キャンピングカーでジェットスキーを牽引して霞ヶ浦へ『釣り道具が水没!?』
とりあえず孫とおばあちゃんにジェットスキーに乗るところを見てもらったので、本来の目的であるブラックバス釣りに出ます。
やや風が強くなってきましたが、ジェットスキーの航行に支障が出る程ではなく、釣り道具の入ったクーラーボックスと竿釣を少し気にしながらポイントへ向かいます。
途中の橋は工事中。少し航路が狭く、頭上のクリアランスも少し少ないようなので、注意しながら徐行運転。
以前から気になっていたのがこのポイント。芦際のやや浅くなっているところがいかにも釣れそうな雰囲気満点。芦から少し離れたところにアンカーを打ち、早速ブラックバスを狙います。
相変わらず風は強いですが、芦際は風裏になっているので水面は穏やか。
しかしキャストを繰り返しても何も起こりません。アメリカナマズもここにはいないようです。
ポイントに見切りをつけ、ジェットスキーで移動をします。
今度は少し水深のある岸付近を狙っていきます。風がやや強く吹いているため、ジェットスキーの位置が定まらず、なかなか苦戦しますが、それでも諦めずにキャストを繰り返します。
それでもブラックバスからの反応はなく、時間だけが過ぎていきます。「よし、今度はもう少し上流に移動して、橋があれば橋脚を狙おう」と思い、移動を開始。
ジェットスキーのエンジンを掛け、上流方向にジェットスキーの船首を向けようとハンドルを切りました。
ところが、低速で急ハンドルを切ったため、なんとなくジェットスキーがバランスを崩し「オッと~」という感じに。昔のランナバウトに比べればウルトラ310Rは大型のため、簡単には転覆しません。
しかしふと嫌な予感がして後ろを振り返ると、案の定釣り道具を入れたクーラーボックスが水面に浮いています。
「あっちゃ~、やっちゃった~」と思ったのですが、クーラーボックスの蓋はしっかりと閉まっているので心配無用。しかもクーラーボックスには発泡剤が充填されているため、沈む心配もありません。
「しょ~がないなぁ~」と思いながらアイドリングでクーラーボックスに近付いていき、ピックアップしようと試みます。
ただ、風の影響もあり、2回程失敗。「う~む、自分が船舶免許を取得した20年以上前には実技講習は小型ボートだったからなぁ~、あまり得意じゃないかも~」と思いながら、3回目にようやくピックアップに成功。
「やれやれ」と思ったの束の間。「あれっ?ジェットスキーの後部デッキに載せてた釣り竿はどこだ?」ということで、クーラーボックスが落下した際、一緒に川の中に落ちてしまったようです。
「あ~終わった~、釣り竿が無ければ釣りできないじゃん・・・」ということで、本日の釣りはあえなく終了。
釣り竿を落としたであろう付近をジェットスキーで回り、アンカーに引っ掛けて回収しようかと試みたのですが、思いのほか水深があるようで、アンカーが底に着きません。
「こりゃダメだな」ということで、10年以上使用して愛着のある釣り竿とリールの組み合わせですが、諦めることにしました。
『お前の落とした釣り竿は、この金の釣り竿、それともこの年季の入ったボロボロの釣り竿かい~?』と女神様に聞かれたら、ダメ元で「金の釣り竿です~」と言ってみてもいいかなぁ~、とか妄想しながらトボトボとジェットスキーを航行させる私。
釣り竿を無くしたのでとりあえず岸に帰ることにします。
この時点で時刻は午後5時。雲の向こうに太陽がそこそこの高さで輝いています。
風が吹いていますが、岸付近にそれ程大きな波は立っておらず、一人でも簡単にジェットスキーをトレーラーの上に載せることができました。
まだまだ空は青いです。
午後5時30分の時点で霞ヶ浦湖畔の風速は11.2m/secとかなりの強風ですが、風向きのせいなのかは分かりませんが、それ程大波にはなっていません。
とりあえず西日が差し込むキャンピングカー内でフルドライスーツを脱ぎ、着替えを済ませます。
時間があるのでバックアイカメラのモニターを、簡易的にドリンクホルダーに留めてしまいました。現在モニターを走行中はドリンクホルダーの上に置いているだけなので、振動で落ちてしまうことがありましあ。
そのため、タイラップで簡易的に固定し、しばらくはこれで使っていこうかと・・・。
なんとも適当な処理ではありますが、モニターを置く場所がなかなか決まらないため、仕方がありません。
そうこうしているうちにだんだんと日が暮れてきました。
今日はこのまま霞ヶ浦の湖畔に泊まるため、延長トングも付けたままにしておきます。
本当に今日は一日中一人で、誰もジェットスキーに乗りに来ませんでした。「こんな日もあるんだ~」と思いながら、湖畔の道を散策する私。
明日も天気は良さそうです。