ジェットスキーのドラッグレース『ザ・デュアル・ドラッグ in 江戸川 ROUND-12』を見に行きました【その04】
今回は、2016年4月24日(日曜日)に千葉県市川市のMGマリーンで開催された、ジェットスキーのドラッグレース『ザ・デュアル・ドラッグ in 江戸川 ROUND-12』の様子をご紹介。
本日最大の見せ場である、ランナバウトオープンクラスの決勝ヒートが始まりました。
あの超速の黄色いSEA DOOがこれまた静々とレース水面に出ていきます。
これに対するは2015年JJSF(日本ジェットスポーツ連盟)が開催するジェットスキーレースにおいて、全日本制覇を果たし、2015シリーズチャンピオンになった生駒 淳選手。
スタートは生駒選手の方が良いスタートを切り、さすがに決勝戦に出てくるジェットスキーだけあり、加速・トップスピード共にかなりのもの。
黄色いSEA DOOの村田選手もそれに続くように今回はフル加速&全開走行。
しかし村田選手が360°ターンを終えた頃には勝負の行方は見えていました。
『パ~ン』という感じで360°ターンの後から爆裂加速が始まり、あっと言う間に生駒選手の前にジェットスキーが出ます。
そのままゴールを駆け抜け、あっけない程に決勝ラウンドの決着はつきました。
蓋を開けてみれは、 村田選手の黄色いSEA DOOの独り舞台のような感じのジェットスキードラッグレースでした。
「う~む、やはりあの黄色いSEA DOOは速過ぎるな・・・、今のところあのジェットスキーに勝てる艇などいないんじゃない?」と、仲間と会話をしていました。
「さて、最終レースも終わったし、帰ろうかな・・・」と思っていると・・・。
「え~、会場の皆さん、これから特別レースとして、生駒選手が実際にレースで使用しているジェットスキーを使い、 村田選手と対決します。もちろん村田選手の優勝は変わりありませんが、エキシビションマッチという形で開催します。」というアナウンスが会場内に流れ、会場がざわつきます。
そうなんです、生駒選手は自身のレース艇では今回のドラッグレースを戦っていなかった模様。
そしてこれが生駒選手が実際にレースで使用しているジェットスキー。
音も凄いですが、このジェットスキー、カッコ良すぎてシビレます。
夢のような対決が始まることに驚くと共に、今日、この場所に来て良かったと仲間と喜びあいました。
いよいよレースがスタートしました。スカイツリーが真ん中に見える江戸川を、おそらく日本で一番速いジェットスキー同士が競争をしています。
何とあの黄色いSEA DOOと加速・トップスピード共に生駒選手のジェットスキーは同じ。
「は、速えぇ~」という言葉しか見つかりません。
180°コーナーまではほぼ同時、その後360°コーナーにほぼ同時に入った両者。先に抜け出したのは現役レーサーである生駒選手のジェットスキー。
そのまま怒涛のフル加速とトップスピードでゴールまで駆け抜け、この勝負、生駒選手の勝利にて終了。
まさに「プロジェットスキーライダー舐めんなよ!」といった感じのレース展開に会場内は大盛り上がり。「フォ~」という声があちこちから上がっていました。
やっぱりプロジェットスキーヤーの走りは違うと感じます。加速・トップスピードは同等ながら、コーナーリングの正確さとスピードが抜きん出ていました。
通常なら吹き飛んでしまうようなスピード域から鋭くターンを決め、フル加速で次のブイへ、正確に弧を描く360°ターンの最中にも加速を続け、直線でさらに加速。
完璧なライディングテクニックとスピードコントロールは、やはりレースの経験が十二分に生きていると感じました。
戦い終わって両者が帰ってきました。本当に今日はいいものを見せてもらいました。まさに『眼福』といった感じで、本当に満足いたしました。
生駒選手もお疲れ様でした。
「やっぱプロジェットスキーライダーは違うな」と、改めて思いました。
そんなこんなで事故もなく、『ザ・デュアル・ドラッグ in 江戸川 ROUND-12』も終了。
またこのイベントがあれば絶対に来てみた~い、つか、自分もウルトラ310Rでストッククラスに参戦してみたいと思ってしまいました。
このイベント、見ていても面白いけど、参加するともっと面白いと思いますね。
とりあえず会場内が混雑する前に仲間と会場を後にしました。
途中どうにも眠くなって仮眠をし、またまた夜中のドライブにて帰宅となりました。
ガソリンメーターも満タンにして、次はゴールデンウィークにジェットスキーで、今度は自分がジェットスキーに乗る番ですね。