新型コロナウイルスの感染拡大による非常事態宣言とテレワーク(在宅勤務)のメリット
新型コロナウイルスの感染拡大により、とうとう緊急事態宣言が発令された。とにかく不要不急の外出は控えるようにということで、『仕事は原則自宅で』という安倍総理大臣のお達しも出ました。
緊急事態宣言が出る少し前から妻の職場はテレワーク(在宅勤務)の動きがあり、実際今はテレワーク(在宅勤務)をしている。
私の仕事は職責上テレワーク(在宅勤務)が出来そうにない仕事のため、自宅で仕事ができるなんて少し羨ましいと思ってしまう次第。それでもこんな状況の中でも毎日会社に出勤し、仕事をしている方が大半だと思う。
そもそもテレワークが出来る職種は限られている訳で、生産現場や介護、スーパーやコンビニ等の接客業などはテレワーク(在宅勤務)とは無縁の職種。
そう考えると、今まで会社に通勤していた方で、現在テレワーク(在宅勤務)が出来る方は新型コロナウイルスの感染拡大が終息してもそのまま在宅勤務でいいのではないかと思うのです。自宅で仕事ができるのにも関わらず通勤していたのだから、様々なメリットが発生するはず。
・在宅勤務の人達が通勤しないとなれば、東京都心へ向かう満員電車の混雑緩和が期待できる
・満員の通勤電車に乗るストレスが無くなる
・会社も通勤手当を支払わなくても済む
・会社内でのセクハラ・パワハラが無くなる
・会社も従業員の業務スペースを確保しなくてよいため、狭いオフィスでも事業継続が可能となり、オフィスの賃料が削減可能
なんだ、メリットだらけじゃないか!
今まで何となくテレワーク(在宅勤務)をした方が良いと思いつつも、面倒だとか不都合があるかもしれないという理由から、テレワーク(在宅勤務)に切り替えることができなかった頭の固いお偉いさんも、この国難を乗り越えるべく協力せざるを得ない状況になり、非常に強力な追い風が吹いていると思う。
後はロボット化を進めれば更にテレワーク(在宅勤務)の範囲が広がると思われる。現在ロボット化されていない産業にもロボットを積極的に採用すれば、自宅に居ながら様々な産業を動かすことができるはず。
荒唐無稽な発想かもしれないが・・・
・スーパー・コンビニや商業施設は無人化(接客が必要な場合は遠隔でモニターでの対応)
・商品の補充は自動運転車が店舗まで運び、補充作業はロボットが行う
・自動車の生産工場は元々ロボット化が進んでいるため、部品の配送から生産まで全てロボットが行う
・漁業は自動運転のロボット漁船が出漁し、自宅で漁の様子をコントロール&監視
・農業も自動運転のロボットが種まきから収穫~運搬までを行う。気候変動を予測したデータを活用し、何もしなくてもロボットが最適な時期を予測し、収穫物の保管まで完了させる
・介護分野にもロボットを積極活用し、重労働と言われる介護現場の人手不足を補う
等々、まだまだロボット化できる分野は無限にあると思われる。ただ、実現するには非常に高度に発達したロボットを開発する必要があり、ロボットをメンテナンスするロボットが必要になる等、フルロボットの時代は私が生きている間には訪れそうにないのは残念。
というようなことを今回のテレワーク(在宅勤務)推奨の動きから考えてしまいました。それでも今は慣れないテレワーク(在宅勤務)をしてでも、東京都の小池百合子都知事が「お家に居てくださいね」と要請している以上、新型コロナウイルスの感染拡大を防止しなければならないと思っています。
新型コロナウイルスの感染拡大で世界は大きく変わりました。今までの生活が一変し、私を含めて多くの方々が戸惑っていると思います。長い人生、良い時も悪い時もあると思いますが、ここは皆でこの大変な時を乗り越えていければと願っています。