キャンピングカーのベース車両であるカムロードに想うところ・・・
キャンピングカーのベース車両として不動の人気を誇るトヨタのカムロード。私の所有するバンテック社のジルもベース車両はカムロード。
2015年11月時点の最新スペックはこんな感じ。
特に私が注目しているのが、ディーゼル車の馬力。私のカムロード(KG-LY162改)の最大出力は91馬力。
排気量は・・・
2001年式カムロード:2,985cc
2015年式カムロード:2,982cc
ということで、私のカムロードの方が3cc排気量が大きいにも関わらず、2015年式のカムロードは144馬力と53馬力も高出力。
コモンレールディーゼルターボエンジンということで、ノンターボとターボ付きのエンジンということもさることながら、14年という歳月がエンジンを進化(深化)させたのでしょう。
新型カムロードのエンジンは非常に魅力的なのですが、一点だけ気になるところが私にはあります。
それは、『フルタイム4WD』というところ。
トヨタはフルタイム4WDが好きらしく、200系ハイエースの4WDも確かフルタイムだったと思います。
これに対して日産の新型キャラバンNV350はディーゼルターボエンジンにパートタイム4WDの組み合わせた車両を準備。
私のKG-LY162改カムロードもパートタイム4WDのため、コレは非常に気になります。
それではフルタイム4WDのメリットはどこにあるのでしょうか?
トヨタのハイエースのWEBカタログでは
・ビスカスカップリングを採用したセンターデフ方式のフルタイム4WDシステム。駆動力を効率良く配分し、滑りやすい路面での走行をサポートします。
ということで、走行安定性に寄与するらしいです。
・パートタイム4WDと違っていちいち切り替える必要がない
・パートタイム4WDと比べると、切り替え用の機構が無い分コストが下がり、重量も軽くなる
逆にデメリットは・・・
・常に4WD状態で走行しているので、燃費に多少なりとも影響がある
・4WD状態でスタックしてしまうと、レスキュー以外に脱出方法が無い
私はこの4WD状態でスタックしてしまうと打つ手ナシという点が非常に気になります。
私の軟質地体験では・・・
・まずは2WD状態でそろりとバックでキャンピングカーを移動
・その際はドアを開け、後輪の様子を目で直接確認しながらバック
・後輪が少しでも空転したら直ちにアクセルオフ&ブレーキ
・前進に切り替えて脱出
・ただし、前進に切り替えた後、アクセルを吹かしてみて後輪が少しでも空転したら直ちにアクセルオフ&ブレーキ
・キャンピングカーから降りてフリーホイールハブを4WDの位置にロック⇒車内の4WD切り替えスイッチをONに
・そのままの状態では4WDにすぐに切り替わらないため、2WDのまま前進・後進を素早く繰り返し、4WDに切り替える
・前輪に駆動力が伝われば、2WDでもスタックしなかった地面に前輪が接地しているので、そのまま何事もなかったように脱出
というような手順になると思うのですが、いかがでしょうか。
私はこの方法で、通常の軟質地ではスタックをしたことは一度もありません。
ただ、昔河口湖へジェットスキーに行った時、2WDにしたまま湖畔でバックをしてジェットスキーを牽引したトレーラーを河口湖に浸けていた時、4輪とも軟質地に足を取られ、スタックした経験があります。
その時の様子はコチラ⇒『河口湖でキャンピングカーが床下浸水!?』で、何とキャンピングカーが床下浸水してしまいました・・・。
やはりパートタイム4WDでも使い方を間違えるとこんな感じになるんですね・・・。
この一件以来あまり危なそうな場所には近付かないようにはしているのですが、やはりこの夏も河口湖でハマりかけたことがあり、あまり学習していない私です・・・。
もし新しいカムロードベースのキャンピングカーを購入するならば、現行型のカムロードにはフルタイム4WDしかありませんから、2WDよりはマシだと思って4WDのベース車両を選ぶしかありませんね。
ただ、エンジン馬力は大幅にアップしているので、走りに関して相当期待できるところがせめてもの救いかもしれません。