カワサキ新型ジェットスキーSTX160の動画を詳細に検証
カワサキから2020年に新型ジェットスキーが販売されるかも知れないという動画の情報を入手しました。
※注)USカワサキの動画のため、日本国内で販売されるかどうかは不明。ただ、カワサキは日本のメーカーなので、日本国内で販売しないというのはあまり考えられないため、間違いなく日本国内で販売されると私は踏んでいます。
その動画を詳細に解析(←大袈裟・・・)し、どのようなジェットスキーなのか、チョイと先取りしてみようかと。
『ALL-NEW2020 JET Ski STX160』ということから、現在販売しているSTX-15Fの後継機もしくは全くのニューモデルということか。
エンジンは1,498cc『INLINE 4-CYLINDER ENGINE』+CLASS-LEADING POWER & ACCELERATIONという表記があり、直訳すると『インライン4シリンダーエンジン+クラス最高のパワーと加速』ということらしい。
このエンジンは現行のカワサキ4サイクルエンジン搭載ジェットスキーに漏れなく載っているエンジンで、性能や信頼性はお墨付き。カワサキもこのエンジンを使い倒すことで、コストも大幅に抑えることが出来ると思われ、まだまだこのエンジンを製造し続けるつもりみたい。
続いては、『HIGH PERFORMANCE HULL』+EXCELLENT STRAIGHT-LINE STABILITY & NIMBLE HANDLINGという表記があり、直訳すると『高性能ハル+優れた直線安定性と軽快な取り扱い』ということらしい。
ということは、STX-15Fとは別の新しい船体を開発したということなのでしょうか?しかし船体に関してはアンダーハル等の詳しい画像も記述も無いため、実際に発売されるまでは秘密なんだと思われます。
動画だけを見るとなかなか軽快そうで、もし日本で発売されるのであれば、春先に各ジェットスキー販売店で開催される試乗会の目玉になりそうな感じ。
さらには『NEW ADJUSTABLE ELECTRONIC CRUISE CONTROL』とあり、直訳すると『新しい調整可能な電子クルーズコントロール』ということで、遂にこのクラスにも上位機種同等のクルーズコントロールが装備されることに。
日本国内ではあまり必要のない装備品ですが、アメリカ等の対岸が見えない程広い湖や川で乗る場面においては、クルーズコントロールも意味があるように思えます。
まぁ、そもそもジェットスキーの主要マーケットはアメリカなので、日本で使わない装備品が搭載されても文句は言えないのですがね・・・。
とうとう『NEW JETSOUND BLUETOOTH AUDIO SYSTEM』という表記がされており、直訳すれば『新しいJETSOUND BLUETOOTHオーディオシステム』ということで、音楽を聴きながらジェットスキーに乗れる装備品が付くとのこと。
コレ、私が嫌いな装備品のひとつなんですよね。もともとジェットスキーのエンジン音等でそこそこ煩いゲレンデに、自分の趣味とは違う音楽の大音量を響かせて走行するジェットスキーはどうも好きになれません。
そもそも論として、ジェットスキーの最高の音楽は、エンジンの奏でるエキゾーストノートだと昔から頑なに思っている私は、音楽を聴きながらジェットスキーに乗るのは邪道だと感じています。
まぁ、人それぞれ好みがあるので、仕方のないことだと思いつつも、ジェットスキーのエンジン音だけのゲレンデの方が好ましいと思う私でした。
左右にスピーカーが付き、センター部分にオーディオシステムが入るみたい。
続いて『NEW SLIDE & LIFT REAR SEAT FOR EASY STORAGE ACCESS』ということで、直訳すると『簡単に保管できる新しいスライド&リフトリアシート』となり、物入れを簡単に使うことが出来るようになりました、といったところか。
ツーリングの際に荷物の出し入れが容易になるよう、考えられた模様。
続いて『SLEEK & DYNAMIC NEW STYLING』+NEW NOSE GRILL,UPPER DECK,MIRRORS & HANDLE PADということで、直訳すると『滑らかで躍動的な新しいスタイリング+新しいノーズグリル、アッパーデッキ、ミラー&ハンドルパッド』ということになり、アッパーハルのデザインをかなり洗練されたものにしている模様。
まだ現物を見た訳ではありませんが、動画だけを見る限り、現行のSTX-15Fより船体のデザインがシャープになっているような感じはしますね。
続いて『NEW LXURY SEAT』ということで、直訳すると『新しい高級シート』ということになり、段差の付いたラグジュアリーシートが新たに採用される模様。
