キャンピングカーの販売台数が伸びているらしい
キャンピングカーの販売台数が伸びているというニュースを聞いた。ネットで調べてみると、数字からして年々販売台数を増やしている模様。
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日本RV協会は、キャンピングカーユーザーと業界の現状をまとめた「キャンピングカー白書2020」を発行。同協会員が販売したキャンピングカーの販売総額は、過去最高の526億2577万円となった。
2019年の国内キャンピングカー保有台数(日本RV協会員のキャンピングカー事業者が出荷した台数と輸入した台数の合計から廃棄台数を差し引いた数値)は前年比6.1%増の11万9400台。2005年の調査開始以来、増加が続いている。
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キャンピングカー出荷台数の推移
2015年 4,968台
2016年 4,868台
2017年 5,520台
2018年 5,637台
2019年 6,445台
こうして見ると着実に販売台数を伸ばしており、キャンピングカー業界は好調のように見えます。ただ、街中を走っていてもすれ違うキャンピングカーの数はまだまだ非常に少なく、全体的な車の保有台数から言えば微々たるものだと感じます。
それでも年々キャンピングカーに関する情報量が多くなり、キャンピングカー人口が増えるのは良いこと。本格的なキャンピングカーは手放してしまった私ですが、新たに手に入れたハイエースをキャンピングカーのようにして使っていこうと思っています。
道の駅で車中泊をしている車両の傾向
ハイエースで道の駅で車中泊をしていると、本格的なキャンピングカーはまだまだごく少数。ほとんどがミニバンやハイエースを改造したバンコンとなっています。やはり本格的なキャンピングカーは販売価格も高額なため、まずは今持っているミニバンで車中泊を体験し、そこからステップアップして本格的なキャンピングカーに乗り換えようと思っている人も多いと思われます。
私は家族構成や使い方の変化から本格的なキャンピングカーから、ハイエースの車中泊仕様車にステップダウンした訳ですが、今のところ特にこれといった不便はありません。
20年程キャンピングカーに乗ってみて分かったこと
コレは私の使い方という限定された視点から見た使い方ですが、
・普通に移動できること(車の流れに乗って走れる)
・フラットなベッドで寝ることができる
・簡易トイレを使うことができる
この3点を満たすことができれば長期の車旅でない限り、ある程度快適にキャンピングカーのような使い方ができると考えています。
日本で働く人の休日は短く、定年退職でもしなければ長期に渡る休暇は取得できないため、1泊2日程度の車旅であれば、ミニバンやバンコンでも十分だといえるのではないでしょうか。
会社に勤めている間はバンコンやミニバンでお試し車旅をして、定年退職して自由な時間が増えた時、本格的なキャブコンタイプのキャンピングカーに乗り換え、長期の車旅に出るというのがいいのかもしれません。
ただ、本格的なキャンピングカーでなければ長期の車旅に出られない訳ではなく、『快適な車旅』にするのであれば、キャブコン等の大型キャンピングカーが良いというだけ。バンコンやミニバンで北海道や九州へ長期車中泊の旅に出かけている人も沢山いるので、何が何でも本格的なキャンピングカーでなければいけないということでもありません。
駐車場の問題や普段使いにも使える車で車中泊もしたいという要望もあれば、キャブコンタイプの本格的なキャンピングカーではなく、ハイエース等を改造した小型のキャンピングカーでも十分だと思います。
本格的なキャンピングカーでなければ車旅ができないという固定観念にとらわれず、自分の普段使いに適したキャンピングカーを選ぶことができれば、結構しあわせになれるかもしれませんね。