ウルトラ310Rの進水式&キャンピングカーの中で『至福』の時間・・・
霞ヶ浦大山スロープゲレンデにカワサキウルトラ310Rの進水式に来ています。
陸上でのエンジン始動も無事完了し、フルドライスーツに着替えてウルトラ310Rを霞ヶ浦の湖面に降ろします。
フルドライの中には、スウェットの上下とフリースを着込んでいるのですが、水温5℃の水中はさすがにそれでも冷たく感じ、昔はこの水温でもウエットスーツで乗っていたんだと思えば『若かったんだなぁ~』の一言。
今同じことをしろと言われてもそれは無理。あの頃は真冬でもドライスーツを着るという発想自体がありませんでした。
そんなことを思いながらいつもより深めにジェットスキーを載せたトレーラーを沈めていきます。ウルトラ310Rがやや湖面に浮く位までトレーラーを沈め、あまり力を入れなくてもレールから降ろせるようにします。
ようやく湖面に放たれたウルトラ310Rの様子。トレーラーの上ではびくともしない重量級のジェットスキーですが、水の上に出れば指一本で軽く動かせるのが面白いところ。
トレーラーを水から引き上げ、早速ウルトラ310Rのシートにまたがりエンジンを始動。先程陸上でエンジンは掛けているので、今度は1回でエンジンが始動します。
まずはアイドリングスピードのまま5分間程航行し、エンジンオイルやエンジンブロックなど、各機器を十分に暖気していきます。
水温が低い(5℃)のと早朝のため気温が低い(約5℃)ということもあり、入念な暖気運転が必要となります。
ならし運転中のため、このままアクセルを徐々に開けていき、全開運転をする訳にはいかず『そろりそろり』とアクセルを握ったり離したりしながら、ならし運転を進めます。
以前乗っていたSTX-15Fのならし運転は真夏の海で行いました。確か飯岡海岸という波の荒い海岸で、今思えばならし運転にしてみれば過酷な条件だったと思います。
家族と一緒に出掛けていたため、お昼過ぎにはならし運転をさっさと完了させ、全開走行を楽しんでいた記憶があります。
エンジンオイルやプラグをマメに交換していたため、エンジンは最後まで絶好調で、8年経過した時でもメーター読みで時速100km/hは出ていました。
あれから8年。ジェットスキーは加給器付きのランナバウトがスタンダードになり、エンジン馬力も飛躍的に向上し、耐久性もアップしていると聞きます。
このウルトラ310Rも、ノーマル状態ではエンジンの安全マージンをかなり多く取っているとのことなので、無理なチューニングを施したりしない限り壊れないのではないかと思っています。
しかし真冬のならし運転は過酷です。フルドライの下にしっかり着込んでいても、のんびりとしかジェットスキーを運転できないため、身体が温まりません。
厚手のグローブをしている指先も『ぬくぬくキット』が装備されている訳ではないため、かじかんできてしまいます。
とりあえず最初の1時間は回転数を2,500rpm~3,000rpmを上限に、ゆっくりとしたスピード(時速30km/h前後)で航行しました。
あまりの寒さにとりあえず一旦岸に上がることにしました。アンカーにしっかりとウルトラ310Rを繋ぎ、キャンピングカーの中に避難します。
太陽の光に照らされたキャンピングカーの中は暖房をつけなくても十分に暖かく、ほっとします。
今日はコーヒーを持ってきているため、ファミリーマートのコーヒーカップに入れてコーヒーを飲むことにします。このファミマのカップ、熱い飲み物を入れても持つことができるような構造になっているため、1回使って捨ててしまうのは勿体無いと常々思っています。
自分用であれば問題ないため、コーヒーを購入し、空になったカップは洗ってとっておいて、コーヒーを淹れる時に使おうかと思っています。
キャンピングカーの後部にガスコンロを置き、防火のために自作のカバーを設置し、お湯を沸かします。キャンピングカーに装備されている既存のコンロの火力が弱いため、最近ではもっぱらカセットコンロを愛用。
コーヒー一杯分のお湯であれば、それこそ1分そこそこで沸いてしまうので重宝しています。
こんな感じでファミマのカップにコーヒーを淹れていきます。セブンカフェのカップも同じような構造のため、今度からは捨てないで再利用しようと思いました。何度か使ってダメになれば捨てればいいだけで、新しいカップを買うコストを抑えられます。
キャンピングカーの中にコーヒーの香りが漂い、なかなかいい感じです。
少し曇っていますが、アクリルウインドの外にはウルトラ310Rの姿が見え、外は寒風が吹いていますが、ここは別世界。外を眺めながらゆっくりとコーヒーを飲む。
これを『至福』の時間と言うのでしょうか。
日頃のストレスから開放される貴重な時間となりました。
燃料がほぼ満タンでこのような感じの喫水状態で、STX-15Fよりウルトラ310Rの方がシートの座面が水面からは高い位置にあるような感じがします。
実際に座ってみると、シートの高さをSTX-15Fより感じるため、もう少し低くなっていればよりアグレッシブにジェットスキーを操ることができるのではないかと思うのですが・・・。
仲間が赤いスポーツカーで様子を見にきてくれました。普段ジェットスキーを牽引している車は車検のため今回はセカンドカーである『赤いカマロ』で登場です。
ウルトラ310Rのならし運転は続きます。