キャンピングカーでジェットスキーを牽引して霞ヶ浦へ『お約束のトラブルが発生!?』
今回は2016年6月12日(日曜日)にキャンピングカーでジェットスキーを牽引して霞ヶ浦へ行った様子をご紹介。
我がジェットスキーチームに新たにウルトラ300Xが仲間入りをし、昔STX-15Fがゲレンデを席捲したような感じでウルトラシリーズが増えつつあります。
本日はゲレンデに来ていませんが、この他にウルトラを所有している方が4人おり、全部で7艇のウルトラが我がチームにはあることになります。
その他は、シングルのカワサキ800SX-Rや550SX、新型X-2に旧型X-2、SEA DOO RXP-X260RS(改)、ヤマハMJ-FX Cruiser SVHOなど、多彩なジェットスキーがラインナップされています。
岸に帰ってきて何気なくキャンピングカーのタイヤ周辺を見ていると・・・、キャンピングカーの運転席側の後部車輪のホイール周辺に油のようなにじみがあるのを発見。ハブボルト周辺のオイルにじみは以前からあり、変だなと思っていました。
ただ、今改めて見ると空気バルブの付近にもオイルの跡があります。
裏側から見ると明らかに何らかのオイルが漏れているようです。「あ~、見なきゃよかった~」と思うのですが、見てしまった以上はとっても気になります。
以前高速道路上でハブのオイルシールが破損し、デフオイルが大量に漏れ、その後走行不能になってレッカー車でトヨタに緊急入院となったことを思い出しました。
しかし虫歯と同じで「痛いけど気のせい気のせい、そのうち治るよ~」とか言っていても治らないと同じで、やはりきちんと見てもらうしかなさそうです。
このまま無理をして走行していても、おそらく良いことはないはず。
そんなことを思っていると、先ほどバナナボートを引っ張っていたジェットスキーより霞ヶ浦の湖面からSOS依頼の電話が・・・。
どうやらバナナボートを牽引するロープをインペラに巻き込んでしまったようです。
とりあえず岸までウルトラ310Rで曳航して帰り、早速見てみます。ポンプケースの外側からはよく見えません。
船体の下に潜り込んでスコープゲートの隙間から見てみると・・・、見事に巻きついています。しかもかなりの食べっぷり。
早速工具を準備し、取り外しに掛かります。
まずはゲートを外していきます。この手のトラブルはジェットスキー初心者の頃によくやることで、私も経験があります。ポイントとしては、ロープを巻き込んだと思ったら即座にエンジンは停止、その後は決してエンジンを掛けてはいけません。
無理にエンジンを掛けて負荷を掛けてしまうと、エンジンとインペラを繋いでいる部分にあるカップリングが破損したり、最悪の場合インペラを取り付けているシャフトが曲がってしまいます。
そうなればかなり高額の修理費が掛かることになるため、トーイングロープなどを巻き込んでしまったら、即座にエンジンは停止、仲間に岸まで曳航してもらうより他ありません。
スコープゲートを外すとこんな感じでトーイングロープの様子がよく見えます。一部がインペラにも巻き付いているようで、かなりの勢いでロープを吸い込んだようです。
初めは切らずに外せるかと思ったのですが、思いの外固く巻き付いており、やむなくカッターで切りながら取り外すことになりました。
ここまでくればもう一息です。
ロープを取り外した後はスコープゲートを元通りに取り付けて完了。エンジンを掛けてみたところ、特に異音もなく、シャフト関係も問題は無さそう。
作業前にオーナーに「吸い込んでからエンジンは掛けていませんか?」と聞くと「ハイ、吸い込んだことに気が付いて即座にエンジンを止めました」ということで、トラブル発生時の対応が正しく行われていたため、大事には至りませんでした。
トーイングロープは買い直さなければなりませんが、インペラシャフトの交換等の修理代に比べれば軽微なもので、何より勉強になったと思います。
長くジェットスキーに乗っていると誰しも一回は経験する、ロープの巻き込みやインペラへの石の吸い込みなど、やはり経験すれば次から気を付けるようになるため、これも経験のひとつだと思うしかありませんね。
今日は仲間が早上がりなので、私も早く上がりました。水上飛行機格納庫側のゲレンデも賑わっています。
車が一杯でした。ジェットスキーのハイシーズンになったようですね。
帰りは軽油を満タンに。
メーターは幸せな状態になりましたが、念のためトヨタにキャンピングカーを持ち込んだところ、あえなく緊急入院となり、帰りは電車で帰ることになりました。
「古いキャンピングカーを維持するって、お金が掛かるなぁ~、新しいキャンピングカーが欲しいなぁ~」と、妄想しながら電車に揺られて帰りました。