヤマハ FZR
という顔ぶれで、そこにカワサキのウルトラ310Rの姿はありませんでした。15年以上前にSEA DOO XP(SPX)がレースシーンを席捲した状況の再来が、SEA DOO RXP-Xによって実現されています。
やはりVハルという安定感を捨ててでも獲得したコーナーリング特性が功を奏し、現時点ではSEA DOOに敵無しといった感じですかね。
これではどちらかと言えばレジャー&ラグジュアリーを重視したカワサキ・ヤマハが勝てないのも当然。ただ、両社のマーケティング戦略もあながち間違いではなく、当然ジェットスキーを楽しむ人口はレースユースの人口よりレジャーユースの人口の方が遥かに多い訳で、レースシーンで勝てなくても特に問題は無いのかも知れません。
レースでの勝利を意識するあまり、一般の消費者が扱いづらい製品ばかりを開発していれば、やがて販売量が低下し、製品自体の存続が危うい状態にもなるため、現在のSEA DOO一人勝ちの状況も、これからのジェットスキー業界の発展においては良い面もあるに違いないと私は分析しています。
ランナバウトクラスのコーナーリング勝負の場面において、同時にブイに2艇が進入すると、2つの派手な水しぶきが上がり、見ている方は面白いもの。
対岸では消防自動車の放水実習?も行われている模様。
今年のジェットスキーのドラッグレース、『ザ・デュアル ドラッグ in 江戸川』も目玉は何と言ってもこの、カワサキの新型4スロークシングルジェットスキー、1500SX-Rでしょう。
私も何度か乗っていますが、「久しぶりにシングルジェットスキーがまた欲しいなぁ~」と思わせるジェットスキーです。
コチラはただ者ではないような感じのSEA DOO RXP-X。
やはりコーナーリング勝負になるヒートは見ていても楽しいですね。
お昼過ぎにいつもの仲間が到着。もう20年以上も一緒にジェットスキーを楽しく乗っている仲間で、今回はお互いの予定が合い、『ザ・デュアル ドラッグ in 江戸川 ROUND-15』を共に観戦。
テーブルが無いので、何故か仲間が持っていた風呂の敷物の上にお昼ごはんのラーメンやお弁当を置き、食べながらの観戦となりました。