早春の霞ヶ浦大山スロープゲレンデ&ボールマウント延長キットの使用方法
今回は2015年3月15日の日曜日に霞ヶ浦大山スロープゲレンデにジェットスキーを乗りに行った時の様子をご紹介。
仲間が中古で購入した10年前のデリカスペースギア4WD/ATガソリン車には、昨日取り付けたばかりという新品のヒッチメンバーがピカピカと光っておりました。
「お~新品のヒッチメンバーを取り付けた車なんて仲間内では久しぶりなのでは?」と思ってしまいます。昨年日産キャラバンNV350を購入した仲間は、カワサキの新型X-2を『男の中積み』仕様にしているため、ヒッチは付いていませんでした。
ジェットスキーメンバーの中でも最近車を買い替えた人はいないので、本当に久しぶりの新品ヒッチメンバーのお目見えとなりました。
で、トレーラーはいつものAQトレーラー(私と同じトレーラー)で、これまた変わりなく、カワサキの800SX-RとSEA DOO RXP-X260RSを載せてきています。
800SX-Rは数年前に自分で全塗装をしたみたいで、今でもかなりキレイな状態を保っています。ジェットスキーでも車でもそうですが、マメに手入れをすれば長持ちするという見本みたいなもの。
と、いつもの800SX-Rだと思っていたら、いつの間にか1100SX-Rにグレードアップしていました。今ジェットスキーのスタンドアップ界では最もホットな改造として有名な、1100エンジンへのスワップが行われていました。
「うぉ~いつの間に~」と思ってしまいますが、オーナー曰く、「最近はポン付けできるキットが豊富に販売されているので、案外簡単だったよ」ということで、カワサキの800SX-Rに1100エンジンを載せるのはレースシーンではポピュラーな方法になっているため、アフターパーツも豊富にあるとか・・・。
「スゴイ時代になったものだ・・・」と呟くしかありません。
ジェットスキーに加給器が付き、立ち乗りの4ストマシンもマイナーながらあり、さらに2気筒の2ストエンジンに飽き足らず、3気筒の2ストエンジンを積んだジェットスキーがシングルのレースシーンを牽引するなんて、20年前には想像すらできませんでした。
いつまで経っても4ストエンジンのシングルジェットスキーを発売しないカワサキに業を煮やしたレーサー達がたどり着いたのが、3気筒の2サイクルエンジンを搭載するという方法。
確かにこれであればシングルジェットスキーの狭いエンジンルームに収まることと、4ストエンジンに比べて絶対的なパーツ数が少ない2ストエンジンは重量も軽く、今はコレ以外考えられないといったところか。
しかしその先を考えると、2ストエンジン並の軽量小型4ストエンジンが開発されれば、やれスーパーチャージャーだ、ターボだとまたまた熾烈なアフターパーツの開発競争が始まりそうな予感もします。
そんなことを考えさせられてしまう、カワサキ800SX-Rから1100SX-Rへの換装エンジンの姿でした。
こんな感じの手書きのフューエルコックの位置表示もなかなか泣かせる光景で、手作り感いっぱいの仕上がりとなっています。
さらなる今回の新兵器は、このヒッチメンバーの延長シャフト(ボールマウント延長キット)。
これはどうやって使うのかと言えば・・・。
まずはトレーラーを車側から切り離し・・・。
次に車側のヒッチボールが付いているパーツ(ボールマウント)を外し・・・。
外した部分に延長ポールを差し込んでピンで留めます。
延長ポールの先には先程車両側から取り外したヒッチボールの付いたボールマウントと呼ばれるパーツを取り付け、ピンで抜けないように留めます。
これでヒッチメンバーの延長は完了で、これがあれば必要以上に車を湖に浸けなくて済むため、車軸やデフ関係に水が回るのを防ぐことができます。
曇りがちな天候でしたが、お昼過ぎには一時晴れ間も見え、太陽が顔を出すととても暖かく、いよいよ春本番、ジェットスキーの季節が到来していることを感じます。
霞ヶ浦大山スロープゲレンデにジェットスキーヤーの姿も徐々に増え、水面が賑わう季節もすぐそこ。
今回もコンビニコーヒーの空き容器を使ってコーヒーを淹れることにします。しかし手鍋にお湯を入れてから気が付いたのが、ゴミが結構水面に浮いているということ。上澄みを捨てるのも面倒なため、そのまま沸かしてしまいます。
沸かしている途中でさらに気が付いたのですが、コーヒー豆を入れているフィルターがゴミを濾してくれると思いつき、「あ、ゴミが浮いていても関係ないじゃん」と思ってしまう私。
で、こんな不安定なところでセブンカフェのコーヒーカップ(再利用品)でコーヒーを淹れました。「う~ん、いい香り、ゴミが入っていてもやっぱり関係ないよねぇ~」と悦に入る私。
外ではシングルライダーの方が素晴らしいフォームでヤマハの700SJを乗りこなしています。ここまで美しいお手本のようなライディングが出来れば、さぞかしシングルジェットスキーが面白いだろうと思ってしまいます。
シングルジェットスキーがやや『キツク』なってきているため、私はカワサキのウルトラ310Rにまたがって湖面を疾走することにします。ただ、コレはコレでなかなかマッチョなジェットスキーのため、「本気で乗るとかなり疲れるんだよなぁ~」と思いつつ全開走行が止められません。
バスボートの姿も随分と見掛けるようになり、陸上でも水中でも春は確実に近づいてきているようです。