ジェットスキーのドラッグレース『ザ・デュアル・ドラッグ in 江戸川 ROUND-12』を見に行きました【その02】
今回は、2016年4月24日(日曜日)に千葉県市川市のMGマリーンで開催された、ジェットスキーのドラッグレース『ザ・デュアル・ドラッグ in 江戸川 ROUND-12』の様子をご紹介。
かなり早い時間帯からジェットスキーのドラッグレース会場に入っていたので、まだ開会式までは時間があります。次々と江戸川に降ろされるジェットスキーなどを眺めながら過ごしました。
お天気は相変わらずのようですが、この後は回復傾向にあるということなので、それに期待しましょう。
黄色いSEA DOO RXP-Xが置いてありました。おそらくオールペイントを施したジェットスキーなのでしょう。やはり我々仲間内ではSEA DOOと言えば黄色というイメージがあるため、懐かしい感じがしますね。
ただ、この時点ではこのジェットスキーが本日最大のドラマを生むとは知る由もありませんでした。
そうこうしているうちにライダーズミーティングが始まりました。最初にMGマリーンの社長の挨拶があり、その後デュアル・ドラッグのコース説明、ルールの説明、注意事項など多岐に渡る項目の説明があり、ライダーズミーティングだけでも30~40分の時間が掛かったと思います。
しかし参加選手のユニークな選手宣誓もあったりして、会場内は終始和やかなムードでした。
「俺、飽きちゃったよ~」と言わんばかりに水遊びをする犬なども居たりして・・・。
まだ肌寒い時間帯ですが、そんなことはお構いなし、マリンスポーツ好きのご主人様同様、水の中がお好きなようです。
ライダーズミーティングも終了し、レースの開催を待つばかりとなりました。これはスタート地点でスターターを勤める女性の姿。
この寒空の下で短パンとは大変なお仕事だと思います。モータースポーツの祭典らしく、キレイな女性の存在は欠かせませんが、体調には留意して欲しいものです。
まずはランナバウトNAクラスからレースが始まりました。STX-15FとヤマハのVXシリーズなどが熱い戦いを繰り広げます。
2ストランナバウトも数艇出ているようで、コーナーの立ち上がりなどは4ストマシンよりも鋭いようですが、残りの直線で4ストマシンの伸びに負けてしまうというレース展開もありました。
既にレースシーンでは2ストマシンは過去の物になっており、スーパーチャージャーやターボなど、4ストマシンの加給器付きでなければ戦えないという時代になっています。
『3気筒エンジンにトリプルチャンバーを組み付けてセッティングを出す』ということもレースシーンでは無くなってしまいました。
それでも2ストジェットスキーの魅力はその船体重量の軽さからくるレスポンスの良さ。その魅力にとり付かれて2ストジェットスキーが好きだという方もまだまだレジャーシーンでは数多く居るのも事実。
私も過去には3気筒の2ストランナバウトに乗っていたこともあり、そういう意味ではこのようなイベントで2ストランナバウトには頑張って欲しいものです。
今回の『ザ・デュアル・ドラッグ in 江戸川 ROUND-12』の会場内で目立ったのが、このSEA DOO RXP-X300RSとウルトラ310R。SEA DOO RXP-X300RSに関しては発売から数ヶ月しか経過していませんが、かなりの数のエントリーがあった模様。
SEA DOO(BRP Japan)の関係者が見ると喜んでしまいそうな光景が展開されていました。
もちろんシングル艇のクラスもあり、カワサキの800SX-Rが圧倒的に多いですが、ヤマハSJやハイドロスペースの姿もチラホラありました。
各クラスのジェットスキーが、ゴール付近を全速力で駆け抜けていきます。
徐々にトーナメント表も埋まってきました。
こちらはシングルジェットスキーのクラス。
やはり最初の180°左ターンは無難にこなしても、次の360°右ターンが難しいようで、そこで大きく差がついてしまうことも・・・。
単純に直線の速さだけではなく、コーナーワークの上手さもレースの勝敗を分けるコースとなっており、見ている方は非常に面白いドラッグレースです。
レースが順調にこなされており、桟橋の上も賑やかになってきました。