キャンピングカーのサブバッテリーをFIAMM ディープサイクルバッテリ ー 12SPX100に、交換しました
キャンピングカーのサブバッテリーが本格的にダメになってきたようで、外部充電・走行充電共にバッテリーを十分に復活させることができなくなり、キャンピングカーのエンジンをかけている状態でなければ居室内の電装品(照明・トイレ・換気扇)等が使えなくなり、サブバッテリー(エンジンを切っている時でも居室内の電装品を動かすためにある)の意味をなさなくなっていました。
2011年の4月に交換したもので、丸3年が経過していて、これまでの間、マメな充電が出来なかったこともあり、しょっちゅう上げていたのも事実。さらに、上げたまま長時間放置するなど、おおよそディープサイクルバッテリーの運用方法とすれば、『最悪』の状態で3年間を過ごさせた訳なので、ダメになってしまっても文句は言えない状態。
しかも1年以上前からそのような状態だったため、まともに使用できていたのは1年ちょいだったかもしれません。そんな反省もあり、今度導入するバッテリーは管理をちゃんとする意味も込めて、少し『高級』なサブバッテリーを購入することに・・・。で、今回目をつけたのが、キャンピングカー販売の老舗であるRVランドが推奨している「FIAMM ディープサイクルバッテリー 12SPX100」というディープサイクルバッテリー。
ただ、価格が高く、3万円以上する価格にちょっと躊躇していました。
「どこかお安く販売しているお店はないかなぁ~」とネットを徘徊していると、楽天に出展しているショップで21,000円という価格で販売しているのを発見!「おっ、コレなら今使っているバッテリーと同じものを買うより、5,000円程高いだけだから、コレがいいな」ということで『ポチリ』。
数日後、ものすごく重そうに運送会社のドライバーさんが持ってきたバッテリー、さすがにこのサイズ(高さ 221mm 横幅 172mm長さ 329mm)で重量が32kgもあれば、そりゃ重いわな。
で、本当は配達された時にキャンピングカーの中へ置いてもらおうと家人にお願いしていたのですが、「ピンポーン」と来た時には既に玄関前まで運んできていたため、やむなくそこに置いてもらったとか・・・。
これを持って外の駐車場に停めてあるキャンピングカーまで運ばなければならないなんて、この通称『ガラスの腰(ぎっくり腰歴あり)』が持つかしらんと、ちょいと不安になる。何しろ、玄関に置いてある時点で地面にへばりついているのではないかと思うくらいに重く、横にズラスだけでも一苦労。そんなこんなもあり、数日間は見て見ぬフリをして玄関に放置状態に・・・。
しかしさすがにキャンピングカーのバッテリーが完全にダメな状態で、キャンピングカーやジェットスキーに最適な時期を迎える訳にはいかないため、重いガラスの腰を上げて交換することにしました。それに、あまり暑くならないうちに交換しなければ、キャンピングカーの中で汗だくになってしまうのは必至のため、一念発起して交換をすることに。
しかし玄関から階段を降りて駐車場までの短い距離が大変そうなので、そこまでは荷物運搬用のコロコロキャリー(正式名称ではないと思うが・・・)を使って移動することにします。重量があり過ぎるため、通常の物のように箱から『取り出す』作業が出来ないため、まず、玄関で箱をばらし、バッテリーを取り出します。
気合を入れて「おりゃっ」と持ち上げ、よちよちと外に運び出し、階段下に待機させてある『コロコロカート』に載せます。それを静々と動かし、(たぶん耐加重を軽く超えていると思われる)キャンピングカーの後部エントランスドア付近まで運んでいきます。そこから「よいしょっ」と再び持ち上げ、キャンピングカーの中へ運び込み、とりあえずソファーの上に置きますが、地球の重力をもの凄く感じる日だなと思いながら、次にどうしようかと考えます。
でもまずその前に古いサブバッテリーを撤去しなければならず、繋がっているコネクター類を外していきます。こうして改めて見てみると、結構な数の配線がつながっており、「サブバッテリーって意外に酷使されているのかもしれないな」と思ってしまいます。
