冬のキャンピングカー旅に必要なこと

キャンピングカーは車に部屋がついているようなものですから、その気になれば季節を問わず通年使えます。

キャンピングカーオーナーには、真冬にも温泉巡りやスキー・スノーボードなどのためにキャンピングカーでの移動や宿泊をしている人もいますし、そういった冬の定番旅の他に、シーズンオフで人がいない海や夏のリゾート地を狙っていくという選択肢もあります。

キャンピングカーというと「アウトドア」というイメージがありますが、かならずしもそうではなく、旅に出た先で静かな場所を探し、読書や映画鑑賞といった「インドア」生活を楽しむ人もいるとのこと。

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ただ、そのような冬のキャンピングカーライフを楽しむためには、いくつか準備したり、気をつけなければならないこともあります。

車種選び

もうキャンピングカーを所有している場合は仕方ないとして、これから冬も含めて使うことを前提にキャンピングカーを購入するというのであれば、車種選びも大切。

キャンピングカーにはいろいろな種類があります。日本で販売されているほとんどのキャンピングカーは、最初からキャンピングカーとして作られたものではなく、既存の自動車を改造したものです。

大雑把に分けると、車体外面はほぼいじらずに、車内をキャンピングカー仕様に改装するというものと、運転席部分にあとから居住スペースを取り付けるというものがあります。

前者は軽自動車ベースの「軽キャンパー」や、ワンボックスカーベースの「バンコン」と呼ばれるもの。後者は、1トン~2トントラックの荷台部分に部屋を取り付けた「キャブコン」と呼ばれるものです。他に、車体と別の居住コンテナを牽引する「キャンピングトレーラー」もありますが、ここでは除外します。

冬に使うということで圧倒的にお勧めなのがキャブコンです。なぜならば、キャブコンは断熱処理をした外壁の居住スペースを後から搭載できるからです。

一方、軽キャンパーはバンコンの場合、車体外面自体はそのままですから、外気温の影響を受けやすくなります。断熱シートなどを窓に貼り付けることである程度補強はできるとはいえ、その効果は限定的です。

ヒーター

とはいえ軽キャンパーもバンコンも既存の自動車がベースですから、走行中は車載ヒーターを使えば寒い思いをすることはありません。しかし、停車状態でずっとエンジンを回しておくというわけにはいきません。

そこでキャンピングカーの冬使用の場合には、車載ヒーターとは別にヒーターを用意する必要があります。

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ただ、市販の電気ヒーターなどを使うためには発電機もなければならないし、石油ストーブだと火事が心配だし、狭い密閉空間で使えば一酸化炭素中毒の可能性もあります。

車内が広いキャブコンの場合、キャンピングカー用のエアコンを搭載することもできます。これは走行時にはエンジンが作った電気を直接利用し、エンジン停止時にはサブバッテリーを使うという切り替えを自動的にやってくれるというものです。

そのような専用エアコンが搭載されていないキャンピングカー用として主流なのはFFヒーターです。これはガソリンか軽油、つまり使う車の燃料をそのまま使えるヒーターであり、暖房効率がよく、消費電力も少なく、またもちろん停車中にも使えて一酸化炭素中毒の心配もないということで、キャンピングカーのみならず車中泊をする人には広く普及しています。

睡眠

冬のキャンピングカーでの旅では、暖かく寝られるようにするというのも大切なこと。

まず、キャンプ用の断熱アルミシートなどを布団の下に敷くのは必須。これで底冷えがしにくくなります。湯たんぽなどを用意しておくのもいいでしょう。

多少かさばりますが、羽毛布団もほしいところ。ただし、軽い羽毛布団はけっとばしてずれてしまうことがあるので、固定フックなどでずれないような対処をしたほうがいいです。

車泊する場所の外気温によっては、それらに加え綿入れ半纏を着たり、毛糸の帽子や靴下を着用することも考えたほうがいいと思います。

タイヤ

最後に。冬に使う場合は室内をいかに暖かくするかも大切ですが、同時にタイヤ選びも大切です。

といっても、温かいほうに向かうというのであればノーマルタイヤのままでもかまいません。問題は雪が降るような場所に行く場合。やはりスタッドレスタイヤは必須でしょう。

北陸や東北地方以北に行くとか、スキー場に行くというなら、タイヤチェーンも必ず準備しておくべきです。

その他細かいこと

積雪が予想される場合は、雪かき用スコップも用意しておいたほうが安心。そして、特に足元は濡れてもいいように替えの靴下や靴、あるいは長靴なども持って行きます。ヒートテックのような肌着もあったほうがいいですね。

冬のキャンピングカー旅は、これまで述べてきたような様々なことに気をつける必要があるので面倒です。しかし、その半面キャンピングカーの楽しさの幅を広げるチャンスでもあります。

というような記事がネット上にありましたが、やはり冬のキャンピングカー生活は事前の準備が大切。準備を十分にしていれば、それこそ吹雪のスキー場の駐車場でも快適に過ごすことができ、外の状況を考えれば至福の時を過ごすことも可能。

これがキャンピングカーの醍醐味ということで、敢えて真冬の雪の中へ出掛ける猛者もいると聞きます。

装備が十分であれば私も是非挑戦してみたい分野でもあります。

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