電動ジェットスキーの未来がすぐそこまで来ている!?

先日ニュースを見ていると、欧米や中国が10~15年後までにガソリンやディーゼルエンジン搭載の新車販売を禁止する動きをしているということでした。

各国の動きと今後の予定

中国・・・2035年に新車販売される車を全て電気自動車(含むハイブリッド車)に
イギリス・・・2030年までにガソリンとディーゼル車の新車販売を禁止
アメリカ カリフォルニア州・・・2035年までに内燃機関エンジン車の販売をゼロに

というような感じで、これらの国々は10~15年後には内燃機関を有する新車を、事実上販売することができなくなるとのこと。中国はハイブリッド車を販売することは可能らしいですが、それ以外の国は電気自動車の新車しか販売できません。

10~15年後と言われればもうすぐそこまで来ている気がします。30~50年後だと言われれば、その頃には自分の寿命も尽きているだろうからと、それほど気にはしないのですが、後10~15年と言われればまだまだ車を運転しているし、下手をすればジェットスキーにも乗っているかもしれない。

電動ジェットスキーへの夢が一気に近付いた気がする

内燃機関を有する自動車の新車販売が禁止されるとなれば、エンジンで動く船舶(ジェットスキー)等も当然規制の対象になると思います。自動車ほど保有台数がないとは言え、車に多少遅れても規制の波が押し寄せるのは間違いありません。

今でも電動のサーフボードが10社以上のメーカーから販売されていることを見れば、ジェットスキーが電動化されるのも時間の問題ではないかと思ってしまいます。

ジェットスキーが電動化された時のメリット・デメリット

ジェットスキー電動化のメリット
・モーターとバッテリーと制御回路だけのシンプルな構造ゆえ、部品点数が少なく軽量のジェットスキーが造れる
・軽量のため、自動車のテスラのようなトンデモナイ加速をするジェットスキーが出てくる可能性がある
・モーターなのでインペラの逆転もスイッチひとつで簡単にでき、2021年モデルのSea Dooの逆回転モードが全てのジェットスキーに搭載可能に
・エンジンオイルの交換や、混合ガソリンを作る手間、ガソリンを補給する手間が不要
・ただでさえ携行缶にガソリンを入手しづらい昨今、ガソリンを準備しなくていいのは大歓迎
・エンジン音と排気音がしないめ、非常に静かなジェットスキーができる
・パーツ点数が少ないため、安価にジェットスキーを製造できそう(願望)
・エンジンと違って構造が複雑ではないため、故障の確率が格段に低下。維持費の軽減にもつながる
・マフラーやエンジンブロックを冷却しなくて済むため、それらの冷却回路が不要(モーターの冷却は必要だが、エンジンやマフラーを冷却するより簡素な構造になるハズ)

ジェットスキー電動化のデメリット
・大容量バッテリーの充電をどうするかという問題。ジェットスキーを高速で航行させるためのバッテリーは巨大になるため、ジェットスキーから簡単に取り出して充電するのは難しいかもしれない
・水と電気という相性の悪い組み合わせになるため、漏電対策が必須
・エキゾーストノート(マフラーから出る排気音)が好きな人(私もそう)には、静かすぎて物足りない。(その場合は悪名高きジェットスキー用スピーカーからエキゾーストノートを出します?)

電気自動車を本格的に普及させるには、街中の充電スポットを充実させる必要がありますが、ジェットスキーも同じで、ゲレンデで充電できる設備が整わなければ、結局はゲレンデでエンジン式発電機を回し、充電をするという本末転倒なことになりかねません。

ただ、ジェットスキーは車と違い、毎日使う訳ではないため、自宅に置いておく場合は小型のソーラーパネルを繋いでおき、空っぽになって帰宅しても、次の週末には充電が満タンになっているというのもいいですね。

ガソリンエンジンの場合はいくら放置していても自然にガソリンが満タンになっているということはないため、電気式ジェットスキーがソーラーパネルで充電できるのであれば、コスパに優れたレジャーになりそう。

この前街中で電動式スクーターに遭遇しましたが、かすかな「ウィ~ン」というモーター音だけがして横を通り抜けていき、「あっ!電動ジェットスキーができたらこんな静かに走るんだな」ということが少しイメージできました。あれだけ静かであれば水辺の暴走族というイメージも少しは払拭できるかもしれません。

ほぼ無音で水上を「ショワ~ッ」と航行するジェットスキーを想像してみると、異次元の乗り物に乗っているような感覚がヤミツキになりそうな予感もします。

それにしてもあまりにも急速に電動化が進んでいるようで、何だか内燃機関を有する乗り物に乗れるのはあとわずかなのではないかという気がしています。あと10年もすれば、2サイクルエンジンのジェットスキーは化石扱いで、4サイクルエンジンのジェットスキーもそれに近い扱いになるのでしょうか。

そう考えると、何だか今持っているジェットスキーをビンテージ(エンジンにおいて)ジェットスキーとして大切に維持していきたいという気持ちになります。今年買ったばかりのディーゼルエンジン搭載のハイエースも、何だか時代遅れのような気がしてしまうのも、なんだかなぁ~・・・。

電気式だけに、いろいろな意味で『シビれる』ジェットスキーができそうな気がして、何だかワクワクしてきますね。

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