キャンピングカーのユーザー車検に行ったら不合格になりました・・・

今回は、キャンピングカージルのユーザー車検の様子をご紹介。ただ、タイトルにある通り見事にライン検査で不合格になってしまいました・・・。

キャンピングカー ユーザー車検

平成26年の自動車税納税通知書には、『※今年度の税額は、約10%加重しています。』というようなお知らせが書いてあり、調べてみると、『新車新規登録から一定年数(ガソリン車・LPG車は13年、ディーゼル車は11年)を経過した自動車は、税率が加重されます。』ということらしいです。

キャンピングカー ユーザー車検

この日本という国は大切に長く物を使っている人が不利益を被るような構造になっているようです。確かに古いディーゼル車などは環境に対する負荷が大きいのかもしれませんが、次々と資源を使い捨てにするような風潮を追認しているようで、どうも納得がいきませんね。

キャンピングカー ユーザー車検

そんなことを思いながら向かったのは千葉県の袖ケ浦自動車登録事務所、いわゆる車検場。キャンピングカージルはいつもユーザー車検で車検を通しているため、今回も自分でキャンピングカーを持ち込んでの検査となります。

キャンピングカー ユーザー車検

ちょっと開始時間より早く到着してしまいましたが、いつ来ても軽い緊張感を覚える施設でもあります。別に悪いことをしている訳でもないのですが、何となく身が引き締まる思いがするのは私だけでしょうか。

キャンピングカー ユーザー車検

とりあえず駐車場はガラガラなので、隅っこの方の空いているスペースの後ろに、キャンピングカー内に入っている不用品を降ろしてしまいます。キャンピングカーの場合、外観検査、車体番号の確認、エンジン形式の確認の他、室内装備品及び定員分の座席が確保されているのかの確認があるため、出来るだけキャンピングカー内をスッキリさせておいた方が得策。

そういう訳で毎回このスタイルで荷物を駐車場の片隅に置いて検査ラインを通すようにしています。もちろん貴重品などは置いておけませんが、盗られてもあまり実害のないクーラーボックスやカセットコンロなどを外に出すだけですが・・・。

キャンピングカー ユーザー車検

せっせと荷物を下ろしたり、テールランプやヘッドライトのレンズをタオルでキレイに拭いたりしているうちに受付業務開始時間となったため、受付を済ませます。

ユーザー車検の予約は、昔は電話で出来ていたのですが、今はインターネットからの予約のみで、ネット環境が無ければユーザー車検の予約すらできません。

予約を済ませれば予約完了メールと予約番号が登録アドレスに配信され、それを受付で告げて検査開始となります。

キャンピングカーに乗り込み、検査ラインのゲートが開くのを待ちます。

まず最初は排気ガスの測定で、ディーゼルスモークの基準値25%以下が合格ですが、なんと32%と大幅に超過。「う~む、コレは対策があるから再検査すればいいや」ということで、次のサイドスリップ検査へ。

キャンピングカー ユーザー車検

サイドスリップ検査は難なく通過したのですが、次のブレーキ検査が厳しい。フロントブレーキは十分な制動力が出ているのですが、リアブレーキの制動力が足りず、フロント『○』サイド『○』なのですが、総合判定で『×』となってしまいました。

キャンピングカー ユーザー車検

「う~む、コレはいかんなぁ~」と思いつつ次のスピードメーター検査へ。

スピードメーター検査は後輪を回転させてスピードメーターが時速40kmを指したら手元に引き寄せてあるスイッチを押すだけ。ここは慌てずにスピードメーターの針が十分に落ち着いたのを見計らってスイッチを押せば一発合格。

今までスピードメーターの検査で不合格になったことはないので、この検査は楽勝です。

キャンピングカー ユーザー車検

さて、お次はヘッドライトの検査に入りますが、コレも過去に何度か引っかかった検査、案の定右のライトが下を向き過ぎているということで、ライトも不合格に・・・。

キャンピングカー ユーザー車検

「今回はボロボロだな・・・」と思いながら、下回りの検査を受けに行きます。ここは特に何も指摘されずに合格。総合判定所へ行き、不具合箇所の説明とこんな書類をプレゼントされました。

