キャンピングカーで霞ヶ浦大山スロープゲレンデへ『骨折してもジェットスキーに乗る!?』
今回は2016年11月23日に霞ヶ浦大山スロープゲレンデへキャンピングカーで行った様子をご紹介。
本日は、カワサキ ジェットスキー JS550SXセッションデーということで、同じカワサキのジェットスキーでもランナバウトであるウルトラ310Rは封印。
とにかく体力と気力と精力?の続く限りこの3艇に乗りまくります。と、言いたいところなのですが、穏やかに見える水面もJS550SXにとっては大波に感じ、思った以上に体力を消耗します。
まだまだイケるという気持ちはあるのですが、10分も乗っていると膝はガクガク、腕はパンパン、おまけに腰も痛くなるなど、オジイ軍団にはちとハードなセッションとなりました。
そんな中、普段からJS550SXや800SX-R、1100X-2などに乗って鍛えている筋金入りのスタンドアッパーの仲間の走りはキレています。
ヘルメットを被り、私の苦手とする右ターンを難なくクリアー。「さすがにいつも乗っているオーナーは違うな」と思わされました。私もここ数年はすっかりランナバウト浸けで楽をしているため、シングル艇を華麗に乗りこなす仲間には尊敬してしまいます。
猛特訓をしている仲間のJS550SXのデッキマットが剥がれかけていました。一見、純正のデッキマットを剥がして新しいデッキマットを貼ると良さそうですが、ベテランが言うにはこの上から社外のデッキマットを貼らなければ、クッション性が失われるとのこと。
そう言えば大昔に私がカワサキジェットスキーJS750SXに乗っていた時も、デッキマットに穴が空きそうになっていたので、その上から社外のケブラー繊維製のデッキマットを貼った記憶がかすかにあります。
デッキマットを社外品に交換すると、足元の雰囲気がガラリと変わるので、その当時はカスタムとしてもデッキマットの交換が盛んに行われていた時代でした。
それにしてもコンパクトな船体ですが、非常に良い形をしていると感じますね。20年以上前にデザインされた製品とは思えないような完成度の高さで、未だに『55マニア』と呼ばれる人が多く居ることもうなずけます。
手前はカワサキ ジェットスキー JS550SXで、奥は水しぶきで船体が見えませんが、カワサキ800SX-Rの船体に1100ccエンジンを積み、マグナムポンプまで入ったマッスルシングルクラフト。
しかも1100SX-Rに乗るお父さん、数日前に仕事であばら骨を骨折しているにも関わらず、本日の55セッションに参加しているという男気あるお方。
確かにあばら骨ってギブスをする訳にもいかないため、そのままくっつくのを待てばいいのかもしれませんが・・・。
何が彼をそこまで駆り立てるのか?なかなか『ドM』な感じの55セッションとなりました。岸に上がった時に痛そうにしていましたが、皆で生暖かく見守りました(笑)。
そんなハードなセッションが開催されている中、沖の方では水上飛行機が離陸滑走中。しかもいつも見ている小型機ではなく、かなりの大型。
「ん、今日のはデカいな・・・」と思いながら見ていると、仲間が「アレは日本にも5機程しかない貴重な水上飛行機らしいよ」とのこと。
どこから来たのかは分かりませんが、大ぶりの機体が「ドドドドド~」と、霞ヶ浦の水面を駆け抜けていく姿はなかなか迫力がありますね。
機体が重いせいか、かなりの距離を滑走し、「よっこらしょ」という感じで離陸(離水?)していきました。その後、何度か沖の方をタッチアンドゴーみたいな感じで離着陸(水)を繰り返していました。
やはり広大な霞ヶ浦ならでは光景。あれ位の大型水上飛行機でも走り回れる水面が広がっているということなのでしょう。
何やら1100SX-Rの下に潜り込んで作業をしている仲間が・・・。
シングルジェットスキーにしては珍しく係留用のロープをインペラに巻き込んでいます。このトラブル自体は決して珍しいものではなく、復旧の手順は熟知しています。
しかし何だか様子が少し変。このようにインペラに係留用ロープなどを巻き込んだ場合、一番最初にすることは、水の取り入れ口にある『スコープゲート』というパーツを取り外すのですが、それが見当たりません。
よくよく見てみると、右側にスコープゲートの欠片のようなものが見えます。どうやらスコープゲートが破損して脱落してしまい、遮るものが無くなった結果、係留ロープを吸い込みやすくなった模様。
スコープゲートを取り外す手間はありませんが、ロープを取り外した後、新たなスコープゲートを手に入れて取り付けなければなりません。
「やっぱゲートも時々点検しなきゃなぁ~」と、みんなでしみじみと作業を見守りながら話をしました。
ランナバウトを持ってきている仲間も今日は封印し、シングル艇に専念。
キャンピングカーのFRP壁面の塗装の様子はこんな感じ。マスキングに使った新聞紙を剥がして見たのですが、『トヨタ用070ホワイトパールクリスタルシャイン』では完全に真っ白になっていません。
どちらかと言えば薄いシルバーのような色味で、「こりゃアカンね・・・」と言った感じで、完全に塗料の選択を間違えました(泣)。
それでも、「まぁ、ホームセンターで安いホワイト缶スプレーを買ってそれを塗ったるわ~」と、謎の関西人風に締める私。
長い人生、こんなこともあるものです・・・(微泣)。
ところで仲間が一人でジェットスキーを3艇持ってきていました。内訳は2艇積みのトレーラーに2艇、さらに車両後部に横向きにジェットスキーを積むレールを搭載し、そこにJS550SXを載せてきていました。
『VersaHaul.com』というアメリカのバイク用ラックメーカーの物をジェットスキー用に改造したものらしく、トヨタ タコマの純正ヒッチホールに上手く取り付けできるみたい。
そしてさらにこのラックにヒッチマウントが付いているため、このラックの後ろにジェットスキー用のトレーラーを牽引することが可能。
「どんだけジェットスキーが好きなんだよ!」と言われそうな仕様ですが、25年以上ジェットスキーに乗り続けていることから、どこまでもジェットスキーがお好きなようです(苦笑)。
ということで今回の55セッションはお開きに。次回はもっと暖かくて風の無い日に開催したいものですね。
あ、話は変わりますが、ジーンズメイトって深夜まで営業しているってご存知でした?ここも深夜2時まで営業しているみたいなのですが、「深夜にジーンズを買いに来るお客さんなんているのかしら?」と思ってしまう私。
確かに深夜ならお店は空いていていいのかもしれませんが、「コンビニでもあるまいし・・・」とも思ってしまいます。
「まぁ、経営者の理念は人それぞれだからね」と思いながら、23時頃の国道をキャンピングカーで走行する私でした。
「次はウルトラ310Rを持って行って霞ヶ浦を爆走しよ~っと」