キャンピングカーのユーザー車検2回目で分かったこと・・・
先日不合格になったキャンピングカーのユーザー車検のリベンジをすべく、袖ヶ浦自動車検査登録事務所へ再び来ています。
今回も前回同様にいいお天気で、やや暑くなりそうな雰囲気。
早速受付を済ませ、検査ラインに並びます。
ところで今回は、限定自動車検査証というものが発行され、これは前回の検査から15日以内であれば前回合格した部分については、再度検査を受けなくても良い、というもの。
なかなか仕事のお休みが取れなくて、ようやく取れたのがギリギリ15日目の今日。何とか全ての検査をやり直すという事態だけは回避できました。
限定自動車検査証(その2)には、ブレーキの項目のところにしっかりと「×」が入っています。
ブレーキの部品交換も済ませてあるので、今回は余裕で合格すると思いながら検査ラインに入ります。
ブレーキの検査だけなので、手前にある検査項目は飛ばし、ブレーキテスターにキャンピングカーを乗せました。電光掲示板の指示に従ってブレーキを目一杯踏むのですが、合格のサインが出ません。何度か行ったのですが、結局不合格に・・・。
「う、う~む、何が悪いんだ・・・?」と思いながら総合判定のところで聞いてみました。「このブレーキの総和って、現在の車重に対して数値を出しているんですか?」と聞くと「ハイ、そうです、ですから厳密には車内を空にした状態で検査ラインを通さなければなりません」ということ。
「えっ、車検証に記載している数値が元になる訳じゃないのね、それじゃ車が軽ければ軽い程合格が出やすくなるんですね」と聞くと、「ハイ、その通りです」との答えが・・・。
これは大変な間違いをしていたと気付かされた私。
というのも、ブレーキの総和は車検証に記載してある数字を元に測定しているものとばかり思っていたので、車の重量を重くしておけばそれだけ車輪に荷重が掛かってブレーキの制動力テスト時に車輪がブレーキテスターの上で滑らないので有利だと思い、今回はウェイトになるようなものを色々と積んできていました。
全くそれが逆効果だったとは・・・、無知な自分に呆れますが、対策が分かればしめたもの、とりあえずキャンピングカーに乗っている荷物をできる限り降ろします。
トイレの洗浄水も満タンにしてきたので全て排出し、清水タンクにある水も全て排出しました。
それからキャンピングカー内にあるものは全て降ろし、もちろん重量のあるスペアタイヤも降ろします。
最後尾に付いている牽引用のヒッチも取り外し、駐車場の脇に置いていきました。
荷物をできる限り降ろし、2回目の検査ラインに入ります。
今回は大型のトレーラーが目の前で車検を受けていて、車幅が検査ライン一杯で、見ていてこっちがハラハラする位。
私のキャンピングカーの順番が来て、検査ラインに入ります。
今回もブレーキテスターまで車を進め、キャンピングカーをブレーキテスターの上に乗せ、電光掲示板の指示に従いブレーキを思い切り踏みます。
と、ようやくブレーキの項目に「○」が点灯し、ブレーキの検査に合格しました。「よ、良かった~」と思うとともに、どっと疲れが押し寄せました。
今回の検査証書はハンコがベタベタと押され、戦歴を思わせるものとなりました。車検のために会社を2日もお休みし、整備工場へ行ったり来たりした手間を考えると、「素直にトヨタさんに車検に出していた方がよかったかも知れない」と、今回の車検が終わった後に思いました。
このキャンピングカーも購入してから14年。架装部分の傷みもそれなりにありますが、ベース車両の傷みもそれなりにあるため、整備をきちんとするという意味を込めて、次回の車検はトヨタさんに出してもいいかと思った次第。
それでも、今回車検に合格したため、次の車検まで2年は乗れるので、その間にゆっくりと考えたいと思います。