電動歯ブラシHT-B471の電池交換をしてみました(オムロン製)
購入してから5年以上使用している、オムロンの電動歯ブラシHT-B471の充電池の寿命がきたようです。
満充電しても2~3回使用したところで充電を促す赤いランプが点灯するようになり、そのまま使い続けていると間もなく電池切れにより、作動を停止してしまうようになりました。
オムロンのホームページを見てみると電池交換をすることはできないとのことで、基本的には使い捨て商品のよう。それでも本体の機能に問題は全くないので、なんだかもったいないような気もします。
お得意のネットで調べた結果、非推奨ながら電池を自分で交換されている方がいるようです。電池の品番や入手方法も記載されており、ネット社会のありがたさを感じました。
先の細い精密ドライバーのマイナスを使い、筒状のお尻部分にハマっているキャップを外します。
切り欠き部分にマイナスドライバーの先端を入れ、キャップを起こすようにすれば外れます。
キャップの裏側には両面テープのようなものが付いているので、剥がすような形で少し力を入れなければ取れませんでした。歯ブラシなので防水性を持たせるためだと思います。
続いて真ん中に付いているプラスネジを外します。ネジの根元に小さなオーリングが付いているので、なくさないように注意して下さい。
ネジが外れたら底のキャップ本体を外します。こちらもオーリングが入っているため、やや強めに引っ張って外します。
筒の中の両端に『ツメ』があるので、それを両方内側に倒しながら本体を引き抜きます。
私は精密ドライバーのアタッチメントを使い、プラスネジを仮に本体側に差し込み、プラスネジの頭部分をラジオペンチで引っ張って本体を引き出しました。ピンセットを使ってツメ部分を中に押している人もいるようですから、そちらの方が簡単かもしれません。
引き出した本体部分。かなり精密な回路が組み込まれているようで、単純に電池とモーターとスイッチの組み合わせではないみたい。ICも組み込まれているようで、何か細かく制御をしているのかもしれません。
反対側に充電池がありました。特殊な電池なので、一般には販売されていません。
両面テープで留められており、基盤を壊さないよう慎重に取り出します。
電池の型番は、PB-21AAA250*2(L) 2.4V 250mAh HM46055というものみたい。ネットで調べるとヤフーショッピングで販売しており、『2.4V 1/2AAA 400mAh 電動歯ブラシなど 駆動電池 交換用』ということで、容量が少し大きいものの、HT-B471に付いている電池と電圧やサイズは合っているようなので注文することに。
電池の両端はハンダ付けされているため、一度外して新しい電池にハンダ付けすることにします。
キャップの内側に汚れが付いていたので、外したついでにキレイにしておきます。
本体の電池がダメになっただけであれば、電動歯ブラシも最近は安くなっているので本体ごとの交換も考えましたが、予備の歯ブラシを大量に購入してしまっているため、やむなく電池交換で対応することに。
こういった消耗品をストックするのも考えものだと思いますね。ただ、アマゾンで送料無料ラインを超えるために2,000円以上の買い物をしようとすれば、どうしてもまとめ買いになってしまうんですよね。多くの人が陥っているアマゾンの罠なのですが、私もまんまと引っかかっております。
品切れになっていた充電用電池がようやく到着しました。定形外郵便で送料は掛かりましたが、120円なので許容範囲でしょう。
今回は3個セットを買いました。電動歯ブラシは予備を含めて3本あり、その分の電池も交換します。
1個1個がプチプチで丁寧に巻かれており、梱包状態は良いです。
端子にも絶縁用のチューブが付いており、1個600円程の充電池ですが、丁寧に作ってあります。中国製だと思われますが、品質に関しては問題無さそう。
それでは電動歯ブラシHT-B471の充電池を交換していきたいと思います。久しぶりにハンダごてを出してきました。
最初に古い充電池の端子に付いているリード線を外します。
電池のサイズは同じみたいですね。
片側のリード線が外れました。
両方のリード線を外し、改めて並べてみるとサイズは同じ。
新しい充電池の端子にリード線をハンダづけします。
両方ともハンダづけできました。
充電池を電動歯ブラシのホルダーに入れ、マスキングテープで固定しましたが、端子が上部にある状態では元の筒に収めることができませんでした。
改めて端子を左右に広げるように折り曲げ、出っ張りをなくした上、充電池をマスキングテープで固定。
後は元通りに組み立てるだけです。
ランプもキチンと点きました。
防水のエンドキャップを嵌めたら完了。これでまたしばらく使えそうです。電動歯ブラシHT-B471の電池交換は比較的簡単にできるため、電池さえ入手できれば本体が完全に壊れてしまうまで使い続けることができそうです。