愛車である『キャンピングカー ジル 2001年式 4WD/AT』のご紹介【内装編03】
私の所有するキャンピングカーの『バンクベッド』と呼ばれる装備を今回はご紹介。
キャンピングカーの外側から見た時、赤い四角の部分に当たるのがバンクベッドとなり、日本のトラックベースのキャンピングカーの特徴のひとつとなっています。
アメリカなどにも同様にバンクベッドを持つキャンピングカーが存在しますが、ベース車両にボンネットがあるため、デザイン的にもアメリカのキャンピングカーの方がカッコいいです。
室内側から見てみると、このような感じで運転席・助手席の真上に位置していることが分かります。普段はバンクベッドのスペースに寝具や着替えなどの軽いものを収納しています。
撮影のために寝具を片付け、運転席・助手席の間を仕切るカーテンを取り付けました。
バンクベッドは、室内のやや高い位置にあるため、小さな子供や高齢者は上り下りするのが大変。それでも子供が小学生ぐらいになると、喜んでバンクベッドで寝るようになります。
このバンクベッドは底板を手前に引き出して使用するタイプで、普段は底板が収納されているため、キャンピングカーの居室部と運転席・助手席の行き来がしやすいように設計されています。
底板を全て引き出してみました。この辺りの空間設計は、比較的サイズの小さい日本製キャンピングカーの室内空間を有効活用しようとする工夫の跡が見られるところ。
引き出した底板部分に補助マットを敷くとバンクベッドの出来上がりで、荷物などが載っていなければ1分程で展開をすることが可能。
バンクベッドのサイズは、幅2m×奥行2m程で、大人3人が就寝可能ということです。ただ、大人3人で寝るとそれなりに窮屈なため、実際には大人1名、小学生の子供2名が実用的な就寝定員だと思います。
広さは十分なのですが、天井の高さが低いのがこのバンクベッドの泣き所。大人が普通に座ることは出来ず、一度バンクベッドに上がってしまえば、寝てしまうしかありません。
天井の低さは寝てしまえば分からないとは言うものの、圧迫感を感じることは確か。日本製のキャンピングカーの中には、バンクベッドで大人が普通に座ることができるモデルもあるため、そのようなキャンピングカーに憧れることもあります。
ただ、毎日のように使うベッドではないため、旅先では多少の不便も楽しむ姿勢があればそれ程気になることもありません。