テスターを分解&掃除
先日行った照明機器のメンテナンスに続き、今回は長年電池切れのまま放置していたテスターのメンテナンスを実施。
積年の汚れはなかなか手強いものがあるが、新品同様の完璧さは求めず、80%の出来栄えを目指す。
いきなりの分解後写真だが、ケースの裏表は食器用洗剤で洗浄済み。全ての汚れを取り去ることは出来なかったが、表面に付いていた油分等はきれいに取れた。
これ以上キレイにしようとゴシゴシ擦ると、表面にペイントされているモード表示の記号が消えてしまいそうだったため、やめておいた。
液晶パネルの裏側に貼り付けてあったスポンジが劣化していた。手で触るとポロポロと崩れ落ち、これは再利用できない。
急遽スポンジに代わるものを準備しなければならず、押入れの中を探っていると、ボーズのコンパクトスピーカーの箱に入っていた緩衝剤が丁度良さそうで、これを使うことにする。
角が丸いのはそのままにし、同じ大きさにカット。
ただ、厚みがあり過ぎ、液晶パネルの端子部分が基盤に接触しないため、カッターで2枚におろす。手を切らないよう、慎重に行う。遊びの工作で怪我はしたくない。屋外での遊び(釣り・ジェットスキー・キャンプ等)に影響するため、手の怪我だけは避けたい。
写真では分かりづらいが、無事に手も切らず2枚におろすことができた。
液晶パネルの裏側に貼り付けるとピッタリ。厚みも申し分ない。
基盤を取り付けていく。基盤自体は汚れていなかったため、特に掃除の必要は無し。それより長年作動させていなかったため、コンデンサー等の劣化が心配だ。
楽しくて逸る気持ちを抑えきれず、ダイヤルを入れないまま組んでしまった。
組み忘れたダイヤルはコレ。ダイヤルも分解できたため、食器用洗剤で洗浄済み。
もう一度バラし、ダイヤルをセットする。
向きを間違えないようにしなければおかしなことになるため、確認しながらの作業となった。
電池も買ってきた。電池は汎用性の高いLR44を2個使用。最近は100均でも販売しているため、気軽に買える。2個で100円(税別)とは良い時代になったものだと思う。
電池をセット。ここまで来れば完成はもう少し。電池をうまく収めながら裏蓋を閉めるのに少しコツが必要だが、落ち着いてやるとうまく出来た。
コレはキャンピングカーのサブバッテリーの充電にも使っているスーパー充電器。デンゲン株式会社のAT-1210FXという機種。
しかしこのスーパー充電器。デンゲン株式会社のAT-1210FXをもってしても、6年落ち&2年屋外放置のG&Uのディープサイクルバッテリーは復活しなかった。
1週間位連続で充電してみたが、結局8Vまでしか電圧が上がらず、産業廃棄物となってしまった。適正に処分してもらえる業者に引き取ってもらうしかなさそうだ。
このようなバッテリー関連は廃棄物になった時が困りもの。通販で簡単に購入できる時代だからこそ、廃棄もそれなりに簡素化されなければ不法投棄が増える原因になると思う。
ところで電池を入れたテスターは何事もなかったように作動し、電圧の測定、抵抗、導通についても問題無しだった。キャンピングカーには別のテスターを積んでいるので、コレは自宅で使うようにしよう。
以上で簡単ではあるが、テスターのメンテナンスを完了とする。