繋がっている配線を全て外し、サブバッテリーが取り出せる状態になったため、取っ手を持って持ち上げます。「よいせっ!」とかなりの気合を入れて持ち上げましたが、意外に軽く(約20kg)感じ、「スルッ」という感じでサブバッテリーを取り出すことができました。
やはり、さっきから30kgのサブバッテリーを移動させていたので、20kgと決して軽くはないサブバッテリーなのですが、軽く感じてしまいます。古いサブバッテリーを取り出し終え、新しいサブバッテリー(30kg)のものを収めるのですが、古いサブバッテリーより微妙に大きさが違うため、最初から付いていたズレ止めの木を外す必要がありました。
ただ、最初の計算では、片側を外すだけで大丈夫なはずなので、片側だけを外して作業を開始します。ソファーの上から今度は「おりゃっ!」と持ち上げ、収納部分に納めます。ぴったりと収まるはずなのですが、なんだかきちんとはまりません。よくよく見てみると、ズレ止めの木にサブバッテリーの底部が乗り上げ、きちんと収まらないようです。
「ん、計算ではきっちり入る予定なんだけど、ハテ?」と思い、さらに見てみると、新しいサブバッテリーの上部に微妙な出っ張りがあり、それが干渉して斜めになってしまい、ズレ止めに収まらない様子。
「え、こんな中途半端な状態じゃダメだよね」と思いつつも、半分落とすような勢いで収めたバッテリーを再び持ち上げてズレ止めを外し、また収め直すのは、かなり勇気がいること。
「このままにすべきか、それとも収め直すべきか」しばらく考え、「こんな斜めになったままじゃやっぱりダメだな・・・。」と思い、もう一度やり直すことに・・・。
「ふぬっ!」と気合を入れて30kgのサブバッテリーを取り出し、ズレ止めを今度は全て撤去。「コレで邪魔するものはなくなった」ということで、再び30kgのバッテリーを持ち上げ、今度も半分落とすような感じで収める。
無事に収まったところで、今度は配線を取り付けるのですが、このサブバッテリーは、ボルトで端子を取り付けるちょっと変わった仕様。そのボルトが太いため、キャンピングカー内にある充電器のコネクターに付いている端子の径が合わないため、入りません。
「う~む、一難去ってまた一難だな」と思いつつ、今度はドリルを取り出し、ぐりぐりと穴を広げ、無理やり合うサイズにリサイズをして収めました。本当であれば、きちんと大きな端子を準備して取り付け直すといいのですが、時間がないのと、何より面倒でそこまでやる気がしなかったというのが正直なところ。
ここまでくれば完成なのですが、最後にもう一仕事。
そう、交換した日付を書いたテープを貼るのを忘れてはいけません。
コレ、自分が若い頃、お年寄りの家を訪問した際に、いろいろな電化製品などに「○○年○○月○○日購入」などと書かれているのを見て「うわっ、年寄りくさっ!」と思っていたのですが、正に今自分がしていることは、それと同じこと。でも、現実的にこのように書いておかないと、実際にいつから使用していたのか、あっという間に分からなくなるため、この方法は実に利にかなったやり方であるということが、この年になると分かります。
車などは車検証に初年度登録日などが記載されているため、どの位の期間使用しているのかが一目瞭然ですが、電化製品などは購入時のレシートなどをきちんと保管でもしなければ、いつ買ったのかが分かりません。
そうなると、このように製品に直接購入年月日(もしくは使用開始時期)を明記しておくしか方法はありません。そんな訳で、この「爺むさい」方法を取る訳ですが、意外にこれが便利で、ダメになったサブバッテリーも、2011年4月より使用開始と書いてあるため、「もう3年も経過しているから、そろそろ寿命かな?」などと分かる訳。
今のところ、全ての電化製品に貼り付けている訳ではありませんが、定期的に交換が必要な物には貼り付けておいて損はないと思われます。今回取り付けたサブバッテリー「FIAMM ディープサイクルバッテリー 12SPX100」の話に戻って、初期充電をするために、こないだ購入したスーパー充電器「AT-1210FX」を使い、満充電にしておきます。
これで夏場の河口湖や冬場にスノボなどに行く際、電気を十分に使えるようになると思います。
最後に一言「あ~重たかった・・・」