キャンピングカーに取り付けたジェットスキーのトレーラー用延長トングを実際に試してみました
霞ヶ浦に到着し、今度は先日自作したジェットスキーのトレーラー用延長トングを実際に試す時がきました。ただ、その前に今回から新たに仲間に加わったアイテムがあり、それをご紹介。
それがトレーラーに載っている手前の丸い鉄の塊。これは先日車検の際に不合格になった原因とも言えるブレーキ部品の一部。ブレーキドラムになります。
鉄の塊だけあって非常に重く、ジェットスキー用のアンカーにはもってこい。トヨタの整備士の方に「捨ててしまうのであれば下さい」と言ったところ、怪訝そうな顔をされたので「ボートを係留する際のアンカーとして使いたいんですよ~」ということで、無理を言ってもらってきたもの。
このようなトヨタ純正部品の箱に入っていて、ずっしりとした重みがあります。実は以前ジェットスキーの仲間が同じようなブレーキドラムをアンカーとして使用しており、私も欲しいと思っていたところ。自分の所有するキャンピングカーから出たものだし、捨ててしまうのなら有効活用しようかと思った次第。
延長トングを取り付けるためには、まずこのヒッチボールにトレーラーが連結されている部分を切り離さなければなりません。
あ、その前に先程のブレーキドラムにアンカーとして使用するためのチェーンを取り付けたりして、何気に今日はやることが多い一日です。
ちなみにこの場所にいろいろな重量物を載せているのは、切り離したトレーラーの前部が持ち上がってしまうのを防ぐ意味もあります。平地ならまだしも、スロープになっているため、下手をすればトレーラーがウイリーしてしまう可能性もあり、そうならないための対策という訳です。
さらにトレーラーの車輪には輪留めをし、もちろんサイドブレーキもきちんとかけておきます。
いろいろな儀式が必要ですが、ようやく準備が整い、トレーラージャッキを使ってヒッチマウントの部分からトレーラーが切り離されました。
とりあえずトレーラーの前部が浮き上がることもなく、サイドブレーキと輪留めがガッチリと効いているため、トレーラーはびくともしません。
さて、ここから「ワンタ~ッチ」と何度も心の中で唱えながらモタモタとヒッチマウントを留めているピンを外します。
ヒッチマウントが無事に外れました。ここまで何だかんだで15分程が経過しています。
キャンピングカーの中から静々と先日自作したトレーラー用延長トングを引っ張り出してきます。2mという長尺物のため、慎重にキャンピングカーの中を取り回さなければ、室内家具のアチコチにぶつけてしまい、キャンピングカー内がキズだらけになってしまいます。
実際にもう何度かぶつけており、延長トングによるキズがところどころにできてしまいました。
キャンピングカー内から取り出したトレーラー用自作延長トングを「ブスッ」と突き刺し、先端に取り外したヒッチマウントを取り付ければ、ワンタッチ取り付けは完了。
ここまで約20分ほどの時間が経過しておりますが・・・。
慎重にキャンピングカーをバックさせ、ちょうどいい位置までヒッチマウントが来るようにします。延長部分の位置関係がキャンピングカーのバックアイカメラでは把握しずらく、何度か車から降りて確認しながらの作業となりました。
無事にトレーラー用延長トングとジェットスキー用トレーラーが連結できました。
万が一外れてしまい、トレーラーだけが湖底にサヨナラしてしまわないよう、延長トング側にとりあえずチェーンを掛けておきました。
改めてキャンピングカーのリアデフを見ると、やはりかなり低い位置にあることが分かります。この位置であればタイヤの半分程が水に浸かるような使い方をしていれば、当然リアデフが半分以上水没していることになります。
再びリアデフに水が浸入し、デフオイルが白濁するようなことが無いよう、延長トングが活躍してくれればいいのですが・・・。
実際にトレーラーを霞ヶ浦に沈めてみたところ、やはり2mの延長トングの効果で、以前程キャンピングカーを水に浸けなくても済むようになりました。
以前であればマフラー部分が完全に水没していたのですが、この写真を見る限りではマフラーの先端が水面ギリギリといった感じです。当たり前ではありますが、やはり2mの延長というのは有効で、なかなか使えると思いました。
耐久性も問題ないようで、さすがに2mの延長トングなので、トレーラーを連結すると若干しなっているのが分かりますが、それも許容範囲内で、特に問題になるようなことはありませんでした。
とりあえず今回の自作延長トングは一定の効果もあり、作成して良かったと思えるものになりました。