愛車である『キャンピングカー ジル 2001年式 4WD/AT』のご紹介【外装編03】
愛車である『バンテックのキャンピングカー ジル』の紹介を続けます。
運転席側後方の側面には、白い蓋のようなものが付いている装備品があります。
蓋が走行中に開かないように留める留め具の姿も見えます。ノブ自体はステンレス製なのですが、支える金具が鉄製のため、錆びています。
蓋を開けてみました。
ここに入っているのはアトウッドの温水ボイラーで、LPガスを燃焼させてお湯を作る装置が備え付けられています。走行中は通気口や蓋のすき間から容赦なくホコリや雨水が入ってきてしまうため、それなりに汚れている上、鉄製のパーツに錆びが出ています。
四角い箱はイグナイターと呼ばれる点火装置で、12Vのバッテリーを電源に、点火をする装置となっています。後はガスの制御や点火しなかった時の警告を出す機構などが入っていると思われます。
バンテック社でも補用パーツとして販売しています。パーツ名は『アトウッド ボイラー用 P.C.ボード(イグナイター)』ということですが、価格は何と37,314円(税込)という高額パーツ。
「えっ、こんなにするんじゃ安いノートパソコンが買えるじゃん・・・」と思ってしまう私。それでも無ければ温水ボイラーが使えないため、購入しなければならないのも事実。
LPガスボンベを撤去してしまったため、現在は使えない装備品となっているため、時間があれば撤去してしまおうと思っています。このパネルだけではなく、この裏側に24Lの貯湯タンクもあるため、撤去すればそれなりにキャンピングカーの軽量化が図れるのではないかと思っているところ。
バーナー部分を支える鉄製のステーもいい感じで錆びてしまっています。納車当時はおそらくピカピカだった(覚えていない・・・)はずですが、やはり14年という歳月は長いものだと感じてしまいます。
ただ、ボイラーを最後に作動させたのはいつだか忘れてしまいましたが、調子よく動き、お湯もきちんと沸かすことができました。キャンピングカーを買ってすぐの頃はこのアトウッドのボイラーでお湯を沸かし、キャンピングカーの中でシャワーをよく浴びたものです。
給水や排水、トイレの蓋や壁面がびしょ濡れになってしまうため、準備と後始末が大変でしたが、それをするのも楽しく、あまり苦にならなかったことをこのボイラーを見ると思い出します。若かったこともあり、キャンピングカーでの非日常体験を全力で謳歌していたと今更ながら懐かしく思い出しました。
アトウッドのボイラーの位置関係はこんな感じで、ボイラーの左側に見える大きなバゲッジドアは、トイレ・シャワールームの外部扉。このバゲッジドアを開けた状態でシャワーを浴び、濡れたウエットスーツなどをこの扉からトイレ・シャワールームにとりあえず入れて帰宅することもありました。
こちらは運転席側後部にあるアクリル二重窓の様子で、こうして見るとキレイに見えますが、室内から見るとかなり経年劣化で曇っていて、外は見えますがクリアには見えない状態。
アクリル素材自体の劣化は見られないようなのですが、走行中は空気中を漂うホコリや砂粒がアクリルパネルの表面を通過するため、小さな傷が多くついてそれが曇りの原因となっていると思われます。
キャンピングカーの窓に限らず、ヨットなどに採用されているアクリル窓も劣化するのは同じで、アクリルウインドゥの曇りには皆さん頭を悩ませているようです。
運転席側の側面下部には軽油が75L入るガソリンタンクと、80Lの排水タンクがあり、さらに室内側には87Lの生活用水タンクと、サブバッテリー、リアエアコンユニットなどがあるため、燃料・水を満タンにすると、キャンピングカーが運転席側に傾いているのが分かる程、左右のバランスが悪くなっていました。
現在の重量物と言えば、燃料タンクとサブバッテリー、エアコンユニットくらいのものなので、極端に傾いてしまうということは無くなりました。
何故か運転席側にある外部収納庫のキーシリンダーはあまり錆が進行していません。助手席側と同じパーツを使っているはずなのですが、何故か助手席側は錆びてしまっています。
ひとつ考えられる原因として、助手席側は駐車時に常に日陰になっているということ。運転席側は日が当たるので、雨に濡れたキーシリンダーがすぐに乾き、錆びを寄せ付けないのかもしれません。
『鉄が錆びるには空気(酸素)と水の両方が存在することが必要』ということから分かる通り、水分が存在しない状態が雨降りの後でも素早く訪れるため、錆びるのをまぬがれていると考えられます。
たが、ここでまた不可解なことが・・・。では、運転席側にあるトイレ・シャワールームのバゲッジドアのキーシリンダーは何故錆びているのか。同じ日の当たる場所なのに違いが出るのは何故か・・・。
パーツの当たりハズレなのか?謎は深まります。
こんな感じで、愛車であるキャンピングカージルの紹介と改めての検証を続けていきます。