『自動車使用者の方へ、保安審査における不適合状況のお知らせ』というもので・・・、

・今回の検査で以下の通り道路運送車両の保安基準に適合していない点がありました。
・自動車のユーザーは自らの責任で適切に自動車を管理しなければなりません。
・自動車の事故や故障を未然に防止するためにも、定期点検整備は必ず実施して下さい。

キャンピングカー ユーザー車検

ということで、一回目のライン検査で不適合の項目は・・・

●排出ガステスタ又は黒煙検査(ディーゼル車)・・・DS(ディーゼルスモーク)濃度超過 32% → 合格値は25%以下・・・。

●ヘッドライトテスタ・・・灯火の向き 右:下方超え

●ブレーキテスタ・・・主ブレーキ制動力不足 主ブレーキ総和率4.1N/Kg

というような感じで、いつもブレーキはギリギリセーフだったのですが、どうやら今回は完全にアウトのようです。

それでもまずは出来ることからということで、ヘッドライトは持参してきている工具を使って壁際で調整をし、合格が出ている左側と同じレベルに。

ディーゼルスモークの原因はいつも同じなので、エアクリーナーの当たり面を調整し、後は車検場を一度出て、住宅や人の居ないところで盛大に空ぶかしをしてマフラーに溜まっている黒煙を吐き出します。

ブレーキだけはドラム式ブレーキのため素人では手が出せないため、とりあえず次のトライで目一杯ブレーキペダルを踏む予定。

キャンピングカー ユーザー車検

さて、やってきました検査ライン2回目。私のキャンピングカージルの前にはトラックが検査待ち。その隣には偶然か、トイファクトリーのピカピカの200系ハイエースのバンコンが検査ライン待ちをしていました。

「いいなぁ~、あれだけ新しければどこも問題なく一発合格なんだろうなぁ~」と思いながら見てしまいます。

キャンピングカー ユーザー車検

いよいよ自分のキャンピングカージルの番がきました。排気ガスの検査は予想通り大幅に数値が下がり、最初32%だった黒煙濃度が12%に激減していて、文句なしの合格。

キャンピングカー ユーザー車検

で、お次は問題のブレーキですが、この写真は前に検査をしていたトラックの合格の様子で、2回目も数値は変わらず不合格に・・・。フットブレーキをシートから体が浮き上がる程強く踏み込んでみましたが、やはり制動力が不足しているようです。

「やはりきちんと整備しなければダメなんだろうな~」と思いながら、最後の不合格項目のヘッドライトの再検査を受けます。

きちんと調整したおかげでヘッドライトの再検査は見事合格で、やはり懸案のブレーキだけが不合格のまま残りました。

まさかリアドラムブレーキを車検場でバラして整備する訳にもいかず、今回は完敗ということでいつものトヨタディーラーにブレーキの整備をしてもらうことにしました。

会社を一日休んで臨んだユーザー車検ですが、その日のうちに合格できなかったのは初めてのこと。「やはり古い車だからそれなりに整備をしなければ厳しいのね」と、日本の車検制度の洗礼を受けた形となりました。

それでもこのような安全基準があるため、日本の車の安全性が保たれていると思えば、車検制度もあながち悪くはないかと思った次第。

アメリカは車検制度が無いと聞き、日本も車検制度なんて廃止してしまえばいいと思っていましたが、やはり私のような古い車に乗っている人や普段十分な整備が出来ない人にとっては車検制度というものは有用なのかもしれないと思ったりして・・・。

いずれにせよ、トヨタで整備をしてもらい、もう一度ユーザー車検を受け直す予定。2日も会社をお休みしなければならないことは痛手で、次の車検は整備を含めてトヨタディーラーに出してもいいかも知れないと思う私でした・・・。

ユーザー車検の続きはまた次回に報告いたします・・・。

キャンピングカーのユーザー車検2回目で分かったこと・・・

ユーザー車検の顛末は上記リンクからどうぞ。

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