キャンピングカー『ジル』の屋根を塗装してみました

コレ、何だか分かります?

キャンピングカー メンテナンス

実は私の所有するバンテック社のキャンピングカー『ジル』の屋根の写真。

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こうして改めてじっくり見てみると、完全に艶が無くなり、つや消しホワイトになっています。実際に手で触るとザラザラしていて、手に白い粉のようなものが付いてきます。

いわゆるFRP素材表面の『チョーキング』というものらしく、ウィキペディアでは次のように解説されていました。

『日本語では白亜化(はくあか)とも言い、主に塗装表面が暴露状態の際に紫外線・熱・水分・風等により塗装面の表層樹脂が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)のような粉状になって顕われる現象や状態をいう。

日本語では物の表面が汚れていないのに微細な汚れがあるように見えるとき「粉が吹く」と表現し、チョーキングに相当することが多い。』

もちろん屋根の一部がこのようになっている訳ではなく、屋根全体がこのような感じで、一部側面のFRPパネルもこのような状態。あまり良い状態とは言えないので、時々白いスプレーやクリアラッカーなどを表面を保護する意味で吹いていたのですが、効果の程は定かではありません。

さらに白い塗料をスプレーしても、屋根全体が白いためどの部分を塗ったのかが分からなくなることや、どの位で塗料が剥がれてしまうのかが全く分かりませんでした。

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そこで今回は色付きの塗料をスプレー缶で塗ることにしました。色についてはそれこそ『色々』と悩みました。屋根だからスカイブルーやオレンジなど、奇抜なカラーでも良かったのですが、悩んだ末にダークグレーという無難な色にしてしまいました。

この色にした理由として、

●汚れが目立たない(コレ重要)
●塗料が剥がれてきたら比較的スグに分かる
●この上から白い塗料を塗る際にも色が透けないと思ったため

というものがあり、今回はダークグレーを選択してみました。今後また違う気になる色があればそれを塗ればいいだけで、古いキャンピングカーなのでその辺りは遠慮なく色を塗れるところがいいところ。

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いちおうマスキングテープで範囲を決めて少しづつ塗っていかないと、自分の性格上一気に広範囲に塗り広げてしまい、収拾がつかなくなるので、マスキングテープで陣地を決めてまずは塗っていきます。

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今回はいつも塗るのをためらっていた、ルーフベントカバーから先の部分にも塗料を塗ることにしました。ためらっていた理由としては、この屋根部分の素材が柔らかく、乗るとぐにゃりと沈んでしまうため、割れてしまうのではないかと心配になり、いつも塗ることができませんでした。

ですから今回は腹ばいになってあまり一箇所に力を掛けないようにしながら、慎重にスプレーで色を塗っていきました。

やはりダークグレーにしたのは正解で、色を塗っているところと塗っていないところが一目瞭然で、作業がどこまで進んだのかということがよく分かります。

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ダークグレーのスプレーをする前には濡れ雑巾で表面を入念に拭き、白い粉のようなものが取れた状態を確認し、さらにから拭きをしてからスプレーをすることにしています。白い粉のようなものが取れてしまえばある程度艶のある状態になるのですが、やはり表面が劣化していることに変わりはありません。

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このキャンピングカー用のルーフベントカバーも2代目なのですが、かなり汚れていることと、取り付け部分にヒビが入ったりしていて、劣化が進んでいるようです。

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本来であれば専用のステーを使ってファンタスティックルーフベントファンに固定すべきなのですが、横着してキャンピングカーの屋根に直接木ネジで固定しているため、その部分が割れてきています。

このままにしておけば走行中にぶっ飛んでしまいそうなため、早急に交換する必要がありそうです。先日はバックアイカメラが故障し交換したばかり、今度はルーフベントカバーを交換しなければならないようで、古いキャンピングカーは手が掛かります。

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マスキングテープの範囲を広げ、さらにダークグレーのスプレーで塗り広げていきます。この時点ですでにスプレー1本を使い果たし、2本目のスプレーで作業をしています。

あまり薄く塗ってもすぐに剥がれてしまうためある程度厚塗りを意識しながら行っているため、スプレーの減りが早く、1本ではあまり広い面積を塗れません。

おそらくこのキャンピングカージルの屋根全てを塗ろうと思えば、スプレー缶が10本程必要なのではないかと思っています。1本620円のスプレー缶なので、10本で6,200円(税抜)ということになりますが、プロに依頼をすればこの10倍の価格でも収まらないと思うため、やはりDIYで施工するしかありません。

もちろんプロが使う塗料や技術も全然違うため、一概に比較はできませんが、マメに塗り重ねることができれば、それなりに対費用効果はあると思っています。

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調子に乗ってサイドの部分も少し塗り広げてしまいました。この部分も先端部分ということもあってか、劣化がかなり進んでいて、見ているうちにどうしても手を出したくなってしまいました。

中途半端になってしまいましたが、この後風が強くなってきたため、作業を断念し、後日作業をすることにしました。

屋根全体を塗り終えるには時間が掛かりそうですが、趣味の道具のため、徐々に仕上げていけばいいかと思っています。

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