2020年の今年の漢字一字は『疫』で決まり!?
年末近くになると発表される今年の『漢字一字』が何気なく気になる私ですが、今年はどんな漢字が選ばれるのでしょうか?
今年の漢字一字とは?
今年の漢字一字とは、公益財団法人・日本漢字能力検定協会が、『今年一年の世相を漢字一字で表現する2020年「今年の漢字」を11月1日(日)より全国から広く募集します。』という告知の下、国民から今年を象徴する漢字を考えてほしいというイベントのようなもの。
毎年その年にちなんだ漢字一字が選ばれ、2020年12月14日(月)に京都・清水寺にて発表があります。日本ならではのイベントで、海外でも今年の1ワードみたいな感じで行われているところもあるのでしょうか。
ちなみに過去10年で選ばれた漢字は以下の通り。
2019年 令(レイ・リョウ/いいつけ・おさ・よい)
新元号「令」和に新たな時代の希望を感じた一年。「令」和が日本最古の歌集・万葉集からの出典で、海外にBeautiful Harmony=美しい調和と説明されたことや、「令」の字が持つ意味・書き方にも注目が集まった。また、法「令」改正、法「令」順守、警報発「令」、避難命「令」としても使われた年。
2018年 災(サイ/わざわい)
北海道・大阪・島根での地震、西日本豪雨、大型台風到来、記録的猛暑など、日本各地で起きた大規模な自然「災」害により、多くの人が被「災」。自助共助による防「災」・減「災」意識も高まった。
2017年 北(ホク/きた・にげる・そむく)
「北」朝鮮ミサイルの「北」海道沖落下や九州「北」部豪雨などの災害から、平和と安全の尊さを実感した年。
2016年 金(キン・コン/かね・かな・こがね)
リオ五輪に沸き、東京五輪に希望を託した「金」(キン)と、政治と「金」(カネ)問題に揺れた年。スポーツ界に新たな金字塔、マイナス金利初導入、シンガーソングライターの金色衣装などにも注目が集まった。
2015年 安(アン/やすい・やすんじる・いずくんぞ)
「安」全保障関連法案の審議で、与野党が対立。採決に国民の関心が高まった年。世界で頻発するテロ事件や異常気象など、人々を不「安」にさせた年。建築偽装問題やメーカーの不正が発覚し、暮らしの「安」全が揺らいだ。
2014年 税(ゼイ・セイ/みつぎ)
消費「税」率が17年ぶりに引き上げられ「税」について考えさせられた年。「税」に関わる話題が政財界で多く取り沙汰された1年。
2013年 輪(リン/わ)
日本中が「輪」になって歓喜にわいた年。人とのつながりの「輪」を感じた1年。未来に向けた更なる「輪」を実感、注目。
2012年 金(キン・コン/かね・かな)
「金」に関する天文現象の当たり年。数多くの「金」字塔が打ち立てられた1年。「金(かね)」をめぐる問題が表面化。
2011年 絆(ハン・バン/きずな・ほだす)
東日本大震災をはじめとした大規模災害により身近でかけがえのない人との絆をあらためて知る。なでしこジャパンのチームの絆にも感動。
2010年 暑(ショ/あつい)
夏の全国の平均気温が観測史上最高を記録して、熱中症にかかる人が続出。また、チリ鉱山事故で暑い地中から作業員全員が無事に生還。
それなりに世相を表した漢字が選ばれているようです。
2020年の今年の漢字一字は『疫』で決まり!?
何と言っても今年のトレンドワードでもある、新型コロナウイルスの感染拡大関連の漢字が入ってくると私は考えています。新型コロナウイルスの感染拡大が『疫病』ということなので、その一文字を取った『疫』が2020年の一文字になるのではないかと予想しています。
暗いイメージの言葉になってしまいますが、過去には『災(わざわい)』という漢字も選ばれているため、前向きな言葉以外でも選ばれる可能性はあります。後は自粛生活の『粛』もありそうですが、やはり『疫』の方がインパクトがあり、選ばれそうな気がします。
2021年の漢字一字は明るいものになってほしい
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大に始まり、新型コロナウイルスの感染拡大に終わるといった感じでしたから、『災い転じて福となす』ではないですが、2020年より良い年になってもらいたいものです。
具体的には新型コロナウイルスの感染拡大が収束し、経済が徐々に元通りになり、新型コロナウイルスの感染拡大前の生活がすぐにではなくとも、ゆっくりでもいいから戻ってきてほしいもの。
なので2021年の漢字一字は復興の『興』という文字はいかがでしょうか。興という漢字には『おこる。はじまる。さかんになる。たち上がる。』という意味があるため、新型コロナウイルスの感染拡大によってボロボロになった日本や世界の経済が復活し、本音を言えばオリンピックも開催され、日本経済が底堅く推移してほしいとおもっています。
まぁ、まずは明日発表される『今年の漢字一字』が『疫』になるのかを気にしながら待ちたいと思います。それと来年は明るい漢字一字であることも願っていますよ・・・。