続いて『NEW TWO-TONE DECK MATS』ということで、直訳すると『新しいツートーンデッキマット』ということですかね。「細かい点だけど、デッキマットも頑張ってみたよ!」って感じかな(笑)。
続いて『COMFORTABLE RIDING POSITION』MORE LEGROOM TO BEND KNEESということで、直訳すると『快適なライディング位置 膝を曲げるためのより多くの足元の空間』ということになり、長時間のツーリングでも身体が疲れにくいということをアピールしたいと思われます。
しかしジェットスキーは海外の方が乗ると本当に『サマ』になりますね~。これが日本人の小太りの髭ズラお兄さんであれば、爽やかなイメージとは程遠い感じになり、宣伝用の絵としてはよろしくないのでしょうね・・・。
続いて『COMFORT HANDLE GRIP』ということで、直訳すると『快適なハンドルグリップ』ということになり、ハンドルグリップの形状や材質を改善し、握りやすいハンドルグリップにしたということでしょうか。
カワサキジェットスキーの純正グリップは10年以上変更無しの状態が続いたため、小さなことですが、グリップの変更があったというのは意外に大きなトピックスかもしれません。
続いて『LIGHTER THROTTLE LEVER』ということで、直訳すると『より軽いスロットルレバー』ということになり、スロットルレバーが軽く引ける機構になったということ。
これは想像するに、ついにこのクラスのジェットスキーにも『電子スロットル』が導入されたということでしょうか?カワサキの公式カタログはまだ完成していないため、想像の域を出ませんが、電子スロットルが導入されているのであれば、これはなかなかの進化。
というのも、私が現在所有している1500SXRは電子スロットルがではないため、スロットルレバーが非常に重いという欠点を抱えているため。
コレが電子スロットル化されていればさぞかし軽快に操作出来るであろうと思うと、非常に面白いジェットスキーだけに残念です。
などと愚痴っていても仕方ないので、続いては『35 GALLONS OF CLASS-LEADING STORAGE』ということで、直訳すると『35ガロンのクラス最高のストレージ』ということになり、35ガロンというと130L程の容量がある物入が付いているということ。
フロントに加え、センターにも。
さらにリアにもあり、合計3ヵ所の物入で130L相当の荷物を入れることが出来る仕様のよう。
続いて『20.6 GALLONS』OF CLASS-LEADING FUEL CAPACITYということで、直訳すると『20.6ガロンのクラス最高の燃料容量』ということになり、約78Lのガソリンタンクを搭載しており、「この容量はこのクラスのジェットスキーの中では最高に多いですよ」と謳っています。
さらに『NEW TWO-STEP REAR GRAB BAR』(新しい2段階のリアグラブバー)、『NEW EXTENDED RETRACTABLE RE-BOADING STEP』(新たに拡張された格納できる再搭乗用ステップ)という表記もあり、シート後部に取り付けてあるグリップや、リボーディングステップも新設計のよう。
続いて『NEW EXPANDED REAR PLATFORM AREA』ということで、直訳すると『新しく拡張された後部乗降口(乗降場所)』ということになり、現行モデルのSTX-15Fよりジェットスキー後部から乗り込み易くなっているということか。
こうして見ると、カワサキの新型ジェットスキー『STX160』は新しいデザインや機構をふんだんに取り入れ、スタイリングもシャープでカッコ良さそう。
STX160LXにラグジュアリーシートやオーディオシステムが付くと思われます。
さらに、STX160Xというタイプもあり、コチラのカラーは微妙な感じですね。
STX160というモデルもあり、コレが一番安価なモデルということでしょうか?色は赤色の方がキレイで目立つ色だと思います。
発売前なので、価格を勝手に予想してみます。現行のSTX-15Fの価格が1,372,800円(本体価格1,248,000円、消費税124,800円)なので・・・
STX160LX・・・165万円(税込)
STX160X・・・155万円(税込)
STX160・・・150万円(税込)
というような価格帯になると予想します。本当は各機種5万円程安価な方が良いとは思いますが、新機構や開発費用等を含めると、上記の金額辺りになるのではないかと思っています。
それでも、安価なSTX-15Fはエントリーモデルとして残し、継続販売して欲しいと私は思っています。
YouTubeの動画はコチラになります。
以上、カワサキの新型ジェットスキーSTX160シリーズの動画紹介及び機能説明&価格予想でした。久しぶりのカワサキの新型ランナバウトタイプのジェットスキー、発売が楽しみですね。