モノを大量に消費する生活との決別
大量消費の生活に疑問を感じながら日々生活している私ですが、実際モノを消費しない生活から完全には脱却できないことも、十二分に分かってはいるつもりです。
昔からみんな気が付いていた大量消費生活の疑問
かなり昔から皆さん気が付いていたと思うのですが、大量消費生活が必ずしも豊かな人生を送れるものではないといういうことを。それでもマスコミやネットが煽る世間のブームと呼ばれる情報に踊らされてしまい、気が付けばモノを大量消費する生活にどっぷりと浸かっていることに。
大量消費生活をするのはよくないと分かっていながらも、それでも次から次へと大量のモノや情報を欲してしまう現代人。そんな現代人の大量消費生活をやめるための、根本的な対策はあるのでしょうか。
大量消費生活がやめられないのは何故か?
大量消費生活をやめられない理由をまずは考える必要があると思います。大量消費生活をやめられない理由として、
・マスコミやネットの消費に対する煽動
・個人の欲望のアンコントロール(制御不能)
・欲望を刺激する商品やサービスの氾濫
・とにかく豊かになろうという脅迫にも似た概念
・誰よりも幸せになりたいという飽くなき欲望
等々があると思いますが、絶え間なく入ってくる欲望を刺激するような情報を、『自分から』仕入れないことは重要に思えます。それには、テレビを見ないであるとか、ネット通販のサイトを意味なく開かないといった防御策が必要。
毎年のように新しいiPhoneが発売されていますが、果たして毎年のように買い替える必要があるのでしょうか。大多数の人は毎年のように買い替えはしませんが、たまたま数年使っていて買い替えのタイミングにある人が買い替えているのが大半だと思います。
しかし企業はそれでは成り立たないため、あらゆる手を使って購入意欲を駆り立てていきます。マスコミやネットの情報を使い、知らない間に私達の脳内にその商品を使わせる(欲しくなる)ような感情の動きを擦り込んでいきます。
マスコミやネットの情報が悪いのか
それではそのような洗脳するようなマスコミやネットの情報が悪いということになってしまいますが、それは少し違うような気がします。そもそもマスコミやネットの情報を取捨選択するのは私達消費者側であり、マスコミやネットが消費者の主導権を握っている訳ではありません。
そう考えれば欲望を抑える方法は簡単で、マスコミやネットの情報を遮断すればいいだけです。ただ、日常的にそのような情報に触れている場合、全てを即日遮断するのは難しいのが現状です。
ネット依存を緩和する方法
そこで私がおススメしたい方法は、パソコンやスマホのブックマークを少しずつ削除していくという方法。見たいサイトがあってもブックマークをしていなければひと手間かかるため、抑止力にもなります。ブックマークを削除したけれど、どうしてもそのサイトを頻繁に見たくなれば、簡単に復活させることも可能なため、『とりあえず削除』してみるという方法が有効です。
削除した状態で何ともなければ、本来はそのサイトを見て過ごしていた時間は必要なかったということになり、無駄な消費行動(欲望の発生)を抑えることができる代わりに、自分の時間という貴重な資源を手に入れたことになります。
大量消費生活は経済を回すためには必要なことかもしれませんが、そのようなことはお金がたっぷりあり、一生働くことが好きな人に任せておきましょう。そう言っている私も、数年前までは大量消費生活にどっぷりと浸かっており、それが今やミニマリスト崇拝者になっているのですから、人生とは分かりませんね。
ただ、そうは言いつつもなかなか物欲等を完全に無くすことができず、やはり大量消費生活を完全に止めることはできないと思いつつも、徐々に消費行動を変革していかなければならないと思っている私でした。