軽自動車キャンピングカーの現状と今後の展開を考えてみました

キャンピングカーの業界団体などで構成されている「日本RV協会」という団体がありますが、ここが毎年国内のキャンピングカーの輸入数・出荷数・保有台数等の統計を取っています。

2005年以降、キャンピングカーの輸入・出荷数は毎年4,000台ぐらい増えていっているそうです。2012年の輸入・出荷数はそこからさらに増えて4,536台で、統計を取り始めてから最高とのこと。2012年の分も加えると、国内には8万500台ほどのキャンピングカーがあることになります。

これが多いのか少ないのかちょっと判断が付きかねますが、日本RV協会によれば普及が進んでいっていることを表す数字のようです。

2012年の傾向としては、高額な輸入キャンピングカーの販売数が増えていることと、軽自動車をベースにした比較的安価な「軽キャンパー」の売り上げが減速したこと。

日本RV協会はこの傾向を、東日本大震災の後にあった買い控えが終わり、高額な商品にも目が行くようになったということ。そして、震災をきっかけに家族の絆が再認識されたことで、小型の「軽キャンパー」よりも、家族で使いやすい大型のキャンピングカーへの需要が伸びたことが原因ではないかと分析しています。

というような記事がネット上に出ていましたが、2012年には東日本大震災の影響で『きちんと生活できるキャンピングカー』にスポットライトが当たったようですね。

絶好調と思われていた軽キャンピングカーも、需要が一旦落ち着いて元来の販売水準に戻りつつあるいったところでしょうか。それでもキャンピングカーショーなどに行って来場者の様子を観察する限りでは、軽キャンピングカーの人気が衰えているとはあまり思えません。

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各キャンピングカービルダーも魅力的な軽キャンピングカーを次々に発売し、最近新しく発売された『ダイハツ ウェイク』なども車内が広いため、軽キャンピングカーのベース車両としてビルダーが採用してくることは間違いありません。

そういう意味では2015年2月に千葉県の幕張メッセで開催される『ジャパンキャンピングカーショー2015』の会場にはこの『ダイハツ ウェイク』を使ったどんな軽キャンピングカーが並ぶのか、今から非常に楽しみではあります。

なかなかカッコイイ軽自動車ですね。ホンダのN-BOXと人気を二分しそうな感じがします。

ちなみに、2014年時点での国内の自動車保有台数は約7,600万台(除く二輪車)。ということで、その中でキャンピングカーの占める割合はわずか0.1%ということになります。一時中車で外を走っていてもキャンピングカーに一台も会わないということもあることから、その少なさが分かるというもの。

その特殊性から注目を浴びることにはなるのですが、まだまだ世間的には認知度が低い車両ということには違いありませんね・・・。

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