『デジタル・ミニマリスト』という生き方
連日の猛暑の中、どこにも出掛けずに家の中で過ごす週末。この猛暑ではどこに出掛けても暑さからは逃れることができない上、車を運転している時はいいとしても、出先で暑い思いをするのは避けられそうにありません。
こんな時は家に籠ってネットや読書が一番。
最近読んだ本に『デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する』という本があった。近年よく言われている、デジタルデドックスを推奨するような本で、感化されやすい私は早速スマホのお気に入りページからYouTubeのリンクを削除。
あとはダラダラと見ていたブログのリンクも削除し、ブックマークの数を8個まで減らすことに成功。ヤフーニュース等のくだらないネット記事を見なくなってから3ヵ月程経過しているけど、何の不都合もない。
ちなみに、今のヤフーニュースはこんな感じでした。
・首相 プーチン氏と電話協議へ
・岸田氏 総裁選への出馬を明言
・石破氏 菅氏出馬で戦略見直し
・川崎の台風浸水 住民ら提訴へ
・TikTokの次は?動画アプリ乱立
・リーガ メッシ退団には解除金
・福田沙紀もオスカー退社へ
・あいのり でっぱりん婚約発表
久しぶりに開いてみたけど、やはり読む価値がありそう記事は無いですね。(もちろん中身は読んでません。読みたいと思うモノもナシ)
『デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する』という本を読めばわかるけど、巨大IT産業はいかに利用者の視線をスマホの画面に長時間釘付けにするかということに日々腐心しているようで、そのような仕掛けに乗せられてはいけないとも書いてあった。
スマホを見ないと落ち着かないという中毒性も、スマホのことをギャンブルに例えて『スロットマシーン』と表現していたのも斬新。
確かに、ゴミのような記事に紛れて時々面白い記事があるのは事実だけど、いつ出るか分からない『アタリ』を求めて延々とスマホを弄り回すのはなんとも無益な時間の使い方ということに気が付かなければならない時期にきていると思う。
かく言う私も偉そうなことはとても言えた柄ではなく、最近まではYouTubeやブログを見ていて気が付くと2~3時間過ぎていたということもあり、少し考えなければなりません。
いろいろと書いてみたけど、何故スマホやパソコン等の暇つぶし用デジタルガジェットが必要なのかと自分なりに考えてみると・・・
・人間は常に何かをしなければならないという強迫観念に囚われている
・暇な時間にボンヤリすることは自分自身と向き合うことになり、その自分自身を内省することに耐えられない
・何か楽しいことやワクワクすることがないかと常に探し回っている自分がいる
等々、ボンヤリと過ごす時間に対する耐性がないのではないかと思う。よく考えてみると、休日の朝目が覚めて何もすることがない場合に『何となく不安』になることはないだろうか?
『何もすることがない』という時間はとかく忙しい現代社会において、とても貴重な時間だと思うのだけど、それでもその贅沢を持て余してしまうあまり、スマホに手が伸びてしまうのかもしれない。
スマホの利便性に慣れるとガラケーには今更戻れはしないと敗北を認めつつも、スマホに魂を奪われないよう、自分の時間を大切にしたいと思う猛暑の夏なのだ。