東京駅でホンダの新型NSXを見てきました
先日東京駅に行った時、駅構内に何やら人だかりのできている場所があり、「何だろう?」と思って近付いてみると・・・。
ホンダの新型NSXがさりげなく展示してありました。「うっ、新しいNSXだ、何故こんなところに?」と思いながら、じっくりと見てみることにします。
『NSX ORIGINAL MUST BE DONE』とあり、直訳すると『オリジナルを実行する必要があります』ということに。展示車両の周りにはスマホを持った男性が多数。そしてその様子を見守る彼女らしき姿もチラホラ。
「男子って本当に車が好きね・・・」などと思われているのでしょうか?突然の新型NSXの展示に皆浮き足立っている感じ。
斜め後ろからのデザイン。月並みな表現になってしまいますが、フロント部分からの流れるようなデザインは、やはりスポーツカーを強く意識させるもの。日産のフェアレディZもこんな感じのデザインを採用しています。
斜め前方からの見た目も超未来的な佇まい。モーターショーに出品しているコンセプトモデルのような感じすらします。
展示車両の価格は驚きの2,700万円(税込)!標準仕様でも2,300万円ということで、日本車としては一番高額な車ということになるみたい。
この展示車両に施されているカスタムオーダーのひとつに、『カーボンセラミックブレーキローター&レッドキャリパー』というブレーキのパーツがありますが、そのパーツだけで120万円(税込)という価格。
やはり最高級スポーツカーだけあり、オプションパーツのひとつひとつがそれなりに高額。キャンピングカーのFFヒーターが20万円で「高いなぁ~」とか言っている場合ではありません。
ヘッドライトを含めたフロント周りのデザインは超攻撃的。戦闘機のような雰囲気さえ醸し出しています。
車両サイズは全長4,490mm×全幅1,940mm×全高1,215mmという大きさ。
細かいスペックは・・・
タイプ・・・・・・・・NSX
駆動方式・・・・・・・4WD(SPORT HYBRID DH-AWD)
乗車定員・・・・・・・2名
ボディーカラー・・・・バレンシアレッド・パール
エンジン型式/電動機型式・・・JNC/H2-H3-H3
トランスミッション・・9速デュアルクラッチトランスミッション
エンジン種類・シリンダー数および配置・・・水冷V型6気筒縦置
エンジン最高出力・・・373kW[507PS]/6,500-7,500rpm
エンジン最大トルク・・550N・m[56.1kgf・m]/2,000-6,000rpm
電動機種類・・・・・・交流同期電動機
電動機(モーター)最高出力・・・前(H3)27kW[37PS]/4,000rpm(1基当り)
電動機(モーター)最高出力・・・後(H2)35kW[48PS]3,000rpm
電動機(モーター)最大トルク・・前(H3)73N・m[7.4kgf・m]/0-2,000rpm(1基当り)
電動機(モーター)最大トルク・・後(H2)148N・m[15.1kgf・m]/500-2,000rpm
燃料供給装置形式・・・電子制御燃料噴射方式(ホンダPGM-FI)
使用燃料種類・・・・・無鉛プレミアムガソリン
走行燃料消費率(国土交通省審査値)・・・12.4km/L
というスペックで、どうやらハイブリッドスポーツカーのよう。そのためスポーツカーにしては燃費が良く、1リッターのハイオクガソリンで12.4kmも走行できるみたい。
ミッションが9速というのも驚きですが、やはり生粋のスポーツカーらしく、エンジンの最大馬力が507馬力というのも驚き。
タイヤはコンチネンタルの245/35 ZR 19という極太タイプを採用。ホイールも19インチとかなりの大口径。奥に見えるのが『カーボンセラミックブレーキローター&レッドキャリパー』で、120万円(税込)のオプションパーツ。
斜め後方からもう少し寄ったショットを一枚。誰もが乗れる車ではありませんが、レンタカーとして貸してもらえるなら一生に一度は乗ってみたいものです。
運転席も当然のように近未来的。スマホのシャッター音が鳴り響く中、そっと東京駅のNSX展示スペースを後にする私でした。
こんな超高額の車でも買える人がいて、そのうち街中で見掛けるようになるのでしょうね。乗れる人が本当に羨ましい限りです。