お台場キャンピングカーフェアの葉書のキャンピングカーが大変なことに・・・
先日片付けをしていたら出てきたお台場キャンピングカーフェアの割引チケットの葉書。
ちょっと片付けの手を止めてそこに描かれているイラストを眺めていると、かなりこのキャンピングカーが大変なことになっていることに気が付きました。
いつもは何気なく見て捨ててしまっているのですが、ちょっとこのイラストの中身を検証してみようかと・・・。
あまりにいろいろとありすぎてどこから表現して行けばいいのか迷ってしまいますが、まずはバンクベッドからいきましょうか。
このキャンピングカーのバンクベッドは牧場になっているようで、この牧場では『牛』を飼っているようです。
牧場で和んでいるのでしょうか。おさげの女性がバンクベッド牧場のフチに腰掛けて何かを飲んでいます。牧場で作られた牛乳なのでしょうか?何を飲んでいるのかはここでは分かりません。
牧場の中には川があり、バンクベッドの端から流れ落ちるようになっていて、その滝の下では修行をしているような子供の姿も。
その修行をしている子供隣では、その子のお姉さんらしき女性がのんきに本を読んでいます。滝の水で本が濡れても構わないのでしょうか?それとも濡れても大丈夫な本なのでしょうか?「街角でもらってきたフリーペーパーなので、濡れても捨てちゃうから平気~」ということかもしれません。
さらにそのお姉さんの前ではフリスビーを投げる少年の姿があり、その投げられたフリスビーはシンク脇の窓から外に飛び出して、それを外にいた犬が見事にキャッチしています。
その少年の脇ではオヤジがギターを奏で、エントランスドアが右側に付いているので輸入キャンピングカーではないかと推測されます。
ただ、運転席は右側のようなので、ベース車両はベンツなのかもしれません。もしかしたら国産トラックがベースになっていて、エントランスドアをオーナーの希望で右側にした特注車なのかもしれません。
本を読んでいるお姉さんの隣からは自転車でキャンピングカーの外に出ようとしている人がいるのですが、出口であるエントランスドアからは水が噴出し、カヌーに乗っている人が出ていくところなので、水が引くまでは出られないでしょう。
その水の湧くエントランスの裏には仕切りのないトイレがあり、トイレかと思っていたらそこは池で、釣りをしている人がブラックバスを釣り上げているところ。
その釣り人が立っているのは車外にあるスペアタイヤの上、今まさにブラックバスが飛び出そうとしている下では普通の布団に入って寝ている人の姿も見え、ブラックバスがこのまま顔の上に落ちてくれば、『寝耳に水』ではなく『寝顔にブラックバス』と、最近流行っている芸能人に対するドッキリよりタチが悪いジョークかも知れません。
フロアには羊とヤギがいて、眠れない時に数えるのでしょうか?しかし2頭しかいないため、数えても3秒で終わってしまいそうですが・・・。
布団で寝る人の足元では家族がべーべキューの下ごしらえ中で、野菜を補充する子供の姿も・・・。
その脇にある車外に張り出した縁側では男性がシャワーを浴び、女性が双眼鏡で何かを観察中。
車外のラダーに上る人の先にはラダーで運動をしている女性の姿も見え、譲り合って使わなければなりません。
シンクの水が出ているので、何かを洗っているのでしょうか?そのシンクからは今話題のフライボードで空中を飛んでいる人がいますが、このフライボード、水を供給するノズルの姿がありません。
もし背中に背負っている小さなタンクが水タンクだとしたら、次の瞬間には水が切れて芝生の生えているキャンピングカーのフロアに叩きつけられる結果になることに・・・。かなりの勇者です。
シンク前のお姉さんが指差す先にはクローゼットの中に住んでいるふくろうが顔を出しています。その脇からパラシュートで車内に降りてこようとする人の姿もあり、このままでは読書中のおねえさんにぶつかってしまいそうです。
車外に目をやると、サイドオーニングの上ではスキーのジャンプとスノボを楽しむ人の姿があり、バンクベッドの天井では天体観測とモトクロスバイクに乗る人の姿も。
芝生の生えたフロアではテントを張ってキャンプを楽しむ人もいて、「キャンピングカーなのだから別にテントはいらないじゃん」と思うのですが、自宅でテントを張ったことのある私もその気持が分からないでもありません。
そしてその様子を暖かく運転席・助手席から見守るパパとママ。ただ、この阿鼻叫喚の修羅場のようなキャンピングカー内では、運転席と助手席が一番安全な場所のような気もしますが・・・。
このキャンピングカーの乗車定員は、何名なのでしょうか?イラストを見る限り・・・
大人・・・17名
子供・・・7名
犬・・・1頭
ふくろう・・・1羽
羊・ヤギ・・・各1頭
牛・・・1頭
と、かなりの大所帯。キャンピングカーの全幅も3mはないと実現不可能そうですから、このキャンピングカーは日本国内では登録できそうにありません。
と、このイラストには不思議な事と夢がいっぱい詰まっているような感じで、見ていて飽きることがありません。
このように何気なく見ていたキャンピングカーショーの葉書も、こうしてじっくり見てみるとなかなかに面白いもの。
今年の秋のお台場キャンピングカーショーの葉書のイラストも今から楽しみです。
それにしても私もつくづく暇なやっちゃなと、自分でも思いますね・・・。