キャンピングカーのLPガス温水ボイラーを撤去【その02】
今回は、キャンピングカーの使用していないLPガス温水ボイラーを撤去した時の様子をご紹介。
私の所有している、バンテック社製のキャンピングカー『ジル』の運転席側側面にあるアトウッドの貯湯量22Lの温水ボイラー。シャワーを使う際にお湯を沸かすLPガスボイラーとなっています。
最近は使用することもめったにないため、撤去してしまおうということに。まずはLPガスの配管を外していきます。
ドレンコックのノブを取り外し、ドレンコック本体を取り外そうとしたところ、プラスチック製のノブが経年劣化により、ポキリと折れてしまいました。
ドレンコックのノブの根元部分に付いている金具をプライヤー等で直接回せばまだまだ使えるため、とりあえずこのままドレンコックを外していきます。
ドレンコックが外れました。ドレンコック自体は鉄製のため、まだ再利用できそう。
ここには最初はプラスチック製の蓋が付いていましたが、どこかへいってしまいました。
LPガスの配管も外れました。
少し見えづらいですが、アトウッドの温水ボイラーの周囲を留めていた木ネジを全て取りました。20本程の木ネジで留められており、さらに隙間をコーキング(シリコン)で埋めてあります。
このコーキング(シリコン)を剥がすのが一苦労。久しぶりにスクレーパーを使い、地道にコツコツと周囲のコーキングをキャンピングカーの車体側面のFRPから剥がしていきます。
とりあえず周囲のコーキングを剥がし終え、アトウッドの温水ボイラー本体を引き出すと少し前に出てきました。
キャンピングカーのFRPボディーとの間に隙間が出来ています。
お次はキャンピングカー内からの作業となります。
合板の蓋を外すと見えてきたのはアトウッドの温水ボイラー本体の裏側。白い発泡スチロールに包まれた貯湯用タンクの姿が見えます。
真ん中付近にあるホースの繋がっていない配管は、ラジエーター液を通し、ラジエーター液の熱でお湯を温めることができる『モーターエイド』の配管。
昔のキャンピングカー仲間の中には、この部分にラジエター液の通っているホースを繋ぎ、現地に着くまでにお湯を作っているキャンパーもいました。
そんなことを思い出させてくれるアトウッドの温水ボイラーの後ろ姿でした。
キャンピングカーの外に出すためには、まずは配線関係を抜いていき、その後ホース関連を抜く(切る?)作業へと続きます。当たり前のようですが、温水ボイラーの撤去などは初めてのため、勝手が全然分かりません。
無理をして壊してしまわないよう、落ち着いて慎重に作業を進めていきます。